6. たき火 Outside wood fire(86)


20241126(火)

十勝ヒュッテの煙突掃除


十勝ヒュッテの煙突掃除

 10月に北大の山小屋が煙突のトラブルで全焼したことに危機感をもっていた。原因は公表されてはいないようだが「薪ストーブでは煙突のメンテがとても重要」と友人からも言われていた。
 この日の朝は零下5度まで下がったが 天気もいいので懸案の煙突掃除をした。

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 まずは脱着式の梯子を取り付けて固定した。
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 ブラシを持ち上げた。屋根に登ると最近の体重増加を感じてしまった。
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 トップのH管を外して ブラシを差し込み ゴシゴシと往復させた。煙突を意識して直管にしたのは大正解だった。
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 煙突の下に括り付けた袋にはやや茶色の黒いススが取れた。2リットルぐらいで意外に少なかった。冬期はあまり来ないので ストーブ使用は年間で20~30日なので「0.1リットル/日ぐらいで 一つの目安」になった。少ないのは曲がりのない直管のためかもしれない。
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 久々の屋根の上は多少緊張した。地面に自分の影が映っていた。
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 煙突の横にセミの死骸があった。あまりにも季節外れだが 理由は不明だ。
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 逆方向を見ると地面は冷えて白くなっていた。落ちたら痛いだろう。
 無事に作業を終えたが これで煙突については心配しなくてよいだろう。やはり煙突掃除は最低でも年一回は必須だ。



20241110(日)

晩秋の焚火 冬を待つ風物詩


晩秋の焚火 冬を待つ風物詩

 いよいよ初雪になったが 忘れていた焚火の報告を追加しておきたい。
 10月の最後の日は風もなく天気も良かった。こういう時は昼間から焚火がしたくなる。しかし 最近は直火の焚火が出来る所がなかなかない。十勝ヒュッテを作った目的の一つは焚火だった。
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 すこしもったいなかったが ストーブ薪を放出して井桁に組んだ。真ん中に針葉樹の木片を入れると簡単に火が起せる。少し白煙が出たが これはたまたま乾燥が不十分なためだろう。
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 こんな具合に順調に燃え上がる。
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 その後に落ち葉などを足したら直後は白煙が多かったが 最後にはすべて燃えてしまった。
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「晩秋の焚火は冬を待つ風物詩」でもある。ポカポカと暖かくて幸せ感がある。
 十勝清水では畑などでの焚火は禁止されているので 十分な準備と防火対策が必要なのは言うまでもない。もちろん冬でも焚火は出来るので 次回は雪上の焚火を紹介したい。



20241028(月)

薪ストーブの蓄熱煉瓦壁 追加工事


薪ストーブの蓄熱煉瓦壁 追加工事

 薪ストーブの回りによくレンガ積みを見るが あれは耐熱の他に蓄熱の役目もある。十勝ヒュッテの薪ストーブは2x4の屋根構造のため 壁に近くに設置せざるを得なかったので とりあえずは耐熱塗料仕上げの鉄板を壁に貼り付けた。これは耐火性の問題はないが 如何せん蓄熱性がない。このための追加工事を予定して資材を集めてはあったが 面倒なので延び延びになっていた。しかし冬を前に重たい腰を上げざるを得なくなった。
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 用意した資材は まず外壁用の煉瓦タイルが約70枚だ。厚さは3センチほど。裏側に溝があり 耐熱セメントで固定する。
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 煉瓦タイルの固定にスチールグリッドを使うのは大切だ。サイズは108 x 108センチ。軒下で長期保管していたので錆びていたが 返ってセメントの着きは良いだろうとそのまま使用。
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 まずは一番下に普通煉瓦を5個並べた。厚さは6センチ。
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 スチールグリッドを壁にビス止めした。セメントがからむのでこの程度で大丈夫と判断。
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 耐熱セメントで煉瓦タイルを積んでいった。
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 高さ約1メートルまで積み上げた。プロだと奇麗に目地を付けるのだが 素人工事では仕方がない。
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 最後に端面をL型鉄板で仕上げた。これなら簡単に崩れることはないだろう。
 今回の煉瓦タイル壁の追加で蓄熱性は向上したはずだ。これで懸案が解決したと思うが もちろん後で何が起きるかわからないが。。



20241027(日)

秋は薪割りのシーズン


秋は薪割りのシーズン

 十勝ヒュッテには薪サイトが2つある。ヒュッテの敷地と江別の友人宅の空き地だ。江別では6月に井桁組を4ユニット作り シートを掛けておいた(上の写真)。今回は残っていた玉切りを十勝に運んで割ることにした。

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 去年夏に作った薪は表面状態からして十分に乾燥している。この3ユニットは江別で来年まで保管することにした。
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 ヒュッテに運んだ玉切りを薪割りした。いつもながら薪割り機のパワーには感心する。エンジン式を選択して大正解だった。
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 薪小屋は満杯になったので 余分の薪を日陰で井桁に積んだ。
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 上半分をシートで覆った。これで冬でも乾燥は継続する。
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 一部の玉切はスエーデントーチ用として そのまま保管することにした。
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 ヒュッテもいよいよ晩秋。薪の量は十分なので これで安心して冬を迎えられる。



20241023(水)

ピザオーブンの試験 結果は上々


ピザオーブンの試験 結果は上々

 「十勝ヒュッテでもピザ焼きをやりたい」との声があり ピザ窯用の耐火煉瓦などの資材は準備済だ。しかし先行の露天風呂プロジェクトは労力不足で中断し 大幅遅れ。もう待ちくたびれたので簡易オーブンを試すことにした。この日は焚火をしたので そのオキを活用した。

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 尾上(おのえ)製作所の簡易オーブンをセカンドストリートで購入(4千円)。これは炭火の上から被せるタイプだ。ピザはセラミックス板に載せて 遠赤外線で焼き上げるらしい。BBQコンロに載せると書いてあるが 手持ちの焚火台でも出来ると判断した。ちなみに尾上製作所は姫路にあるバケツ製造の会社のようだ。
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 まず 焚火台の上に焚火のオキを移して 火が上がらなくなってからオキを両側に寄せた。
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 食材は 冷凍ピザ(KALDIのマルゲリータ 600円)・オイルサーディン(イワシ)・チーズ少々・ピクルス少々・ピザソースを用意した。
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 焼く前のトッピング済ピザ。今回はピザソースを使わなかった。
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 焚火台に被せたオーブンの温度は5分もすると250℃付近で落ち着いた。これで余熱OKで その後にピザを挿入。
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 前面の窓から焼け具合を見ながら 6分で取り出した。やや右側に焦げが多いが 上々の出来だ。
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 久々にパリパリのピザを食べた。一部をお土産に持ち帰ったら「薪の匂いもするね」と好評だった。たまたまだが この時の薪はサクラとイチイだった。
 このピザオーブンは焚火に合わせて手軽に使えるので大いに気に入った。セラミックス板の効果は絶大と思う。これからもこのオーブンは活躍しそうだ。なおスーパーで冷凍ピザを見たら300~500円で各種あった。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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