6. たき火 Outside wood fire(83)


2024226(月)

薪ストーブ用の焚付の作り方


薪ストーブ用の焚付の作り方

 薪ストーブの焚き付け作りは細かくて注意が必要なので 実は結構面倒な作業だ。
 ご近所のYさん宅を訪問した時に「溝と添え木を付けた丸太」を見かけた。用途を聞いたら「これは焚き付けを作る道具だよ」とのこと。実演してもらったら 手斧をひっくり返して溝に固定して 着火し易い木を置いて上から叩く。この方法だと焚き付けの厚さを確実にコントロールできるので簡単・安全だ。Yさんは「キャンプ用の薪づくり器具を参考にした」と言っていた。
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 自分は手斧ではなく鉈を使って焚き付けを作っていたが 安全性に心配があった。Yさんの方法だと高い安全性で焚き付けを作ることができる。以上 許可を得たので紹介します。



20231027(金)

ストーブの初焚き 今年は9/21だった


ストーブの初焚き 今年は9/21だった

 忘れブログで恐縮だが 今年のストーブ初焚きは9/21だった。私の場合 室温が15℃を下回るとストーブが恋しくなるが 昨年の初焚きは9月第一週だったので やはり『今年は暖かかった』といえるだろう。燃え上がる炎を見ると救われる感じがする。
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 この時期は道端のイタドリが枯れ始める頃になる。
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 今年は札幌で薪を売るほど作ったので 後は運ぶだけでいい。薪の心配をしないで好きなだけ焚ける。
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 このヨツールの縦型ストーブは耐熱ガラスの窓がないので 炎が見えないのが難点だ。それでも遠赤外線が出ているのを感じる。やはり『薪ストーブはヒュッテの主人公』だ。



2023714(金)

スエーデントーチの値段 材質・仕上げ・用途で変わる


スエーデントーチの値段 材質・仕上げ・用途で変わる

 最近のキャンプではスエーデントーチが大流行だ。元々はキャンパーが自作して楽しんでいたようだが 最近はどこのアウトドアショップでも売っている。今回の薪作りで自作を試みたが 値段がわからないので調査してみた。
 これは十勝清水の遊び小屋コニファーの針葉樹ウッドキャンドル。シンプルで標準的な形で値段は1200円。(右の陰にはすごく短いのがあった)

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 日高町の道の駅では道産カラマツで やや短くて800-900円。(点火用の割りばしが突っ込んであった)

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 今回自作したスエーデントーチ。右はヤチダモ(広葉樹) 中央はニレ(広葉樹)で 左は新規伐採の名称不明の広葉樹(キハダ?)だ。サイズは径が約20で長さ35~45センチ。

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 ヤチダモについては十分に乾燥しているようだ。

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 水分計では10%程度だった。

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 販売状況を調べてみた。広く楽天やアマゾンでも販売されていて一本当たり800~3000円のようだ。材質・仕上げ・用途で変るのだろう。針葉樹・広葉樹・照明・炊事・暖房といろいろだ。
 今回 自家製の余分なものをオークションに出してみようと思う。「薪類は基本的に地産地消」なので 帯広・札幌の近隣で配達付きでないと売れないだろう。最適はキャンプ場だが。
 先日「苫小牧の薪作りプロジェクト」を訪問した時にスエーデントーチの話を出したら 「みんなチェーンソーを持ってるから 自分で作るよ」と言われた。全くその通りだ。しかし 必要なキャンパーがいることも確かだ。



2023713(木)

自作スエーデントーチの燃焼試験


自作スエーデントーチの燃焼試験

 2年前に若者達が白樺を倒した時に作ったスエーデントーチが出て来た。未完成の感はあるが 乾燥は十分なので燃焼テストをしてみた。テストは焚火スペースで。切り込みの深さが気になる。

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 一般にトーチの点火は簡単で 火をつけた割りばしなどを差し込めばOKだ。今回は白樺の樹皮(カンビ)を割れ目に入れた。これは点火2分後。

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 5分後。着火は十分で燃え上がる。

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 13分後。燃焼は順調なので ポットをのせる。

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 26分後。ダッチオーブンをのせる。

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 32分後 順調に沸きあがる。

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 66分後。オキは十分にある。夜なら明りとしても使える。

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 88分後。まだ火は残っていて寿命も十分あるようだ。

 普通は柱が4本できれいに燃え尽きるのだが このトーチは柱が不揃いで切り込みも浅すぎたようだ。下から10センチぐらいまで切れ目を入れると最良になるだろう。



202379(日)

苫小牧の薪作りプロジェクトを見学


苫小牧の薪作りプロジェクトを見学

 森林の専門家の友人K氏が 苫小牧で森林関係のNPOをやっている。彼のプロジェクトではナラノキの間伐材を利用して本格的な薪作りをしているので 見学させてもらった。場所は室蘭本線遠浅駅の近くだった。
 広大な敷地にブルーシートで上部を覆ったユニットが30位並んでいる。

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 冬の間にスノーモービルで伐採地から玉切りを運搬して その後はメンバーが時間に応じて薪にしているらしい。

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 ユニットは70巾 x 150高さ x 300長さで 木製のバレットの上に並べられている。上部は厚手のブルーシートで覆っているが ほとんどが吹き曝しだ。「これで大丈夫なの?」と聞いたら「問題なく乾燥する」とのこと。

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 一部は薪棚の中で保管・乾燥をしている。この1スパンは屋外保管の2ユニットに相当するそうだ。

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 裏側も解放なので 風通しは抜群だろう。

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 玉切りのままでの購入希望もたまにはあるそうだ。これで0.7立方米らしい。

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 このブルーシートのビニルハウスは冬の作業場だそうだ。手前に不思議な台があったが「チェーンソーの目立て台」だそうだ。確かにこれは便利だろう。

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 ビニルハウスの内部には おなじみの時計型薪ストーブがあった。作業程度ならこれで十分とのこと。確かに冬の苫小牧は寒いが 雪は少ないはずだ。

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 ここの薪は私の自家製薪よりも太い薪ストーブ用だ。長さは35センチにしているそうだ。2年物は十分に乾燥しているが キノコが生えたところもある。

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 「手割りと機械割りでどう違うと思う?」と質問された。考えたこともなかった。結果はこの写真のようで 左が手割りで 右が機械割りだそうだ。明らかに差があり 左はそろっていて右はばらついている。K氏曰く「手割りでは 木材の弱いところを通って自然に割れるが 機械割りは強制的になる」らしい。
 「百聞は一見にしかず」で たくさん勉強をさせていただいた。感謝。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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