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2021年1月28日(木)
十勝ヒュッテのツララ どうして出来る?
十勝ヒュッテのツララ どうして出来る? 1/25/2021
私にとって初めての十勝の冬なので いくつか不思議なことに遭遇している。最近 ヒュッテの屋根からツララがニョキニョキと生えて1メートルに達するのもあった。ツララをしげしげと見たことなど30年はなかったと思う。そこで ツララの出来方を考えてみた。
ツララが出来るのは 屋根面が温まって雪が融け 水が屋根から落ちる途中に外気で冷却・凍結するためだろう。しかしどこでも出来るわけではなく 屋根の構造にも関係しているようだ。
いつもの場所(写真上)から屋根の積雪を見るとヒュッテ(15センチ)と物置(30センチ)で差がある。これはヒュッテの屋根で約15センチが融けたことになる。またツララはヒュッテだけに出来て(写真下) 北側では少ないのに南側では多くて南東側では1メートル超まで成長した。
ヒュッテと物置の屋根で勾配は多少違うが 仕上げは全く同じで防水シートの上にアスファルトシングルを張ってある。ただし ヒュッテではその下に30mmのスタイロ断熱材があるので この断熱材の有無が積雪やツララの差の原因になっているようだ。
屋根面で雪が融ける理由は二つありそうで 昼間の日光と室内からの熱だろう。十勝地方の冬は晴れの日が多いので 外気温がマイナスでも屋根面の温度がプラスになることはある。断熱材が下にあれば屋根面の温度はより上がるので これがヒュッテで融雪が多い理由だろう。
もう一つの可能性はストーブによる室温の上昇だが ツララはストーブの反対側(南側)で多いので さほどの影響はないのかも知れない。また 日光が室内に差し込むと室温が上がるのは確かだ。
このキャビンでは壁と床が二重断熱なのに 屋根はスタイロのみの一重断熱で気になっていた。夏の具合も見たうえで あらわしトラス(むき出しのトラス構造で天井裏がない)の美観を損なわないように屋根裏断熱を追加することを考えたい。その場合は融雪の量とツララの伸びは今よりも多くなるのかもしれない。また楽しみが一つ増えた。
私にとって初めての十勝の冬なので いくつか不思議なことに遭遇している。最近 ヒュッテの屋根からツララがニョキニョキと生えて1メートルに達するのもあった。ツララをしげしげと見たことなど30年はなかったと思う。そこで ツララの出来方を考えてみた。
ツララが出来るのは 屋根面が温まって雪が融け 水が屋根から落ちる途中に外気で冷却・凍結するためだろう。しかしどこでも出来るわけではなく 屋根の構造にも関係しているようだ。
いつもの場所(写真上)から屋根の積雪を見るとヒュッテ(15センチ)と物置(30センチ)で差がある。これはヒュッテの屋根で約15センチが融けたことになる。またツララはヒュッテだけに出来て(写真下) 北側では少ないのに南側では多くて南東側では1メートル超まで成長した。
ヒュッテと物置の屋根で勾配は多少違うが 仕上げは全く同じで防水シートの上にアスファルトシングルを張ってある。ただし ヒュッテではその下に30mmのスタイロ断熱材があるので この断熱材の有無が積雪やツララの差の原因になっているようだ。
屋根面で雪が融ける理由は二つありそうで 昼間の日光と室内からの熱だろう。十勝地方の冬は晴れの日が多いので 外気温がマイナスでも屋根面の温度がプラスになることはある。断熱材が下にあれば屋根面の温度はより上がるので これがヒュッテで融雪が多い理由だろう。
もう一つの可能性はストーブによる室温の上昇だが ツララはストーブの反対側(南側)で多いので さほどの影響はないのかも知れない。また 日光が室内に差し込むと室温が上がるのは確かだ。
このキャビンでは壁と床が二重断熱なのに 屋根はスタイロのみの一重断熱で気になっていた。夏の具合も見たうえで あらわしトラス(むき出しのトラス構造で天井裏がない)の美観を損なわないように屋根裏断熱を追加することを考えたい。その場合は融雪の量とツララの伸びは今よりも多くなるのかもしれない。また楽しみが一つ増えた。
2021年1月26日(火)
剣山・久山岳・芽室岳の位置関係
剣山・久山岳・芽室岳の位置関係 1/25/2021
日高山脈は襟裳岬から狩勝峠付近まで北北西に100キロ以上伸びており 二千メートル峰は1座のみで 最高峰の幌尻岳(2052m)だ。そのうちエサオマントッタベツ岳より北を北日高と通称しているが 最近は狩勝峠や日勝峠付近を極北日高と言うグループもあるようだ。
十勝ヒュッテの付近には剣山(1205m)・久山岳(1411m)・芽室岳(1754m)がある。十勝清水の高速インターを降りると西側にこの三つの山が見えるので 私は十勝清水三山と勝手に言っているが 芽室町からもきれいに見えるので 芽室三山というのもアリかもしれない(写真上①)。しかし 十勝ヒュッテ付近からだと山に近すぎて久山岳と芽室岳が重なったり出尾根が邪魔したりで判別しづらくなってしまう(写真下②)。やはり地図を見て正確に区別しておく必要があると思っていた。
芽室岳も剣山にも登山道はあるので 夏期に登ったことがあれば 尾根筋も含めて理解できるのだが 現地体験のないのはつらい。国土地理院のGSI Maps では出尾根も見やすいので撮影地点を記入してみた(①~④)。これで各点の写真で各ピーク 特に芽室岳の位置を割り出せそうだ。
道道旭山線からコニファーに行く途中から見たのが③だ。剣山と久山岳は明らかだが 芽室岳がどうもはっきりしない。おそらく一番奥に見えるのが芽室岳と思う(確信はないので後日訂正もあり得る)。朝の散歩で定点撮影している④では 山が近すぎて芽室岳は久山岳に隠れてしまう。このような位置関係から 三山を見たいときは十勝ヒュッテからは車で約1キロは下る必要があるだろう。
日高山脈は襟裳岬から狩勝峠付近まで北北西に100キロ以上伸びており 二千メートル峰は1座のみで 最高峰の幌尻岳(2052m)だ。そのうちエサオマントッタベツ岳より北を北日高と通称しているが 最近は狩勝峠や日勝峠付近を極北日高と言うグループもあるようだ。
十勝ヒュッテの付近には剣山(1205m)・久山岳(1411m)・芽室岳(1754m)がある。十勝清水の高速インターを降りると西側にこの三つの山が見えるので 私は十勝清水三山と勝手に言っているが 芽室町からもきれいに見えるので 芽室三山というのもアリかもしれない(写真上①)。しかし 十勝ヒュッテ付近からだと山に近すぎて久山岳と芽室岳が重なったり出尾根が邪魔したりで判別しづらくなってしまう(写真下②)。やはり地図を見て正確に区別しておく必要があると思っていた。
芽室岳も剣山にも登山道はあるので 夏期に登ったことがあれば 尾根筋も含めて理解できるのだが 現地体験のないのはつらい。国土地理院のGSI Maps では出尾根も見やすいので撮影地点を記入してみた(①~④)。これで各点の写真で各ピーク 特に芽室岳の位置を割り出せそうだ。
道道旭山線からコニファーに行く途中から見たのが③だ。剣山と久山岳は明らかだが 芽室岳がどうもはっきりしない。おそらく一番奥に見えるのが芽室岳と思う(確信はないので後日訂正もあり得る)。朝の散歩で定点撮影している④では 山が近すぎて芽室岳は久山岳に隠れてしまう。このような位置関係から 三山を見たいときは十勝ヒュッテからは車で約1キロは下る必要があるだろう。
2021年1月24日(日)
十勝ヒュッテの除雪(2) 除雪の嫌いな理由
十勝ヒュッテの除雪(2) 除雪が嫌いなわけ 1/24/2021
昨日夕刻 二週間ぶりに十勝ヒュッテに来た。主目的は雪が降ったらしいので 積もっていれば除雪である。
朝見てみると ベンチの積雪は30センチ程度なので 前回までのが10センチに新しく20センチ積もったということだろう。敷地周辺では藪がまだ隠れてはいない。屋根はツララはあるが 積雪はせいぜい20センチ程度なので雪降ろしは必要ないと判断した。
駐車場だが到着時に積雪は気にしないで車を突っ込んだが 20センチ程度の積雪が加わったので 後10センチでおなかがつっかえてしまう。これは除雪をしなければいけない。
スノーダンプを持ち出して始まったが 元来 除雪は苦手だ。除雪の好きな人はまずいないと思う。ワンゲル部員にはラッセルが好きですと言っていつも先頭を切る者もいたが これは全くの例外だ(多分 雪と戯れるのが好きなだけと思う)。
自分が除雪が嫌いな理由を考えながら作業をしていたら 昔のことを思い出した。1990年に郊外に最初の家を建てた。バブルの後期で普通の給料で建てれる家は 仕事先からかなり離れた郊外のそれも雪深いところだった。新興住宅地なのでこれから町内会を作って行く途中だったらしく 町内会からの除雪についてのアンケート調査が回ってきた。家内が手が離せないので私に書けと言われ 何でもいいのか?と聞いたら 何でもいいからと言う。じゃというわけで 「雪はきれいだし 春になると溶けるから わざわざ高額の負担金でやる必要はないだろう」と書いたら 後になって家内に「常識なし!」とこっぴどく叱られた。これがトラウマになり 除雪が嫌いになった。
美としての雪と生活の雪は別というのはわかってはいるつもりだ。確かに変な答えではあるが 妙なことを言いだす人がいてもよいし 新しいことはそんなところから出てくるものだ。やや飛躍はするが 最近の日本社会は必要以上に真面目になり 許容性がなくなっていると思ったりする。大切なことだ。
昨日夕刻 二週間ぶりに十勝ヒュッテに来た。主目的は雪が降ったらしいので 積もっていれば除雪である。
朝見てみると ベンチの積雪は30センチ程度なので 前回までのが10センチに新しく20センチ積もったということだろう。敷地周辺では藪がまだ隠れてはいない。屋根はツララはあるが 積雪はせいぜい20センチ程度なので雪降ろしは必要ないと判断した。
駐車場だが到着時に積雪は気にしないで車を突っ込んだが 20センチ程度の積雪が加わったので 後10センチでおなかがつっかえてしまう。これは除雪をしなければいけない。
スノーダンプを持ち出して始まったが 元来 除雪は苦手だ。除雪の好きな人はまずいないと思う。ワンゲル部員にはラッセルが好きですと言っていつも先頭を切る者もいたが これは全くの例外だ(多分 雪と戯れるのが好きなだけと思う)。
自分が除雪が嫌いな理由を考えながら作業をしていたら 昔のことを思い出した。1990年に郊外に最初の家を建てた。バブルの後期で普通の給料で建てれる家は 仕事先からかなり離れた郊外のそれも雪深いところだった。新興住宅地なのでこれから町内会を作って行く途中だったらしく 町内会からの除雪についてのアンケート調査が回ってきた。家内が手が離せないので私に書けと言われ 何でもいいのか?と聞いたら 何でもいいからと言う。じゃというわけで 「雪はきれいだし 春になると溶けるから わざわざ高額の負担金でやる必要はないだろう」と書いたら 後になって家内に「常識なし!」とこっぴどく叱られた。これがトラウマになり 除雪が嫌いになった。
美としての雪と生活の雪は別というのはわかってはいるつもりだ。確かに変な答えではあるが 妙なことを言いだす人がいてもよいし 新しいことはそんなところから出てくるものだ。やや飛躍はするが 最近の日本社会は必要以上に真面目になり 許容性がなくなっていると思ったりする。大切なことだ。
2021年1月17日(日)
除雪 十勝ヒュッテ 駐車場
十勝ヒュッテの除雪 1/10/2021
(先週の話だが)十勝ヒュッテの積雪は20センチ強。車の乗り入れに支障はないが 今後のために駐車場を除雪した。スノーダンプで軽くひとなでで終わった。なお 手前の道路は奥の二軒のお宅が除雪を農家に委託しているため きれいになっている。
去年も冬期に何回か来たが この道路が雪で通れなかったことは一度もない。これくらい雪が少ないとやはり十勝だなと思う。
この手作り山小屋プロジェクトは 最初はニセコが候補地だったが ニセコなら今頃は積雪が2メートルで私の車は隠れてしまうだろう。これは十勝のメリットだ。
(先週の話だが)十勝ヒュッテの積雪は20センチ強。車の乗り入れに支障はないが 今後のために駐車場を除雪した。スノーダンプで軽くひとなでで終わった。なお 手前の道路は奥の二軒のお宅が除雪を農家に委託しているため きれいになっている。
去年も冬期に何回か来たが この道路が雪で通れなかったことは一度もない。これくらい雪が少ないとやはり十勝だなと思う。
この手作り山小屋プロジェクトは 最初はニセコが候補地だったが ニセコなら今頃は積雪が2メートルで私の車は隠れてしまうだろう。これは十勝のメリットだ。
2021年1月16日(土)
清水旭山 十勝ヒュッテ 雪景色
成人の日の十勝ヒュッテ 1/11/2021
1月11日は成人の日。十勝清水旭山にある十勝ヒュッテの朝は晴れで冷え込み マイナス15℃。帯広はマイナス20℃越えだったそうだ。ここは標高370mなので この逆転現象は不思議だが 無風で晴天の時にはしばしばあるようだ。
朝の犬の散歩の時にはモルゲンロートが見られ 昼には剣山・久山岳・芽室岳をきれいに遠望できた。もちろん気温は終日零下だった。
十勝ヒュッテ周辺では8日前後に低気圧が南を通過したので本格的な雪が初めて降った。積雪は20センチ位で(札幌よりも少ない) 多分30センチ位は積もって その後に多少は締まったのだろう。今回は屋根の雪降ろしを想定して来たのだが その必要はなかった。
屋根にはツララがニョキニョキと出た。前日の朝はほとんどなかったのに 今日は40~50センチぐらいのがたくさんあった。その成長速度は驚くべきだ。昼間はもちろん快晴だが気温はプラスではないので 日当たりや暖房で屋根が温まったのだろう。ツララが内側に曲がって窓ガラスを直撃する気配はない。しかし安全のために窓に保護板を付けたのは正解だった。
1月11日は成人の日。十勝清水旭山にある十勝ヒュッテの朝は晴れで冷え込み マイナス15℃。帯広はマイナス20℃越えだったそうだ。ここは標高370mなので この逆転現象は不思議だが 無風で晴天の時にはしばしばあるようだ。
朝の犬の散歩の時にはモルゲンロートが見られ 昼には剣山・久山岳・芽室岳をきれいに遠望できた。もちろん気温は終日零下だった。
十勝ヒュッテ周辺では8日前後に低気圧が南を通過したので本格的な雪が初めて降った。積雪は20センチ位で(札幌よりも少ない) 多分30センチ位は積もって その後に多少は締まったのだろう。今回は屋根の雪降ろしを想定して来たのだが その必要はなかった。
屋根にはツララがニョキニョキと出た。前日の朝はほとんどなかったのに 今日は40~50センチぐらいのがたくさんあった。その成長速度は驚くべきだ。昼間はもちろん快晴だが気温はプラスではないので 日当たりや暖房で屋根が温まったのだろう。ツララが内側に曲がって窓ガラスを直撃する気配はない。しかし安全のために窓に保護板を付けたのは正解だった。