9. 周辺の見どころ(246)


2023119(木)

日高ウエスタンファームのクマオブジェ


日高ウエスタンファームのクマオブジェ

 国道274号線で日高町から日勝峠に向けて走ると1合目より前の左側(日高町千栄)に立派で大きい建物が見えて来る。これは旧「日高ウエスタンファーム」の建物で 左側に大きなクマのオブジェもある。HPによると「日高純馬油」で有名な会社が作った総合休憩所だったらしい。HPを調べてもいつ閉館したのかは定かではないが 2010が最後の更新だったようだ。休憩所・コンビニエンスコーナー・団体用レストラン・別館バーベキューハウスがあったらしい。駐車場も広大で 往時の賑わいがしのばれる。

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 道路側の巨大な「アテンションベアーズ」は交通安全のたすきをかけて ほほえましい。
 最近はバブル期の大仏など巨大建造物が保安のために撤去され その費用負担などが問題になっているが このクマオブジェは通行オブジェとして残ってもらいたいものだ。
 国道274の衰退は道東道の開通によるのだろうが トンネルばかりの高速に比べて 下道は新緑や紅葉がきれいだ。十勝清水・夕張間に限れば 僅か30分余分にかかるだけなのだが。



20221215(木)

帯広・大正の交通安全地蔵


帯広・大正の交通安全地蔵

 12/10に日高山脈の遠景を見に十勝空港の北側の丘に行く時に 帯広市大正の交差点に観音様があることに気が付いたので 帰りに立ち寄った。
 大きめの観音様が1体 小さいのが33体あり 正式な名称は「交通安全地蔵尊」と「新西国三十三番観世音菩薩」らしい。沿革を見ると創始は昭和四年(1929年)で大正村の時とのこと。

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 その横には幅広い建屋の中に33体の観世音菩薩が並んでいた。一体ずつ形も表情も異なっている。興味深いのは すべて仏像が細工のしやすい軟石(凝灰岩)で作られていること。十勝の軟石の産地はどこなのだろうか。また鉄骨とトタン葺きのお堂は北海道らしいと感心してしまった。

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 場所は道道62号と109号の交差点の横で 帯広から下道で空港に行く時には目にしている方も多いだろう。同じ敷地には公衆トイレもあったので 機会があればワンストップするのも良いでしょう。



20221214(水)

音更・丸美が丘温泉の再訪


音更・丸美が丘温泉の再訪

 帯広から十勝ヒュッテに戻る時に寄り道しで音更(木野)の丸美が丘温泉を再訪した。前回は2年前の3月で雪があったと思う。道道498・73から入ったが 明るい雰囲気で前回とはずいぶん違ったイメージだ。林の中にある建物はやや古風で 奥は宿泊棟の入口だ。

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 入浴棟の内部はややレトロな雰囲気。浴槽は大小の2種 泉源も2種で100%かけ流しだ。
 大浴槽の温泉はPH = 8.65 湧出温度47.9℃のアルカリ性単純温泉で 主成分は炭酸水素・塩化ナトリウム 総量は0.612 g/l。保湿成分のメタケイ酸は0.097 g/l。典型的な茶色のモール泉で 4km東には十勝川温泉があるので 似た泉質と思う。
 小浴槽の温泉はPH = 8.11 湧出温度38℃の弱アルカリ性単純温泉で 主成分は炭酸水素・塩化ナトリウム・カルシウム 総量は0.80 g/l。メタケイ酸は0.099 g/l。無色でやや低温のお湯で 驚くぐらいたくさんのアワが付く。適温なこともありこちらの方がゆったりと入浴できた。

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 ここには露天風呂が無いが 広々とした内湯の窓からは隣の林(多分カシワ)を眺められる。浴室は撮影できないが 隣にあるお休み処からの眺めも同じでなかなかよかった。

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 帰る時に北海道民対象の「おとふけ割り」の看板を見つけた。一人3000円で素泊まりが出来るとのこと。こんなに恵まれた環境で良い温泉のある音更の方々は実にうらやましい。



20221213(火)

十勝エアポートスパ「そら」の回数券


十勝エアポートスパ「そら」の回数券

 ヒュッテの物置の扉を開けたら封筒とメモがあった。釧路の友人のサプライズプレゼントで 中札内の「十勝エアポートスパそら」の回数券だった。有難く頂戴した。
 一昨年に中札内のフーリーエンドルフに泊まった時に「温泉はどこに行ったらいい?」と聞いたら 中札内の辺りには温泉が無くて忠類のナウマン温泉を紹介された。日高山脈は構造山脈なので温泉は少なく 十勝のモール泉は堆積物由来なので火山性ではない。
 この回数券だが 入場料が通常千円のところ 10枚で3千円と例外的に格安だ。有効期限は10年で 店頭かネットの販売だそうだ。中札内のふるさと納税の返礼品にもなっているらしい。
 場所はフーリーエンドルフの奥で お湯は帯広駅前の「ふく井ホテルのモール泉」を毎日運んで来るそうだ。現地の温泉ではないが サウナなどの設備も良さそうなので 行くのを楽しみにしている。
<十勝ヒュッテから約45分>



20221211(日)

初冬の日高山脈遠望と大失敗


初冬の日高山脈遠望と大失敗

 12/10は朝から快晴だったので 日高山脈の遠望を見に出かけた。8時過ぎに十勝ヒュッテを出発して道道55号を清水から芽室方向に向かう。振り返ると三山(剣山・久山岳・芽室岳)が良く見えた。当然 主稜線は真っ白だ。
 少し東に進むと畑の向こうに十勝ポロシリが良く見える。

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 空港の北の小高い丘を目指して 道道62号で幕別・帯広の境界付近まで登る。後方(西)を見ると日高山脈が視野一杯に広がっている。
 南西方向には襟裳岬まで真っすぐ伸びているのが見える。見事だ。こんな風景は日本では美ヶ原から見た北アルプスぐらいかと思うが ここは大平原なのが大きく違う。

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 すっかり気分を良くして「今日はどの温泉の朝風呂がいいかな」と考えながらグルッとUターン。これが「大失敗」。左前輪が路肩からはみ出て脱輪してしまった。あわててバックしても空転するばかり。「不安がある時には車を降りて確かめるという鉄則」を忘れたのが敗因。こりゃだめだとJAFにヘルプコール。1時間20分待ちとのこと。どうしようもないので外に出てタバコを吸い出した。
 しばらくして丘を登って来たダンプが停まってくれて 何とロープを使って引き上げてくれた。お名前を伺おうと思ったのだが「イイのイイの JAFに断っておくんだよ 早く行きなさい」と言って頂いた。頭が下がる。何回も失敗したことだが今回も「地獄に仏」の言葉通りだった。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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