9. 周辺の見どころ(246)


2022124(日)

旧国鉄 十勝三股駅の写真が出て来た


旧国鉄 十勝三股駅の写真が出て来た

 旧国鉄の士幌線が廃線になって35年がたった。昔の山登りの仲間のT君がこの十勝三股駅の古い写真を送ってくれた。今は屋根材トップメーカーのオーナーに収まっているが もともと「鉄ちゃん」でもあり 現在も海外も含めて活動しているらしい。ちなみに 「十勝ヒュッテの屋根材」は彼から提供いただいた。
 送ってもらった写真は1971年6月3日~7日に大雪山系を縦走(十勝三股~ニペソツ山~五色が原~忠別岳~旭岳)した時の「半世紀モノ」だ。
 これはありし日の十勝三股駅だ。鉄ちゃんによると この時は釧路行423列車(札幌発22:23 帯広着05:48) 士幌線 721D列車 (帯広発06:18 十勝三股08:26)だったようだ。夜行普通列車では座席で寝たが 十分明るくなった帯広駅で眠たい目をこすっていた記憶がある。彼のデーターだと帯広から終着の十勝三股まで78kmが2時間もかかったらしい。

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 この気動車は 前がキハ12形 2両目がキハ22形で キハ12形は北海道向けに20両だけ造られたレアものとして(鉄ちゃんには)人気だったそうだ。
 十勝三股駅の西側(写真左側)には石狩岳山塊(石狩岳・音更山)が見える。ここは登山者にとっても重要な駅だった。

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 当時は駅前の商店から小型トラックをチャーターしてニペソツの登山口へ。稜線(天狗のコル)まで上がると 大雪山系が丸見えで 目的のニペソツ山(2013m)のほかに 北方向には石狩岳(1966m)・ 音更山(1932m)が見渡せる。ぼんやりとした背景は旭岳(2291m)だ。

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 西方向にはトムラウシ山(2141m)のほかに十勝岳連峰(オプタテシケ山(2013m)・美瑛岳(2052m)・十勝岳(2077m)・富良野岳(1912m))が眺望できた。
 この山行は前半だけがまあまあの天気で眺望の良い写真が残っているが 後半はガスの中だった。

 半世紀前の写真が突然現れてびっくりしたが この鉄ちゃんの写真はモノクロなのは別にしても ゆがみ(収差)が無いのには感心した(線路が真っすぐに映っている)。当時の日本製カメラはやたらに重かったが 性能は世界一だったのを思い出した。世界一に人は集まる。



20221123(水)

十勝清水・下佐幌の白鳥


十勝清水・下佐幌の白鳥

 11/19に帯広から新得に向かった(道道75と国道274経由の農道)。十勝清水・下佐幌の畑で白鳥が数グループ農地でエサを食べているのに遭遇した。少なくとも5グループ100羽以上。白鳥と言うより灰鳥と呼ぶような灰色の鳥が複数いたが これは夏に生まれた幼鳥だろう。背景は新得近くのオダッシュ山と思う。
 ツルもハクチョウも区別できない私の目では オオハクチョウかコハクチョウかはわからなかった(車にいつも双眼鏡を積んでいるのを思い出したが 後の祭りだ)。

 白鳥の越冬地が十勝にあるかどうかわからないし 南の越冬地に移動する途中なのかもしれない。何れにしろ十勝の畑でエサを食べるのは収穫が終わった今がベストだろう。おなか一杯食べて体力をつけて日高山脈を越えて欲しい。



20221122(火)

帯広のモール泉 ホテルボストンを再訪


帯広のモール泉 ホテルボストンを再訪

 帯広のモール泉は大好きだが 朝風呂が出来る銭湯は限られる。中でもホテルボストンは7時から23時まで開いているので有難い。ほぼ一年ぶりに11/19の10時ごろに行ってみた。
 温泉側の入口に温泉源をまつった祠があることに気が付いた。

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 大浴場の湯舟には真ん中からドドーとお湯が注がれている。前回のように熱い感じはしなかったが それでも41℃位はあると思う。十分すぎるほど温まった。

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 「純温泉協会」の認定書によると 湯温43.5℃ PH=8.8のかけ流しで 純温泉A(完全放流式)だそうだ。このかけ流しはダイナミックで 90分で全量が入れ替わるペースのようだ。これだけ湯量があるので「上の階にでも露天風呂を造ったらいいのに」とフと思った。施設は古めかしいが このお湯は行く価値ありだ。

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 入湯料は430円。他の銭湯では料金が10月から480円に上がったので聞いてみたら 「変わっていないよ」との返事。石鹸(小)も20円で 好感が持てる。
 注意書きも面白かった。飲酒禁止はどこにでもあるが 「風呂桶を持っていかないで」と言うのは初めてだ。持ってく人もいるんだ。



2022112(水)

鵡川・稲里の樹海温泉「はくあ」 知らなかった


鵡川・稲里の樹海温泉「はくあ」 知らなかった

 十勝ヒュッテと札幌を往復するのに国道274を使うようになってほぼ3年になる。鵡川町稲里を通る時に「樹海温泉はくあ」というノボリが立っているのは気が付いていた。今回は帯広の温泉銭湯に行く時間が無かったので この温泉に入ることにした。

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 まず驚いたのは温泉と郵便局が同居していることだ。玄関から入り 窓口に「温泉やってますか?」と聞いたら「ここは郵便局で 温泉は向こうです」と言われた。靴を脱ぐ前が郵便局でその奥に温泉の窓口があった。入湯料は520円。

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 温泉はやや緑がかった色の「カルシウム・ナトリウムー塩化物冷鉱泉」。恐竜で有名な白亜紀層を通って湧出するとのこと。湧出温度:13.5℃ PH:8.8 Ca:182 Na:180 Cl:13,090 メタケイ酸:22.6 (mg/kg) 成分総量:21g/kgと非常に濃い。公共施設らしく 残念ながら加温・加水・循環ろ過だが 十分にきれいなお湯だった。

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 露天風呂は静かで明るく すごく適温だった。回りは落葉した林。聞こえるのはシカの鳴き声とボイラーの音だけ。なお 露天は今年の最終日だった(10月一杯)。

 お話を伺うと 町の施設を請負で4月から12月まで営業しているとのこと(露天風呂は5月から10月)。やや西側に離れた穂別キャンプ場が営業している時の週末は混むが それ以外は結構静からしい。穴場の温泉と思う。なお 入浴客がいないことを確認して撮影許可を得た。



20221021(金)

紅葉のコニファーにTVの取材が来た


紅葉のコニファーにTVの取材が来た

 「十勝清水旭山のコニファー」のオーナーから「10/18にUHBのWe campの取材があるので来ないか」とのお誘い。最近のコニファーの紅葉は素晴らしく 特に小川に面したキャンプサイトは一等地と言われている。
 取材班は「建物がオーナーの自作」に驚いていた。今回の目玉は最近再開した「露天の五右衛門風呂」も含むとのことで オーナーは午前中からお湯を大量に作り温度調整にも余念がなかった。
 皆さんはモミジをバックに露天の五右衛門風呂を楽しんだ。外気は9℃と寒かったが お湯に入れば適温で なかなかの絵になり モデル撮影会のようだった。

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 2時間半の取材を終えて最後のスリーショット。オーナーもご満悦だった。
 今回の内容は土曜午前1時過ぎからのUHBの「We Camp」で11月後半の2回で放送されるとのこと。どんな映像になるか楽しみだ。
<掲載写真はUHBの許可を得ました>



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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