9. 周辺の見どころ(246)


202253(火)

静内の二十間道路 見事な桜並木


静内の二十間道路 見事な桜並木

 4/29午前に襟裳岬に行く途中で静内の「二十間道路 桜並木」でワンストップした。札幌の開花に比べてやや遅かった記憶があるので 連休の後半が見ごろだろうと思っていたが 何ともう満開状態だった。満開の桜が約3キロにわたって続くのは実に見事だ。

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 桜並木の西側 (静内の街から行くと手前)では駐車スペースが一杯だったが どんどん東に進んでイベント会場を過ぎると 両側に駐車するゆとりも出て来る。東側で桜見物をするのがおススメだ。突き当りには龍雲閣という昔の迎賓館があり ここが戦前は皇室の御料牧場であった名残を感じる。

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 愛犬シュバはもう歩けないので 桜見物はこれが最後かもしれないので 回りに車の無い場所でリラックスさせた。
 なお この会場は(以前と違って)全域でペットと飲食が禁止になっている。コロナ対策もあり仕方がないのだろう。個人的には桜吹雪の中のジンギスカンは北海道文化遺産になり得るかもと思っているが ムリかな(笑)。

追記: 「静内二十間道路の桜並木」は42番目の北海道遺産になっていました。同時期にジンギスカンも52番目として指定されていました。私としては桜並木+ジンギスカンがもっと遺産にふさわしいかと。



2022427(水)

十勝はコブシ・モクレンの花盛り 見分け方


十勝はコブシ・モクレンの花盛り 見分け方

 半世紀前に北海道に来た時に感動したことの一つはコブシの花だった。枯れ木の林に白い大きな花が咲く。見事だ。出身地(茨城の平野部)では見たことが無かったので「北海道に来たな」と思った。しばらくして千昌夫の「北国の春」がはやり 「コブシ咲く ああ 北国の~」で東北にもあることを知った。自分としては春の木の花はサクラよりもコブシが好きだ。
 芽室町の国道38号線沿いのお宅の庭で三種類の見事なコブシ・モクレンが咲いているのを見つけ 思わず路肩に停めて見入ってしまった。ピンク・白・純白の競演だ。

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 三種類を比べて見てみると ピンク色はシデコブシ 純白はハクモクレン 白はキタコブシのようだ。
 検索で調べたら
ハクモクレンは花びら9枚(ガク込) 大きさ8-10cm 開ききらない 上向きに咲く。
コブシは花びら6枚 4-5センチ 開ききる 横向きと上向きが混じる。(キタコブシは大型の北方型 10-17cm北海道と本州北部)。
シデコブシはモクレンの仲間 ピンク 東海地方原産。
 一種類だけだと判別は難しいが このお宅では3種を並んでいるので容易に区別できた。素晴らしい眺めで 1週間程度は北海道の春を楽しめると思う。
 ポツンポツンではなく すべてがキタコブシの林が出来たら北海道らしくていいと思うのだが 今まで見たことが無い。不思議だ。何か理由があるのだろうか。



2022425(月)

撮り鉄と日高山脈 芽室町の踏切で


撮り鉄と日高山脈 芽室町の踏切で

 4/24は前日の強風も収まり 非常に天気が良かった。所用でヒュッテから枝道を通って帯広へ。
 芽室の街に入る手前の踏切を通ると三脚を西向きにセットした方が一人。アッ撮り鉄 (鉄道写真撮影愛好者) だ。道横に車を停めてお話を伺った。
(いい眺めですね。何が来るんですか?)
時刻表のようなものを見ながら「貨物が通ることになってるんだよ。あの黄色の信号が青に変わるはずなんだが」
 2-3分してから信号が赤になり すぐに踏切の警報が鳴ってバーが下がった。貨物列車が遠くに見えた。エッと驚いたが この方は左手を挙げた。

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 列車はどんどん近づき 踏切前でブオッと警笛を鳴らした。(先ほど手を挙げたのはこれをお願いしたのか) 後から気付いたのだが 撮り鉄さんはちゃんと収音マイクもセットしていた。なるほど「録鉄」と言うのもあるのかもしれない。撮り鉄を間近で見るのは初めてで 少し驚いたが これは楽しそうだ。。

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 踏切を過ぎてから三山(剣山・久山岳・芽室岳)を見たのがこの写真だ。本当に良い天気だった。
 知床では遭難した遊覧船の必死の捜索が行われ まことに残念な結果の第一報が丁度出ていた。ご冥福をお祈りする。



2022415(金)

日高山脈博物館 「ブラタモリ」になる


日高山脈博物館 「ブラタモリ」になる

 NHKGテレビの「ブラタモリ」はタモリの博識女性アナウンサーのボケが相まって 楽しい番組の一つだ。一見すると無味乾燥な岩石・鉱物だが この番組にかかると「身近なご当地番組」になってしまう。
 国道274のルートでのイチオシは日高山脈博物館だ。20年9月にも紹介したが 日高町の道の駅の北側で セーコーマートの横にある。小規模だが充実しているのでワンストップにはむしろ好都合だ(入場料200円 休館日 休日の翌日)。また日高山脈での「代表的な岩石の屋外展示」も非常に良い。これは入場料は不要。

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 岩石は火成岩・堆積岩・変成岩に大別されるが ここで代表的な石に触っておくと理解に役立つ。学生時代の地質の先生が「日高山脈は東側からの圧力で出来上がったので 十勝側はろくな石が出ない日高側は変成作用が強いので銘石が出る」と言っていた。なるほどそうなのだろう。
 ここのいいところは展示品の数が多過ぎないので 短時間で理解できることだ。どうせなら各種の岩石をハンマーで叩ける企画があると最高なのだが。。



2022326(土)

鹿追町の然別湖ネイチャーセンター


鹿追町の然別湖ネイチャーセンター

 然別湖畔にネイチャーセンターがある。ビジターセンターも兼ねた建物は山荘の雰囲気の外観だ。カヌー・ウオーキングなどの自然アクティビティーをやっており 冬の然別湖コタンも運営しているらしい。株式会社だそうだ。

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 一階には案内所・受付・湖周辺の自然の展示や各種グッズがあるので 楽しく見学できる。然別湖に行ったらここで情報を仕入れることをおススメする。

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 二階には「カフェ・ムバンチ(無番地?)」があり 地産地消素材のパンやランチが食べられる。眺めもよろしい。

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 直接の関連は無いようだが 近くに「とかち鹿追ジオパーク」がある。鹿追町から然別湖に向かう時に 国道274から道道85に入り 自衛隊演習地にかかる手前左側に入ったところだ。通りからはやや離れているやや小さい科学館だ。ジオラマやプロジェクションマッピングが素晴らしいと聞き 行ってみたが 火曜の定休日だった。残念。次の機会にしたい。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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