9. 周辺の見どころ(248)


20211124(水)

鶴居村の温泉 グリーンパークつるい


鶴居村の温泉 グリーンパークつるい

 シカ肉をもらいに鶴居村に行った(11/19)ついでにグリーンパークを訪ねた。2軒ある温泉の街の北にあるほうだ。お湯はモール系だそうで 主成分は塩化ナトリウムで炭酸水素ナトリウムやメタケイ酸が少し入っている。Ph = 8.5で湧き出し温度46℃ 成分総計4.6 g/Lと立派なものだ。加水加温なしのかけ流しとのこと。

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 露天風呂で地元の方にうかがうと もう一軒のTaitoのお湯も同じようだが透明で グリーンパークは薄い茶色とのこと。露天風呂をゆったりと楽しんだ。入浴料は600円。

 帰りは暗くなり 路面も濡れて真っ黒だった。高速に行く間に 車の直前をシカがバンバン横切るので危なくてやってられない。シカも手を上げて横断歩道を渡ってほしい。ここは丹頂鶴がいるから「鶴居村」だろうが 実はシカの方がもっといて 「鹿居村」の方が正しい。衝突はもう御免だ。



20211120(土)

釧路のお訪ねサイトを二つ


釧路のお訪ねサイトを二つ

 釧路に少し用事があったので11/13に出向いた。十勝ヒュッテから120km 2.5時間強と思う。
 最初の目的地は釧路市動物園での待ち合わせ。ここは高速を出てから市街地に行く手前を北側にまがったところ。途中の畑にはタンチョウのつがいがいたので さすが動物園と思ったが 実は関係は無かったようだ。しかし釧路湿原の中に動物園が組み込まれている感じだ。
主目的地は港の近くの釧路芸術館で これは 毛綱毅曠の反住器の製作図面のコピーが最近見つかって そのミニ展示があったためだ。初訪問だったが 美術館と小規模音楽ホールの複合施設(釧路の大規模音楽ホールとしては柳町公園に釧路文化ホールのようだ)なことがわかった。

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 無料駐車場が8台分あるとのことで西側から入った。ここはいわば脇玄関だが 一面のレンガの外壁はなかなか良い雰囲気だ。南に面した正面玄関はちゃんとしているが 特別なイメージではない。エンタレンスからロビーにかけてはヨーロッパの教会の高天井をイメージできる なかなかいい雰囲気だ。
 ミニ展示はやや小さいフリーアートルームだった。もちろん撮影不可なので 入口の掲示のみ撮影させてもらった。
 このように釧路は文化施設等が多く なかなかよい街という印象だ。



2021118(月)

池田町のワイン城 再訪


池田町のワイン城 再訪

池田のワイン城 10/24/2021

 紅葉時に池田町のワイン城を再訪した。街の東側から丘への登り口にあり なかなか立派な建物で眺めも良い。

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 平日だったこともあり係の方に質問をしながらゆっくりお話を伺うことが出来た。池田町がワイン造りを始めた歴史的経緯は面白かった。また2018年のワイン法改正で 国産ブドウを使わないと日本ワインと表記出来なくなったので ビジネスモデルも多少変わったとのこと。1階のギャラリーにはもちろん本格的なワインがたくさんあったが ここではブランデーの比率が高いことに気が付いた。ブランデーがこれだけ幅を利かせているワイナリーは珍しく 創業者がよほどブランデーが好きだったのか あるいはヤマブドウ起源の品種だと酸味が強く 蒸留酒の比率を高める戦略だったのかもと勝手に考えたりした。

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 2階以上はギャラリーなどで これも面白かった。1964~1984年に東欧(ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア)のワインコンクールでの受賞証も展示されていた。なぜ東欧だったのか? 気候が似ていたのか? 貿易上の理由なのか? などはわからなかったが。。
 ワイン関係の本もたくさんあり 創業者の元町長 丸谷金保さんの本は もちろん絶版だが後日にヤフオクでゲットしたので そのうち読もうと思う。
 帰りがけに1階で「いきがい焼き」というコーナーがあった。地元の陶芸の同好会が作っているようで 非常に良さそうで安かったので 黒の茶碗を十勝ヒュッテ用に買ってしまった。
 最近はワインをたしなまなくなったので 買わなかったが ここはトータル的に満足だった。



2021117(日)

池田町の十勝まきばの家


池田町の十勝まきばの家

池田のまきばの家 10/24/2021

 紅葉の頃のネタで恐縮です。池田町のワイン城の先の丘陵にある「十勝まきばの家」を訪ねた。多分30年以上前に家族と一緒にBBQに行って以来と思う。メインの三角屋根の建物や裏側のBBQハウスなどは昔の記憶のままだったし 南向き斜面の紅葉も素晴らしかった。
 十勝では屋外BBQは普通の風景だが これは食材と環境がそろっているので当然だろう。全く個人的な考えでは 十勝にはもともと素地はあったにせよ 屋外BBQが普及したのはこのまきばの家が大々的にマスコミに取り上げられたのがきっかけだろう。何せ普通は規制に働きがちな市町村が主導したのだから効果は絶大だったと思う。多分「一村一品」の頃だった。

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 最近はサウナも人気になっているが このまきばの家でも一番眺めのいいところに ワイン樽型のサウナハウスがある。各コテージにも食事スペースの離れが付いているようだ。ペット同伴も可能で 今流の対応はとられているようだ。施設は古くなったが さすがに一日の長がある。



2021116(土)

釧路の毛綱毅曠(2) 「入れ子」の住宅


釧路の毛綱毅曠(2)  「入れ子」の住宅

釧路の毛綱毅曠(2) 北海道新聞 10/20/2021

 釧路に住む友人が北海道新聞の特集記事を送ってくれた。釧路出身の建築家 毛綱毅曠の住宅建築「反住器」についてだ。1972年に母親のために建てたらしい。建物の中に建物がある「入れ子」の概念には驚いた。仏像からヒントを得たらしい。平泉の金色堂も覆堂と言っているが同じ概念だろう。
 今流だとマンションが普通なのでこの入れ子の概念を加えると新しいものが出来ると思う。すでに和室を組み込むのは普通だが 「もっと大規模な入れ子」も大いに意味ありと思う。現代は集中○○など 居住空間は均質化の方向だが 森・海・山・砂漠・北極・など不均質化は住人にとってごく自然と思う。半面 面白い住宅は住みづらいとの話も聞くが この毛綱の住宅は暖かくて遮音性がよいのは間違いなく 寒冷地には向いているだろう。
 毛綱の作品は道内にもいくつかあるが(海外には出ていないようだが) やはり釧路には公共建築を中心にたくさんある。建築作品を見るといろいろなことを考えるきっかけになるので シカゴのフランク・ロイドのツアーのように釧路の建築ツアーをするのも面白いと思っている。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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