9. 周辺の見どころ(246)


2021728(水)

知床の岩尾別温泉 あふれる野趣


知床の岩尾別温泉 あふれる野趣

知床の岩尾別温泉 ホテル地の涯 7/15/2021

 知床の岩尾別温泉は行ってみたい所だった。「地の涯(ちのはて)」というホテルの名前はキャッチーだ。知床五湖は駐車場で熊が出て見学中止になったので 予想より早めに到着した。
 内風呂のほかに露天風呂(浴衣混浴)が二つ。泉温72℃ PH=7.1 ナトリウム・カルシウム・炭酸水素塩・塩化物温泉で 成分総計2.1g/kgとまあまあ濃い。

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 浴室に清潔感があっていい温泉だが ガイドブックなどではもっとワイルドな感じがしたので 拍子抜けではあった。ロビーに硫黄山からカムイワッカ川に流れ出た非常に珍しい硫黄噴火のジオラマと解説があった。何でここに?と戸惑ったが面白かった。

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 帰りがけにフロントで「ほかに温泉はないの」と聞いてみたら 管理はしていないが 三段の湯・滝見の湯という温泉が駐車場の東・下側にあるとのこと。後学のために行ってみた。確かに野趣にあふれた温泉が二か所あり 手を入れてみたら適温だった。きれいな色からすると地の涯のお湯とは違うのかもしれない。本来は登山者用に作られたのだろうが 温泉好きにはこちらが目的になるだろう。野湯は勢いで入るものなので 今回は一人なので入る勇気がもてなかった。次回は友人と一緒にチャレンジしたい。



2021726(月)

知床の相泊温泉 国後が見える


知床の相泊温泉 国後が見える

知床の相泊温泉 7/15/2021

 羅臼の街から海岸に沿って岬方面へ23キロ 道道87の終点が相泊だ。集落の手前に公衆トイレがあり その下の海岸にブルーシートで囲った温泉が見える。駐車スペースも数台分はあるようだ。対岸には国後島が見える。
 看板には 「この温泉は 1899年に発見され 日本の最東北端(注)に位置している。海岸を掘った露天風呂で お湯は湯舟の中から湧き出ている。晴れた日には水平線に北方領土「国後島」を望むことが出来る。」とあった。

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 お湯が湧き出ていた所にコンクリートで長方形の湯舟を作り 後から男女に区切ってブルーシートで覆ったようだ。脱衣棚は内部にあるので 貴重品を心配しなくてもよい。成分は明示されていなかったと思うが 食塩泉で 温度は水ホースで各自が調整しているようだ。混んでいなかったので 海とその向こうの国後を眺めながらゆったりと入ることが出来た。
 この後に行った「熊の湯」での地元の方によると 相泊温泉は観光客が多いので地元の人はあまり行かないそうだ。とは言え 旅行者にとっては両方ともすばらしい温泉と思う。

(注) 知床では「日本最北東端」の表現が多い。この半島が北東に向いているためだろうが 温泉の場合は最東端は根室半島にあるのだろうか。



2021725(日)

北見のハッカ記念館 驚くことがたくさん


北見のハッカ記念館 驚くことがたくさん

北見ハッカ記念館 7/16/2021

 網走の道の駅で次

北見に向かうので見どころはどこかと聞いたら 「北見のハッカ記念館はどうでしょう」とのこと。早速行ってみた。
 国道で北見駅を過ぎてから ちょっと南に曲がったところに昭和初期の建物と新しい昔風のカフェ(と思った)の別棟があり 簡単に見つかった。

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 内部には北見地方のハッカの歴史やサンプルが展示されていて 丁寧な説明を頂いた。注目はきれいなハッカの結晶だった。有機物でも高純度なら結晶になることを再認識した。驚いたのは 北見はハッカで有名なので 栽培には冷涼な気候が適していると思っていたら 実は暖かい方が生育しやすいということ。へえーと感心した。

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 別棟はカフェではなく実は蒸留館で 装置の展示・関連商品の売店・事務所だった。この別棟 もし簡単な改造をしたら いい雰囲気のカフェになるのになと思った。北見の夏は暑いので屋外カフェも悪くない。ビックりはハッカ飴で 空港や道の駅でよく目にしているパッケージがグリーン色のものはインド産のハッカを使ったもので 一方 地元の方が昔から食べているのは別とのこと。これは確かにパッケージが全く違う(右が普通味 左は強烈味)。早速に2種類とも買って帰ってきた。
 このハッカ記念館 規模は小さいが 知らないことが詰まった施設だった。

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2021724(土)

中標津の開陽台 さすがの眺望だ


中標津の開陽台 さすがの眺望だ

中標津 開陽台 7/15/2021

 釧路から知床に向かう途中で中標津を通るので 開陽台に行ってみた。街から斜里岳の方向へどんどん進んで15分位か。武佐岳の近くで視界が一気に開けて開陽台へ到着。標高はたった270mだそうだが 眺望は抜群だ。空気(大気?)が見える

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 キャッチは「330°のパノラマ」とあるが 360°見えてるようにも思うのだが なぜ30°不足なのかな? 山で陰になるということか。ここは不明だ。海岸線にやや霧があるだけで申し分のない天気だ。
 北海道の酪農地帯では市町村が広大な共同育成牧場を持っているので 良い眺望のところは多い(例えば 豊富町や清水町など)。しかし 開陽台は山も海も見えるので別格かもしれない。



2021723(金)

足寄の芽登温泉 お湯に品がある


足寄の芽登温泉 お湯に品がある

芽登温泉 品のある温泉 7/16/2021

 北見から十勝清水への帰りに足寄の芽登温泉に立ち寄った。十数年前に来たことがあるのでこれが二度目だ。ヌカナン川沿いの静かな一軒宿だ。内湯のほかに極上の露天風呂が2つあり(注) 奥の露天風呂(巨岩の湯)は時間指定の混浴だ。今回はたまたま他に客がいなかったので撮影させて頂いた。
 泉質は硫黄泉で 62℃でPh = 8.4だ。成分はナトリウム・マグネシウム・アルミニウム・塩素・硫酸・ヒドロ炭酸で総計270mg/kgだ。

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 建物は新しくはないが 温泉は無色透明で清潔感があり 目線に沢が入るので開放感もある。なかなか品のあるお湯だ。ヒュッテに来られた方にもおススメしたい。
 国道・道道からが砂利道なので車が埃だらけになってしまったが 十勝ヒュッテからは約1時間半。

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(注)女性用の小露天風呂もあり全部で3つあるようだが これはもちろん確認しなかった。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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