8. 他設備 Other facilities(58)


2022528(土)

自作井戸のポンプを準備中


自作井戸のポンプを準備中

 自作井戸の作業は 何せ初めての体験なので遅々として進まない。今回は水道ポンプの準備を始めた。
 ポンプ室と同サイズの空間をデッキの上に作り 水道ポンプを置いてから細かい配管を組み込んだ後で ポンプ室に設置する手順とした。
 ちなみにポンプの台は古いアルミハシゴの再利用品で 高さは70cmだ。

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 ポンプ配管の肝は吸い込み側の付属品だろう。既製品はそれぞれ楽に1万円以上はするので悔しい。3日以上かけて自作してみた。
 まず吸込口は40mm塩ビ管に穴をあけ 下を塩ビのプラグでふさぎ 上を30mm塩ビ管につないだ。うまく行って欲しいが 全く自信が無い。
 砂取器はプラスティック製の食品減圧保存容器を流用して 上下に塩ビコネクターを付けた。パッキンとOリングがついているので 吸込み側の負圧でも大丈夫だろう。期待だけだが。
 何れも 配管後に試運転しないと分からないのだが 一回ではうまく行かないだろう。もし水道設備屋の友人がいて 一緒に遊んでくれるようだと本当に助かるのだが。そんな酔狂な方はなかなかいるものでは無い。



2022516(月)

地下ポンプ室を作る(2) 単管で補強


地下ポンプ室を作る(2) 単管で補強

 春連休の後半に来訪したM組とY組の人達に手伝ってもらい ポンプ室の骨格を作った。
 まずは木枠を防腐塗装して これを8段重ねてポンプ室スペースを作ってみた。これで丁度GLの高さになった。

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 埋め戻した時に相当な地圧がかかるので 内側から単管パイプで補強した。まあこれで大丈夫だろう。
 降りる時に必要な固定ハシゴは 頂きものの古いアルミハシゴを流用する。これならサビの心配がない。

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 木枠8段で76 x 116 x 160 cm3 の空間はやや狭いが マア必要最小限だ。地表からどれだけ出すかはフタを作る時に考えればいいが せいぜい1段(20cm)分だろう。

 基本的に現物合わせのため いろいろ考えながら進めている。ここまで来ると 次をイメージできる。汲上げパイプは? 蛇口までの配管は? 水落としは? そうそう電気配線はどうする? など 際限がない。



2022510(火)

地下ポンプ室を作る (1) 必要最小限の容積


地下ポンプ室を作る (1)  必要最小限の容積

 「十勝では地下にポンプ室を作らないと凍ってしまう」という話を帯広のK社長から聞いた。「エッ なになに地下室を作るの?」と驚いた。「凍結深度が2mぐらいだから それぐらいは掘って井戸ポンプを置かねばならない」とのこと。社長の会社の井戸を見せてもらって納得はしたが。。。
 先日 井戸の水量が十分なことを確かめたので ポンプや配管の準備を始めた。いろいろ考えたが プラスチックの荷物台パレットに穴をあけて井戸パイプの上に置いて土台にすることにした。これで足元に水が溜まってもぬかる心配はない。これに社長からもらった木製の枠(高さ20cm)を重ねて 76 x 116 x 180 cm3 の地下ポンプ室を作ることにした。これはポンプ・配管・メンテには必要最小限の容積だ。やや狭いが コンクリートで固めるような大掛かりなことはしたくない。
 4/29に来訪したT君に手伝ってもらい 井戸パイプの回りを整地してからプラスチックのパレットを置き レベルで水平を取った。

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 板枠を仮置きしてみるとなかなか良さそうだ。この木枠を9段重ねると高さが180cmの地下室が出来る。あとは回りを埋め戻した時の地圧に耐えるように単管パイプで内側から補強するつもりだ。回りからの水のしみ出しはスタイロか防水シートを挟めば良いだろう。この対応にはまだ時間がかかる。



2022429(金)

井戸水の汲上テスト 十分な水量だった


井戸水の汲上テスト 十分な水量だった

 自家掘りの井戸は去年の10月に掘ってから途中まで埋め戻してあった。ようやく作業が出来るようになったので まずは水量のチェックから始めた。

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 この井戸の深さは地上から5.25mで 60cm程度の水層があるはずだ。内径25cmの穴あきパイプ(高さ3.75m)を入れてあるので ここに水中ポンプを落として 地面の高さで汲上げ水量を測ることにした。

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 借用した水中ポンプは家庭用で 揚程が6.5mなので心配したが 問題なく使えた。20Lのペール缶に水を流して満杯になる時間をストップウォッチで計測した。

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 一回目は4/24午前に測定した。70分までほぼ一定速度で揚水し その後は断続したので 貯水量は0.6立方メートル(600L)程度と推定された。この量は五右衛門風呂(100L)や生活水(50L)の使用には十分だ。
 二回目の測定はほぼ24時間後で 55分まで順調に揚水されるので 流入による回復は十分だろう。
 三回目は二回目の終了から1時間放置してからだ。35分まで一定速度で給水できたので 流入速度も十分実用に耐えるだろう。
 これらの測定結果を解析すると 汲上げ速度は毎分9Lに対して 流入速度は毎分8/Lであることがわかった。これは1時間で貯水容積の60%まで回復することを示す。

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 水質を目視でテストするために ほぼ30分毎にペットボトルに採取して並べてみた。3回とも汲上げ時間の経過とともにやや濁りが出たが 初期の水は十分に透明性もよかった。また汲上げ回数とともに透明性は良くなった。
 このように使い続ければ水の透明性は解決できそうだが 現状でも生活水としてなら可能だろう。水道ポンプ・配管を完成後に1シーズン使用し それから水質検査に出して飲用の可不可を決めたい。

 この井戸は深さが約6mなので 水脈に当たったというよりは「宙水」の可能性が高い。ということは冬季の水枯れも考えられるが 冬はあまり水を使わないので大きな不自由はないだろう。全体とし満足できるレベルだった。



2022412(火)

五右衛門風呂を計画中


五右衛門風呂を計画中

 十勝ヒュッテでは井戸掘りに続き この春にも水道が敷設できそうだ。これで水汲みなどから解放されるわけだが その次はお風呂が欲しいという話が出た。すでに友人からは「五右衛門風呂の釜はあるぞ」と言われている。
 いろいろ考えてみたが加工・溶接の簡単な200Lのドラム缶を使う手もある。調べたら直径が58センチしかない。これでは大人にはやや窮屈だ。家庭用のステンレス浴槽という手もあるが お湯の出入り口を作って さらにボイラーも必要だ。やはり野趣・非日常という点では五右衛門風呂が勝っている。
 友人のところに行き 五右衛門の風呂釜を計測した。内径78.5センチ 深さは70センチというところだ。これなら大人でも余裕で入れる

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 肝心の炉の作り方だが 経験者によると 木組みで釜を押さえておいてから 炉を組み立てるのだそうだ。それを自然石を耐熱セメントで組んでいくらしい。レンガでないのは経費節減にはありがたいが 耐久性があるのかな? 鉄と自然石は熱膨張が違うので 何か考えないとまずいだろう。もし風呂釜が壊れたら炉を崩さないと修理が出来ないのではなかろうか。いろいろ心配なことがある。
 ネット検索してみたら五右衛門風呂の作り方の解説が多数見つかった。実際に組むのは7月頃だろうから 経験者の話を含めていろいろ調べておきたいと思う。アドバイスがあれば是非お願いしたい。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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