8. 他設備 Other facilities(58)


20211214(火)

クロカン四駆を降りました


クロカン四駆を降りました

 十勝ではいわゆる四駆は必需品だが この度 愛用のビッグホーンを降りることにした。この十勝ヒュッテではいろいろなものをゆっくりと建設しているので いつも何かしらを運んでいた。最近はほぼ運び終えたのと 何よりも70の大台を越えてダウンサイズを心掛けているのがその理由だ。
 運転免許を取ったのは比較的遅かったが 最初に買ったのは2サイクルのジムニーだった。これは小さいが実に面白い車だった。次はランクル70のウインチ付きで 悪さもいろいろした。最も長く乗ったのがランクル60でその大きさを活用させてもらった。この時期は別のジムニーも併用していた。最後はビッグホーン69を2台乗り継いだ。何れも現物で選んだ中古車で 長々と乗ってから他のユーザーへ譲渡した。ちなみに最後のビッグホーン69のイルムーシャは29万キロまで乗り キロ数とほぼ同額で埼玉の会社に譲渡した。その後は再整備されて国内を走るのか 国外に輸出されるのかは不明だ。何れにしろ クロカン四駆は最後まで有効利用されるので その意味ではエコなのかもしれない。
 振り返ってみると いわゆる四駆系をよくまあ40年も乗り続けたものだと思う。冬にも悪路にも強いのに加えて 見切りがよく運転しやすいとか 自分である程度の整備が出来るとかのメリットもあった。車やシカにぶつかったり 河川敷でスタックしたりで大変なこともあったが 丈夫なのは大いに助かった。ただし運転が大雑把になる難点も確かにあった。ご迷惑をおかけした方にはお詫びを申し上げる。

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 今後は主に家内用だったパジェロミニを使うことにした。これは基本的には四駆だが軽自動車なので無理は出来ない。今回 愛犬を積んで十勝を往復したが 片道200キロの往復はなかなかに疲れた。維持費が安いとか取り回しがいい等のメリットもあるので まあ 焦らずにやろうと思っている。



2021111(月)

「番線」って不思議な名前ですよね


「番線」って不思議な名前ですよね

マキ小屋の「番線」結び 10/25/2021

 昨年 燻製用のサクラの丸太を大量に頂いたが 外に置きっぱなしになっていた。このままだともったいないことになるので マキ小屋に棚を増設して保管することにした。
 マキ小屋は鉄パイプの足場を防炎シートで囲い屋根を付けたもので 今のところうまく機能している。マキ棚はいわゆる「番線」でパイプにくくり付けていて 帯広のK社長のスタッフがクルクル巻いているのをおもしろいなと見ていた。問題はこの時に良く見ておかなかったことだ。
 ホームセンターで番線とハンドル(シノ)は買ってきたが いざ自分で始まると「はて これどこに引っかけてどう回すんだ?」となってしまった。
 困った時は傷口が広がらないうちにベテランに聞くのが鉄則なので 早速にK社長に電話した。「番線のワッカにハンドルを入れて回せばいいんだろう?」多分あきれてたと思うが「それでも出来ると思うが 電話では教えられない。いろいろ種類があるんだ!」と言う返事。自信がないのでネット検索で出て来た写真を見てこんなもんだろうとやってしまった。でも結構なガタが残った。やはり簡単ではない。人の作業を見る時は面白がるだけでなくちゃんと見ないとだめだ。この気構えの違いがプロとアマの差だ。

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 棚の出来上がりは美しくは無いが マア機能するだろうというレベルだ。

 ところで 普通に「番線」と聞くと「1番線に入る電車は○○行きです。白線までお下がりください」と言うのを思い浮かべる。しかしここでの番線建設業の現場用語だ。元々の工業規格では 1インチ(約25mm)径に線が何本束ねられるかの数で 数が大きくなると当然 線はどんどん細くなる。番線としては10番や8番が普通らしく これを「番線 番線」と呼んでいる。
 一般に鉄線は多種多様で 用途により使い分けられている。ピアノ線やばね材は中炭素濃度で加工硬化と焼き入れを併用しているし 普通は針金と呼んでいる柔らかい軟鋼など色々だ。ホームセンターに番線を探しに行ったら 同じ場所に「なまし番線」があった。普通の針金は軟鋼で加工硬化で強度を持たせるので扱いにくく さび防止に簡単な表面メッキがされている。「番線」は結束用なので 特にゆっくりとなまして柔らかくした鉄線で 表面塗装をしたものもある。



20211015(金)

手作り井戸(7) 埋め戻し


手作り井戸(7) 埋め戻し

手作り井戸プロジェクト(7) 埋め戻し 10/10/2021

 先月 水が出てきたところで中断していた井戸掘りだが 今回は埋め戻し作業をした。方法は水質にも影響するので重要なのだそうだ。

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 今回の穴の断面は下から 含水層・白砂礫層・黄砂礫層・赤土粘土層・黒土層の構造になっているようだ。再計測したら全体の深さは5.2メートルと意外に浅く ラッキーではあるものの冬の水枯れも否定できない。
 水層の深さは60センチだった。直径は約1.5mなので 容量は約1,000リットルと推定され 通常の使用には十分だろう。
 埋め戻しは 水層に穴あきの塩ビパイプと大きい礫を置き その上にレンガ・ブロック・礫を約1メートルの厚さで入れて隙間を出来るだけ確保した。さらに掘った時の砂礫を埋め戻した。これで地表面から1.8メートル深さまで埋め戻しが終わったことになる。

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 驚いたことに 十勝地方では水道配管は約2メートル深さまで掘らないと冬の凍結の恐れがあるそうで ポンプも地下の部屋に設置するのが通例らしい。来年までにポンプの種類を選んで ポンプ室を作ってから 最後の埋め戻しと整地をすることになる。ちなみに揚水14メートルの水中ポンプで10万円近くはするそうだ。今回の井戸掘りは浅くてすんだとはいえ 結構な出費だった。この上に新品ポンプの購入はつらいので どなたか適当な中古品を紹介いただけるとありがたい。



20211014(木)

ヒュッテのベッドを自作した


ヒュッテのベッドを自作した

ベッドを自作した 10//9/2021

 十勝ヒュッテは広さ10畳のワンルームで床はパイン材で作ってある。定番としては二段ベッドを使うのだろうが ユーザーからは「山小屋だからマットと寝袋の方がいい」(何と8人が泊ったことがある)との声もあり どうしたものかと考えていた。自分も20センチ高さのエアーマットと寝袋で過ごしていて 大きな不便は感じなかった。
 先日の就寝中 いきなりエアーマットがしぼんでしまい 床で直接寝る羽目になった。朝になって調べたら そばで寝ていた老犬が夜中にもようしたらしく 私を起こそうとバタバタして爪でエアマットに穴をあけたようだ。これは対策しなければということで ベッドを考えざるを得なくなった。
 色々なタイプのベッドがあるが ヒュッテは限られたスペースなので あまり存在感の無い方が良く 二段ベッドやスプリングマットへの拡張性も確保しておきたい。いろいろ考えた末 22センチ高さ(マットを除く)で200X95センチ広さのローベッド台とした。写真のように1x4材とベニヤを基本としてコーナーは2x4材で補強し 二段ベッドにも対応できるようした。また 天板のべニアは枠補強で軽量化した。

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 写真はセットした状態で 天板はクッションフロア材で仕上げた。このローベッド台の選択は正解だったと思う。なお 下の空間は天板を持ち上げて予備寝具の保管スペースとして使える。



20211013(水)

コストコ・ペーパーホルダーの作製


コストコ・ペーパーホルダーの作製

ペーパーホルダーの作製 10/10/2021

 コストコのキッチンペーパーが評判になっている。厚手でミシン目も適当で割安のためだろうか 今やコストコの定番アイテムになっていて 知人からも頼まれたりする。ただ ロールのサイズが28 x 14センチと普通よりひと回り大きいのと12ロールの梱包なので一抱えもあるのが難点だ。特にキッチン台の上では存在感がありすぎで 適当なロールホルダーが必要と思っていた。コストコにも適応するものがあったが2千円もして縦型なのが気に入らない。かくなる上は自作するしかなく あれこれ考えて15ミリ厚のパイン材で作ってみた。細部が割れたりしてそれなりに大変だったが とにかく形にはなった。

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 壁付けしてみたら意外と取り回しがいい。まあ不具合があれば作り替えればいいので気が楽だ。しかしこんなのにほぼ一日費やしたのは情けなかった



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 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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