8. 他設備 Other facilities(58)


2021928(火)

手掘り井戸 先は長いなあ


手掘り井戸 先は長いなあ

井戸掘りプロジェクト(6) 9/25-26/2021

 今回は重機2台体制で始まった。大きい方で掘り起こして小さい方で土砂をどけていく方法だ。

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 バケットで4mほど掘ったが その後はドリルに換えて掘り続けた。しかし 大きい岩に当たるとドリルの方向がずれてしまう。最悪だと折れるということで それ以降は人が下に降りて文字通りの「手掘り」なってしまった。

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 下は1.5m直径位の広さで 脚立が邪魔してスコップでの作業はなかなかはかどらない。ちなみに水中ポンプを入れたが 調子が悪いようで思うように排水できない。幸い水は流入してきて水面の高さは変わらないようだ。やりすぎると底が抜けて さらに掘らなければいけないことも予想されたため この深さでやむなしと手掘り作業を終了した。

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 径25cmの黒の塩ビ管(暗渠用)に下から50cmまで穴をあけたものを用意して 水面の中央部に立てた。周辺にも同じものを三本入れ込んで 埋め戻した時の水の空間を出来るだけ広く取れるようにした。水深は1mは欲しい所だが その時点では約40cmだった。他に塩ビ管4本と大きい岩とコンクリートブロックを出来るだけ入れて直径1.5m位の面積は確保した。

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 この図は今回の井戸掘りの断面モデルだ。地表面からの深さは約7m。地質は地表面から 黒土層・赤粘土層・赤砂礫層・白砂礫層になっていて 水は白砂礫層から出ている(注)。今後のK社長のスケジュールはタイトなので 春までこのままになる可能性が大きいため 塩ビ管の上部に蓋をして とりあえずの作業を終えた。

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 近所の井戸の深さを聞いてみると10m以上のようで 今回の7mだと 本格的な水脈ではなくて いわゆる宙水(ちゅうみず)の可能性もある。いくらでも使える水量でもなさそうだが 最悪でも五右衛門ぶろ・洗い水・トイレに使えれば良しとしたい。ポンプをどうしようとか いろいろと意見交換もあったが まあ時間をかけて考えたい。

注: ここの白砂礫層は花崗岩の砂の中に10cm~数十cmの丸い花崗岩の礫が混じっているので 良質の水の可能性は高い。問題は水量だが。。。



2021926(日)

祝 手掘り井戸の成功


祝 手掘り井戸の成功

手掘り井戸プロジェクト(5) 9/25/2021

 手掘りとはいっても重機による作業だが 成功して水が出てきた。深さは6-7メートルだった。写真のように地上の電信柱と白樺の木が映っている。

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 今回はドリルも使えるやや大型のユンボをリースしての作業だ。作業を始めたのだが 前回までやってきた小型ユンボの通り口では幅が狭く 土の置き場所が限定されるのでかなり難航した。

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 昼飯の休憩時間には先の見通しが立たず悲観的になり ユンボを操っている社長は考え込んでしまった。

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 午後一に 気を取り直してドリルを装着し 作業を再開。

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 約一時間あれこれやっていて「あれ 水が見える!」ということで 大成功。掘り進んでも水面は変化しないようだ。深さは予想(期待)より浅くて約7メートル。明日はポンプを持ち込んでどんどん汲み上げて 水面が変化しなければOKということになった。これで五右衛門ぶろの可能性が一気に高まった。乞うご期待。



2021911(土)

作業能率は道具次第だ 卓上丸ノコ


作業能率は道具次第だ 卓上丸ノコ

卓上丸ノコと電動カンナ 9/7/2021

 手作り山小屋の作業能率道具次第で その例は電動工具だろう(ユンボはすごすぎるので別格)。
 現在 基礎部分の補強作業をしているが 柱材とツーバイ材を正確な角度で切断する必要がある。これはいつもの手持ち丸ノコでは難しく危ないので 卓上切断機(卓上丸ノコ)が必要だ。適当なものを物色していたが コニファーに相談したら持っているとのこと。比較的新しい日立工機製を借用して運んできた。試運転は上々だった。
 コニファーから注意されたのは 卓上切断機は材料の高さを盤面に揃えて固定しないと非常に危険とのこと。このため支え台を二つ自作した。

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 もう一つの例は大きめの電動カンナだが ヤフオクでマキタ製を3千円で落札できた。これは廃業した大工さんが出品したらしく 替え刃・箱付きで名前も書いてあった。

 順調に作業は進んだが 木くずで一杯になってしまった。

補足: プロの大工さんの作業は日進月歩で ほとんどがプレ加工なので現場では組み上げるだけ。ホゾを掘るのも のみではなく電動工具だ。アマはせいぜい卓上丸ノコで十分だろう。



2021813(金)

井戸掘りプロジェクト2021 (3)


井戸掘りプロジェクト2021 (3)

井戸掘りプロジェクト2021 (3) 8/8/2021

 井戸掘り2日目には 現役の柔道部員を主体とした6名が応援に来てくれて大いに期待が持てた。作業開始は午前7時過ぎで 夜からの小雨がやみほぼ曇で 暑くはなかった。
 前日に電動打ち込み機の部品が壊れたため この日は筒ハンマーを人力で打ち込むことになった。交代しながらの作業だったが 休憩の人は向かい側から見物したので 何か重量挙げの試合のスタイルになった。しかし 礫層が固くて期待ほどは掘れなかった。

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 この打ち込み方式には限界があるようで 次の方法として穴の下に降りて土を取り除く「素掘り」にチャレンジした。作業スペースが狭いので これもスムーズには行かず 午後2時には終了した。
 今回の作業をまとめると 単管(6m長)を打ち込んで 地面から4.5m程度までは行ったが 礫層になってからは全く進展しなかった。おそらくこの礫層を通り抜ければ含水層が出て来ると思われる。ただ 固い層では ハンマーで打っても長い単管はたわむだけで有効に掘れるわけでは無さそうだ。やはりドリルのように回転と土砂の除去が同時にできる方法が必要だろう。
 9月中には卒業生の一団の訪問が計画されているらしいので 掘削法を検討して再チャレンジしたい。このように素人の井戸掘りは面白いが 実に大変だ。



2021812(木)

井戸掘りプロジェクト2021(2)


井戸掘りプロジェクト2021(2)

井戸掘りプロジェクト2021(2) 8/7/2021

 今回の井戸掘りの1日目だが まずは参加者6名でやり方のうちあわせをした。作業開始は午前4時半過ぎで 幸い曇だったので熱中症の心配はなかった。

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 井戸掘りには色々な方法があるが 我々は全くの素人なので 一番原始的な鉄管を打ち込んで行く方法を取っている。6m長の単管を3本用意して 上からたたいていき 短くなったら溶接でつなげることにした。打ち込みはまず削岩機用の電動インパクトで気長に打つことにした。この方法では柔層は順調に進む。

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 約4mまでは進んだが その後はさっぱりになってしまった。出て来た砂からして 風化した花崗岩の礫層で止まったようだ。パイプ先端をとがらせたりしながら 電動インパクトでパイプを押し込んでいたが 金具が壊れてしまった。やり方の再検討が必要で 正午には1日目を終えた。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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