c 札幌・道央圏Sapporo(241)


2023915(金)

有珠山ロープウエー 劇的リニューアル


有珠山ロープウエー  劇的リニューアル

 久々に有珠山ロープウエーに行ったが 劇的にリニューアルされていて驚いた。ゴンドラは大きさは変っていないようだが明らかに新しくてきれいだ。
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 ロープウエーの終点を出てすぐの展望台は洞爺湖方向の眺望が抜群だ。前回は普通のウッドデッキだったが 今回は段差がついて 何とホテルロビーのような大型ソファーが置かれていてビックリ。座っていいのかなと思うぐらいだった。
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 ラブシートのようなものもあった。もちろんシートは防水なので 今回のように雨上がりでもOKだった。
 聞いてみたらニューアルしてから一年以上たったそうだ。このリニューアルで天上の絶景をゆったりと眺められた。上士幌のナイタイ(高原)テラスの眺めも素晴らしいが 湖がある分こちらが上かも知れない。一度行かれるのをおススメする。



2023913(水)

ニセコのラフティング 雨でも楽しい


ニセコのラフティング 雨でも楽しい

 3年ぶりにニセコのラフティングに行った。天気は雨で アウトドアアクティビティーには不適だが ラフティングは基本的に濡れるのであまり気にはならない。大増水にならない限りは ラフティングはむしろしやすい。もちろん増水しすぎると中止になる。
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 ニセコにはラフティングをしている会社が3社以上はあるが(委託経由もある) コースはどこも同じで 羊蹄山の北側の後志川を遡行するものだ。安全・訓練・保険も担保されているので 老若男女を問わず無条件に楽しめると思う。
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 受付に名簿を出す時に「乗るんですか?」と言われてしまった。「高齢者でラフティングに参加するのは珍しい」という意味と理解した。しかし私の先輩でもう80歳近くなのに自分でラフティングをしている方もいるので どうということもないと思う。写真は穏やかな淵で水に飛び込んで浮いているところだが 水面に雨の跡が見えるぐらいの大降りだったが 十分に楽しめた。写真右は筆者と思う。
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 手続き・ドライスーツへの着替え・出発点への移動・安全訓練でほぼ1時間 ラフティングが1時間 帰りと着替えで1時間 計3時間かかり それが午前と午後の2回組まれている。
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 この花園リゾートは比羅夫スキー場からニセコアンヌプリの北側に回り込んだところにあり 20年前は裏びれたスキー場だった。当時は投げ売り同然でも買い手がつかなかったと聞く。その後オーストラリアのスキーヤーが移住して古い施設を買い取り 今のニセコの海外勢開発の端緒を開いた。一番さびれていた所が原点になったというのも面白い。
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 新規の建物が建設中で その規模も大きい。しばらくはこの勢いが続くと思われる。

 十勝川にもラフティングの会社はあるので川下りが楽しめるだろう。一方 ニセコでは希望の時間に予約が取れないぐらいには混んでいた。やはり地域全体の集客量の違いがあると感じてしまう。コースとしてニセコの後志川が最良とも思えず 十勝川の方が優れているような気もするのだが。

注:カメラの持ち込みは不可。安全確保は元より スマホ水没の可能性大。要所にカメラマンがいて 終わってから全量を千円で購入できる。版権は設定されていないようだ。また ヘルメットを着けているので個人の特定は難しいし すべて知人なので了解をえられる判断してそのまま掲載した。ご理解を頂きたい。



2023912(火)

京極のふきだし公園 名水に皆が歓声


京極のふきだし公園 名水に皆が歓声

「北海道の名水と言えば羊蹄山の名水」だが 北京の学生ご一行と京極の「ふきだし公園」に行った。ここでは山の穴からドッと水が出て来るところで「これみんなミネラルウオーターだ」といったらすごく驚いていた。「湯水のごとく」に慣れている日本人と違い 外国人の驚きは相当なものだ。この近くの名水ボトル会社を中国資本が買収するとかうわさが立ったのは当然かもしれない。今はセコマの関連会社の建物もある。
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 すご~い水量で流れているが この公園の下流には京極町の水道取り入れ口がある。
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 彼らはペットボトルに汲んでおいしいと飲んでいた。
 ふと「十勝で名水はどこ?」と思ってしまった。検索してみると北海道の名水は圧倒的に日本海側が多く 十勝はどうも少ないようだ。日高山脈は広大なので必ずあるはずだが 気に留めていないだけかもしれない。確かに音更・士幌・新得・芽室・足寄・陸別などにはあるようだが 有名で人が集まるという訳でもなさそうだし 羊蹄山のようにボトルにして売り出しているわけでもない。
 一方 十勝ヒュッテのある清水町旭山の「遊び小屋コニファーの地下水」は非常においしいので この辺の御影石(花崗岩)が理由と思う。十勝でも名水を表に出した売り出しも可能かもしれない。



202397(木)

カルルスの鈴木旅館 いい温泉だった


カルルスの鈴木旅館 いい温泉だった

 30年ぶりぐらいに登別温泉の奥 カルルス温泉の鈴木旅館に行った。実は北京の大学生一行のサマースクールを登別温泉と思ったのだが 値段のリーズナブルな予約が取れなかった結果なのだが。先にも書いたが最近は旅行客が戻ってきたので どこでも安い部屋からどんどん埋まっていくそうだ。
 鈴木旅館は工事足場が組まれていた。雪で屋根が傷んだための補修とのこと。玄関の手前に何かいるのが見えた。
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 近づいてみると何とネコだった。
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 これは招き猫なのだろうか。女将に聞いたら「みんな捨て猫」で いつの間にか来るので避妊手術をして飼っているとのこと。こんな山奥に捨て猫したら「死ね」ということなので「元の飼い主の責任は重大」だ。<飼猫を山に放しても山猫にはならない>
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 この鈴木旅館は30年前でも古めかしい印象だったが よく見るとちゃんと手入れはされていた。
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 昭和ロマンが満載だ。
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 客室は30室ぐらい。女将に伺ったら 従業員は現在は住込みはおらず 全員アルバイトとのこと。お客は戻ってきているのに ご主人と二人なので非常に大変とのこと。10月からは外国人研修生が来るが これまた大変そうだった。
 30年前は山の中の旅館にもかかわらず和服の女将が夕食時に挨拶をしていた記憶がある。それを伝えたら 今のご主人の母上とのこと。人手不足が解消して 女将の挨拶が復活するのを期待する。
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 温泉は建物の一番奥にあった。入口に「有生(ありお)」温泉の由来の看板があった。
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 浴室の撮影は禁止だったので 早朝に脱衣所の窓越しに撮影。露天風呂はないが内湯が3つあり 一番奥の湯舟が低温で適温だった。登別温泉から山一つしか離れていないのに温泉の質は全く異なっていた。PHが7.4の単純泉 温度は46℃ 主成分はカルシウム・ナトリウム硫酸塩 全成分0.67g/kg。
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「本物温泉宣言」があり 源泉かけ流しで温度調整は湧水でやっているとのこと。
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 日帰り入浴もOKで 今どき500円なのは有難い。

 北京の学生達にとって温泉は初めての体験だったようで 珍行動も結構あった。まずは パンツのままで浴室に入って来たのであわてて注意。先客が一人静かに入浴していたが 黙って出て行ってしまった。誠に申し訳無いことだった。
 学生たちに伝えたのは 「昔の日本人にとって温泉は医療・治療の手段だった。だから お湯を汚さないように 衣類は禁止 タオルも入れない そして静かに入浴する」と伝えた。誰でも慣れないことは間違えるが 注意されてからが大切だ。幸い彼らの学習能力は優れていたので その後は安心だった。



202396(水)

白老のウポポイ(2) 丸一日は欲しい


白老のウポポイ(2) 丸一日は欲しい

「体験交流ホール」から「国立アイヌ民族博物館」に移動する。この建物はウポポイの中核で堂々としたたたずまいだ。
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 入館してエスカレーターで2階に上がると アイヌ文化の展示があり 説明も丁寧にされている。
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 各地のアイヌの紹介もある。これは阿寒湖のアイヌコタン。
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 1階に降りると ミュージアムショップがあり なかなか充実している。特に書籍は「こんなに出版されているんだ」と驚いた。
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 すべて読みたいぐらい興味深かった。多分どこかに蔵書されているだろうと思い 出口近くの図書室を覗いてみたが「書名を言って頂ければ書庫から出してきます」とのこと。「開架の方が利用しやすいのに」ちょっとサービス不足か。
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 ウポポイのクッキーもあった。センスもいい。
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 やや歩き疲れたので ショップ横の席で珈琲を飲む。なかなかいい木製の机・イスだった。ポロト湖の眺めも良い。
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 建物を東側に出ると胸像があった。ポーランド人の方で この白老に定住してアイヌの研究をしたらしい。
 そういえば昔のポロトコタンには入ってすぐに高さ数メートルラの巨大アイヌの像があったが どこに行ったのか見かけなかった。
 今回のウポポイ・民族共生象徴空間だが アイヌ文化は奥が深いので 見学には丸一日は必要だ。ポトロ湖の温泉か虎杖浜温泉に一泊してゆっくり回るのもありだろう



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 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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