c 札幌・道央圏Sapporo(236)


202211(土)

小樽の飯寿し三種


小樽の飯寿し三種

 小樽の飯寿しは昔から有名(と思う)で 何社かあるのだろうが今回は「小樽かね丁鍛冶」の三種盛(サケ・ハタハタ・ホッケ)を手に入れた。
 飯寿しは北海道に来てからで初めて食べたものの一つだ。当時はボツリヌス菌騒動が報道されたりしていて 恐る恐る食べた記憶がある(それ以降は冷蔵・冷凍技術の進歩で そのような話は聞かない)。サケの飯寿しは確かにおいしかったが ハタハタなどはさほどの印象だった。まあ 最近は魚の種類に依らずおいしいと思うようになったので 慣れとは恐ろしい。当時から安い食べ物では無かったが 最近は驚くほどの値段になっている。正月のごちそうとしては毛ガニを取るか飯寿しを取るかの選択だ。
 道東も含めて北海道ならどこでも新鮮な魚が取れるのに なぜ小樽が飯寿しの産地になったのかはよくわからない。魚のなれ寿しは日本各地に昔からあるので おそらくは本州の日本海側から当時の一大拠点だった小樽に伝わり 北海道の新鮮な魚と冷涼な気候が加わった結果なのだろう。十勝は食の王国なので オリジナルの漬物やなれ寿しが出てきても不思議はないと思う。



20211231(金)

餅つき伝承 ニセコ五色温泉


餅つき伝承 ニセコ五色温泉

 山クラブのOBと現役は年末にニセコの五色温泉・別館で合同の冬合宿となった。若い世代は餅つきなどしたことは無いので 餅つきを伝承しながら 楽しいひと時を過ごすことが出来た。(専用の餅つき道具一式は別館で保管してもらっている)
 臼と杵は使う小一時間前にお湯を張って 湿らせておく(くつかないため)。もち米は前の晩から水につけ十分に湿らせておく(適度な水分を与えるため)。もち米は蒸し器で20-30分でちょうどいい位になる(指で潰せるぐらいまで)。

画像

 臼の中に入れて まずは杵をひねりながらもち米を潰す(半殺し)。ある程度まとまるようになってから軽くつき始める。

画像

 餅を中央に寄せながら本格的につく。一番高い所を狙うが 「つき手」の力は強くなくてもよい

画像

 餅を返す「合いの手」は「つき手」の90度に位置して 水切れに注意しながら餅を時々返す。声を掛けながらやるので ビビる必要はない。なお 杵は基本的に重力で振り下ろすので 無用な力はいらない。女子でもOKだ。
 米の粒が消えて餅が出来上がったら 餅取り粉を敷いたトレーに入れる。その後は 手でちぎって アン・大根おろし・納豆・ノリで頂く。つきたての生餅は格別においしい。
 このように年一度の餅つきをやっておけば 永く伝承するだろう。食べ物を作るのは根源的に大切で また楽しいのだから。



20211229(水)

優しい味 札幌のファンズ円山


優しい味 札幌のファンズ円山

 台湾料理は中華系料理の中では 薄味でうまみがたっぷりなので日本人に好まれると思う。札幌の円山に「ファンズ円山」という台湾料理レストランがあると聞いた。北海道神宮の裏参道を少し下ったところにあった。ファンズとはずいぶんモダンな名前だなと思ったら 実は「Huang’s 黄さん」の意味で 中国流ならば「黄家餐庁」なるのかもしれない。

画像

 中はこじゃれた作りだ。おススメは点心で おいしそうだ(私は頼まなかったが)。お茶は台湾ウーロンの当方美人にした。

画像

 私はランチメニューにあった排骨飯(パイクーハン カツレツ丼?)とワンタンスープをいただいた。
 このレストランは確かに優しくほっとする味で リラックスできる。一方で 北京で普通に食べられている味の濃い中華料理(家常菜)もまた懐かしい。中国の食は「中華料理と一言でくくるのはとても無理で この多様性が良い」と思う。



20211228(火)

札幌の遠藤水産・港町市場


札幌の遠藤水産・港町市場

 道東太平洋側の赤潮の影響なのか 今年の年末の魚介類の値段は驚きだ。本州のお歳暮として北海道の水産物を送っており 安い方がありがたいので いろいろ情報を集めたら 増毛町の「遠藤水産」が札幌にもあって 甘エビが安いとのこと。この札幌店は白石・米里で高速が旭川方面に分かれる付近なので 夕方のガタガタ・ツルツル道を行ってみた。
 確かに年末の値段としては安いと思う。鮭切り身・甘エビ・イクラ・たこ足を中心に購入した。たこ足の太さには本州の人はびっくりするので いつも入れている。送り出したら肩の荷が下りたが 年中行事なので仕方がない。
 自宅分の甘エビとボタンエビの味は さすが増毛産だった。また店じまい前に安売りしていたエビ唐揚げはこれまたおいしかった。



20211221(火)

12月の札幌圏の大雪


12月の札幌圏の大雪

 12/17-18に札幌圏は大雪だった。24時間の降雪量が55センチで過去最多だったとのこと。自宅でも一晩で結構積って 「おっ ベランダが埋まったナ」という感じだった。とは言え 吹き溜まりでなければ 30センチ位だったと思う。
 札幌圏の積雪は風向きによって大きく変わる。「北風だと市中心部」「北西風だと市の北部・東部」で多くなる。手稲山塊が北西風をさえぎるためだろう。今回は 雪はともかく 寒い日が続いたのには参った。日中でもマイナス7-8℃だったと思う。

画像

 除雪も進んだので 2日後に幹線道路を通った時には路面が出ているところもあった。郊外にも出てみたが 記録的な大雪でもなかったようだ。何れにしても今年は良い感じのホワイトクリスマスになるだろう。



<<
>>




 ABOUT
Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

性別
年齢60代以上
エリア清水町
属性個人
 カウンター
2019-05-16から
496,706hit
今日:391
昨日:650


戻る