e 北京・中国(55)


2023119(木)

北京の街の風景(7) 市バス


北京の街の風景(7) 市バス

 北京市民の足は何といっても市バスのようだ。地下鉄も含め 路線が網の目のように走っているので 多少余分に時間がかかるが東西南北の主要な地名がわかれば思ったよりも簡単に使える。実はタクシーはすごく安くて便利なのだが 運転手との言葉のやり取りが必要なので面倒。バスは話す必要もなく 通勤のように決まったルートなら気楽なものだ。
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 車内はごく普通。やはりお年寄りが多い。
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 面白いのはワンマンバスなのに男の車掌(左手の黒)が乗っていること。切符売りも案内もするわけでもないが 後で聞いたら安全要員とのこと。もちろん車いすの手助けはしてくれるようだ。
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 次の停留所は電光掲示板と音声で案内してくれる。英語の案内もあるので たいていの心配はない。また日本人なので漢字の形と意味で大体判別できるので助かる。中国語の音声だけだと難しすぎて私は無理。この日はたまたま11/8の立冬だった。
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 これは市バス・地下鉄のパスカード。地下鉄の駅で買えるしチャージもできる。
 市バスの料金は何と1元(20円)また 学生は半額の0.5元らしい。これは市が大量にお金をつぎ込んでいるのだろう。なお 現金も使えるが 自分以外で入れたのを見たことがない。
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 これはタッチするところ。もちろんスマホでやっている人もかなりいる。ものすごく面白いのは 乗ったときに2元がデポされ 降りるときに1元がバックされること。意味は私にはわからない。
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 他に感心したのは 市バスの全部がEVなこと。数年前はバスの排ガスが気になったが 現在は騒音も無いし 加速もスムーズだ。この辺は驚くべき進歩と素直に思う。



2023118(水)

北京の街の風景(4) 二種類のパン屋


北京の街の風景(4) 二種類のパン屋

 ホテル近くのショッピングセンターにパンを探しに行った。以前と場所が少し変わったようだが二軒ともあった。これは『パリス・バッゲット』でケーキなども売っているので 十勝の『ますや』みたいなものかも。韓国人の経営と聞いた。
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 菓子パンかな。香りもいいし おいしいので人気とのこと。
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 サンドイッチやベーグル。
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 ベーグルサンド・ふかふかロールパン・栗アンパン・豆乳ドリンクを買った。中国で食料品は一般に安いので ほぼ千円は少し高い気がした。
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 もう一つは『原麦山丘』というハード系パンのお店。ヨーロッパで修行した人が始めたと聞いた。
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 全粒粉を使った本格的なパンで 値段はそれなりに高い。これは健康志向に乗って売れているそうだ。多分若者の勤労層と中間層のようだが 結構混んでいた。日本と同じ傾向だろう。



2023117(火)

北京の街の風景(3) 日本料理店の現状


北京の街の風景(3) 日本料理店の現状

 土曜日は完全オフだったので いつも助けてもらっている学生を誘って精華大近くの日本料理店でランチをした。彼は日本に二年ほど留学したので 日本食は慣れている。
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 この和食やは北京朝暘区の日本人街にもお店があり 日本人向け情報誌なども置いてある。ビル横の駐車場の奥ながら居酒屋の雰囲気で知る人は多い。
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 メニューには寿司はもちろん 天ぷらも。奥の寿司カウンターは閉めていたが『家族連れのランチで結構なぎわい』には驚いた。
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 刺身の他にウナギを頼む人も多い。
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 まずは先付の盛り合わせ。タコワサ・ホタテ貝柱・昆布・キムチが出てきた。キムチが入った組み合わせからオーナーかシェフは韓国人だろうと推測。北京の日本食レストランのオーナーは中国人・韓国人が多いと聞くので ここもそうかもしれない。
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 定番のとんかつ定食を注文。これがおいしかった。特にご飯がおいしいのには驚いた。もちろん久々だったこともあるのかも。
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 ひょっとして日本のお米かと思い聞いてみたら(聞いてもらったら) 大連近くに有名な産地があるらしい。『そうか 気候の似た場所なら良いものができるだろう』と思った。最近の諸事情で日本からの水産物の輸入がストップしても 中国内で何とかなってるのかもしれない。
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 余計なことだが お店のテーブルに貼ってあった注文用のコードは同心円のコードだった。QRコードは日本の会社の発明として世界中で使われているが なるほどこの形もアリだ。お店のマークを入れても違和感がない。『いつまでも日本が先頭を走っていると誤解するとまずいな』と思ってしまった。『常に進歩・改良を忘れずに』だ。



2023116(月)

北京の街風景(2) カフェ化する本屋


北京の街風景(2) カフェ化する本屋

 コロナ前はパン屋とカフェだった繁華街の建物が本屋になっていた。ガラス張りのモダンな感じだったので 本屋には向いていたのだろう。世界中どこでも本離れは進んでいて 中国でも同じだそうだ。ただこの辺は大学地域なので状況は違うのかもしれないと思い とにかく見に行った。
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 1階は普通の本屋の体だが 2階への階段に座っている若者が目立った。床面はきれいなので問題はなさそうだ。
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 一番目につく場所に『名探偵コナン』を発見。中国で人気とは聞いたがが これほど大量に置いてあるとは思わなかった。百巻ぐらいのセット売りもあった。ただし20巻ごとにパックされていたが。
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 当然 絵はそのままで文は中国語。適度に知的な感じがするところが人気の理由なのかもしれない。
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 2階の児童書の付近で子供たちが床に座って読んでいた。結構絵になる。日本では親に叱られるだろうが 大地を知るという意味でいいと思う。
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 この一角でも漫画版の本が多いのが印象的だ。今後は日本の歴史漫画のようなものも人気が出るかもしれない。ただし中国の歴史観に沿ってだろうが。
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 どこの本屋にもある値引き書籍のコーナー。読み方はわからないが『七折は30%OFF』の意味だ。
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 カフェは1階と2階の眺めのいいところにあった。勉強する学生が多く 混んでいた。
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 もちろん文具や玩具のコーナーもあり 面白かったのはこのミニチュアハウス。右の家には『わしょく』と書いてあった。

 歴史・文明的には『文字と本を発明した中国』でも本屋はどんどん減っている。本屋のカフェ化は世界的潮流で 中国は本を大切にする文化・歴史のゆえにやや遅れたのかもしれない。しかし『現代中国はとにかく変化が速い』ので カフェ化後も本屋文化が生き残れるかは心配ではある。



2023115(日)

北京の大学構内の風景(3) 急に増えたコーヒーショップ


北京の大学構内の風景(3)  急に増えたコーヒーショップ

 数年前までの中国の学生の飲み物の主流は圧倒的にお茶で 日本でもよく見る小型の魔法瓶に給湯室のお湯を入れていた。自販機など全く無かった。いわゆるショップは スタバなどが既に繁華街に進出していたが 大学構内ではコロナ直前になってポツポツ出始めた位だった。
 コロナ後の今回だが ショップが驚くぐらい増え 種類も多くなった。写真は構内で多数派の中国のコーヒーショップだ。ちなみに予約・注文・支払いはスマホで 現金は使えない。
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 カップのデザインもなかなかいい。ただ コーヒー豆の種類で選ぶよりも ラテ類が好まれるようだ。
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 現在の学生がよく飲むのは まずは水(左) 次はボトル茶(右) それにコーヒーの順と思う。学生のコーヒーは『数年前に始まり 今や根付いた感』がある。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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