e 北京・中国(55)


20241214(土)

友人のオフィスで中国茶を頂いた


友人のオフィスで中国茶を頂いた

 中国・深圳の友人のオフィスに行ったら「どうぞそちらに座ってください」と言われて長椅子に座った。目の前には大きな水盤に中国茶のセットが鎮座していた。お茶好きの人のオフィスによくある光景ではある。

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 香りと色の良い美味しいウーロン茶だった。
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 ふと横合いの茶の缶見ると「鴨尿香」とある。もちろんカモのオシッコの色も匂いも知らないが あるいは似ているのかもしれない。「しゃれて命名した」ということだろう。
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 実は茶道具にもいろいろある。これは他の方から頂いたブック型の茶道具セットだ。素材が竹で作られていて重厚だ。
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 中身は小ぶりの急須と杯が4個。簡単なものだがこのサイズは珍しいと思う。身の回りに茶道具があり過ぎても困るので これは日常的に使ってくれそうな別の友人にもらっていただくことになった。
 中国ではお茶は日常的な水分補給法だが 一方で高級な茶や道具にはまると 天井知らずにお金がかかるようだ。この辺は日本のお茶と同じなのかもしれない。



2024127(土)

深圳・中山の中国伝統庭園


深圳・中山の中国伝統庭園

 中国の深圳を訪問した時 休日に隣町(中山市)の中国式庭園(中山詹園)を案内された。歴史的中国庭園を復元したものらしい。

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 川を挟んだ両側に回遊式の庭園と一族郎党の住居が散らばっている。
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 堀で区切られた各居住区は橋で結ばれる。
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 カモも飼われていた。全く動かないのもあり 後からフェイクなのに気が付いた。
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 大きいお堂に漢王の像があった。一族の氏神に相当するのだろう。
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 一角にはこのような赤いリボンが木や柱に付いていた。書いてある漢字からして これは日本のおみくじに相当すると思う。
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 これは十二肖像(十二支)。説明によると 一族の子供たちの教育に使われていたらしい。
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 壁にはめ込まれたレリーフ。一族の有名なリーダー達だそうだ。
 塀で囲まれたこの場所は 学校も寺社もあり 恐らく数百人の詹氏一族がムラを作って住んでいたのだろう。古代・中世での氏(うじ)の歴史を感じた。最近の日本では夫婦選択別姓などが話題になっているが 少なくとも中国では夫婦別姓なので どういう経緯だったのかの歴史は興味のある所だ。
 訪問したのはかなり暖かい日だったが 川面を渡る風は涼しく気持ちが良かった。観光客は少なく 自分にとっては落ち着いたなかなか良い場所だった。



20241123(土)

中国・深圳から帰国 直行便があった


中国・深圳から帰国 直行便があった

 さて1週間にわたり広東料理を堪能したわけだが(もちろん仕事はキチンとやった)。帰りは都合よく千歳空港への直行便が取れた。朝9時(日本時間10時)発の深圳航空。ここはスターアライアンスなのでラウンジも使えた。

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 この深圳空港は第三ターミナルまであり 既に千歳空港よりはるかに大きいが(滑走路4本?) 現在も拡張工事が続いているようだ。
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 上空ではズーッと雲の上。どこを通っているかわからない。行きと同じなら上海から九州を通って北海道だろう。
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 やがて機内食(エコノミー)が出てきた。ポークライスとのこと。毎晩広東料理を食べていたので ちと貧相かな。「スパイスが要りますか」と聞かれたので お願いしたらご飯の上に「食べるラー油のようなもの」を載せてくれた。これが辛くないのに非常においしかった。 新しい発見だ。
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 深圳航空の発見をもう一つ。食後に頼んだコーヒーはドリップの味がしたのだが このカップにも感心した。高さは普通のカップと変わらないが 太くて楽しいキャップが付いている。紙製だった。これはいい。
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 CAさんと少しおしゃべりをさせてもらったら「この直行便の今日の乗客は22人で よく便がキャンセルされる」とのこと。後ろを見たら「なるほどガラガラだった」。
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 そろそろ4時間かなと思う頃 秋田か青森の海岸線が見えてきた。その後は青森上空から苫小牧方向に。
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 高度を落として北側からの着陸態勢。長沼・馬追丘陵のゴルフ場が見えて来たが「真っ白だよ」と驚いた。そういえば札幌市街でも雪が降ったニュースを思い出した。
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 午後3時前に着陸。入国手続きは全く混まないですぐ出られた。出発から4時間半。空港外パーキングから車を出して 途中の恵庭でいつもの温泉ラフォーレへ立ち寄った。とっぷりと日が暮れたが 楽な帰国だった。曜日が合えばだが 直行便はさすがに楽ちんだった。この日も気温差20℃以上。



20241121(木)

中国のお菓子 素朴な自然の甘さ


中国のお菓子 素朴な自然の甘さ

 友人達のお土産にはよくお菓子を買うが 中国のお菓子が美味しいかどうかを検証してみたい。
 簡単なお土産を探しにホテル近くのショッピングモールに出かけた。イベントスペースで音楽の発表会をやっていた。日本ではあまり見ないが 吹き抜けスペースなので音がこもらなくて良いかもしれない。

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 両親・友達が集まるにぎやかな風景は日本も同じだ。
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 こんな感じの自然食品の店を覗いた。
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 自然食としてのドライフルーツだ。
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 有機海苔や焼きヒマワリの種もある。
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 ナッツ類だ。値段は比較的安い。
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 今回は買わなかったがドライフルーツやナッツケーキの詰め合わせだ。
 しかし「中国のお菓子への友人たちの評判はどうもよろしくない」。「香りはいいが ボソボソとして美味しくない」とのこと。要するに素朴で「西洋風のバターやクリームがふんだんに使われていない」のが理由だろう。それだけ自然食に近いのだが 人の好みはいかんともし難い。逆の例では 訪日した中国の方が「北海道の牛乳とソフトクリームは最高」というのはこれが理由と思う。



20241120(水)

中国のEV 予想より進化している


中国のEV 予想より進化している

 中国の友人が買ったばかりというBYDのEVに乗せてくれた。一番驚いたのはインパネにあるモニターのデカさだった。普通のディスクトップに比べると小さいが 私のノートパソコンよりはるかに大きい。これなら分割画面でもカーナビ地図は十分に見えるし 多角カメラの再構成で駐車場の微妙な移動も簡単だ。ちなみにPCの性能は最新のスマホ以上だそうだ。

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 運転中にも電話が入り バンバンやり取りしている。日本の感覚だと「法令で運転中の通話はご法度のはず」と思うが 現在の中国は自動運転を普通の車に取り入れつつあるので 「もし自動運転車ならタクシーに乗っているのと同じ」で 乗員は電話を掛けようがネット会議をやろうが構わないのかもしれない。このPCはタッチパネル・音声の対応で もちろんスマホとも連動している。
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 EVはナンバープレートが緑色なので簡単にわかるのだそうだ。

 航続距離は気になるが この車は満充電で700km走行可とのこと。満充電は6時間ほどかかるが 自宅にも職場にも充電設備があるので不自由はないとのこと。もう一人の若者の車にも乗せてもらったら 彼の車は航続が400kmで充電は45分ぐらいとのこと。ちなみに電気代はガソリン換算だと半額以下のようだ。これなら新車を買う時にガソリン車という選択肢はまずないだろう。
 EV車をあまり見ない日本では EVというと電池の安全性とか航続距離とかが議論になってしまうが 世界の新車事情ではEVに「PCによる安全性と快適性」が加わっている。130年の車の歴史の中で「一種の革命」が起こっている。こうなると日本車は発想からして遅れてしまっているのではなかろうか。日本車は少なくとも中国では急激に売れなくなった。欧米向けではハイブリッド車で一息ついているようだが 今後の日本の自動車産業が心配だ。
 私は中国のEVが勝っているというつもりはない。一方で不景気になりつつある中国は国内消費に限界があるので輸出に力を入れるだろう。欧米・日本は関税などで自国産業を防衛するので 勢い東南アジアやアフリカなどに向かい 充電システムも含めて低価格で売りまくるのではなかろうか。儲かるとなったら後先を考えずに作りまくり 売れるところに売りまくる。迷惑なことこの上ない。
 ちなみに私自身は未だにマニュアル車で「運転感や燃費がいい」とか言っている遅れた人間だ。とてもEVにどうこう言える立場ではないが 日本の自動車産業の今日・明日が心配だ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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