e 北京・中国(36)


2024912(木)

北京の火鍋 かなりイケる


北京の火鍋 かなりイケる

北京の空港についたのは一時間遅れの夜9時過ぎ。若者達に空港まで出迎えに来てもらっていたが ホテルで何だかんだあって夜の11時過ぎになってから食べに行くことになった。彼らは食事をしてないので自分としては断れない。近くの火鍋屋に入った。これが北京の火鍋で北京人は誇りにしている。ところでこれが何だかわかりますか? 日本ではラムしゃぶ鍋に相当しますが 異様に背が高い。実は下にある炭火の煙突なのです。

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十分に火が起きたら煙突を取っていよいよ食べ始める。鍋のお湯・スープは赤いのと無色に二分され 赤いのはもちろんトウガラシが入っている。手前の皿は羊の腸とのこと。
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四人分とはいえ夜食にこれだけの量を食べるのには驚いた。翌日は北京西駅から朝6時の高速鉄道で移動するというので 控えめに頂いたが 彼らはバンバン食べていた。
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これがタレ。擦りゴマペーストで薬味が入るが 見かけほど味は濃くない。
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この羊肉の火鍋 元々は元朝にモンゴルから入ってきたが 北京で改良されて定着し 今は北京名物になっている。ということで1日目の深夜は更けていった。



2024530(木)

中国古茶(プーアール茶)を頂いた


中国古茶(プーアール茶)を頂いた

 中国茶に詳しいわけではないが マアいろいろと試し飲みをして楽しんでいる。中国茶は種類が多様なこととお湯の温度調整が無用なこと(基本は沸騰)が気に入っている。
 最近 知人から中国古茶を頂いた。立派な普洱(プーアール)のようで 値段は恐らく数千円レベルかと思う。本格的な中国茶は一般に高価だが 自分は人に迷惑はかけるが お役に立つことはまずしたことはないので 予想以上に高額という心配はまさかない。
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 包み紙を開けると約20センチ径の茶餅だ。時々ハンマーが必要なほど固いのもあるが これは手で簡単に割れた。
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 データはもちろん中国語なので 自分は読めないが 漢字なので何となく意味は分かる。雲南省産の古樹茶で7年物のようだ。
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 たっぷりお湯を加えて淹れると 浅入りコーヒー並みの色が出た。カフェインはあまり無いようで 夜に飲んでも寝付けないことはない。夜の飲み物として重宝している。



2024210(土)

中国のEV事情 大学の構内バス


中国のEV事情 大学の構内バス

 中国のEV(電気自動車)の最近の隆盛は以前にも紹介したことがある。ストック写真でその好例を見つけたので紹介しておきたい。
 これは北京の某大学の風景だが 何かモダンなオブジェのようなものが置かれていた。
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 よ~く見ると構内移動のEVが停車しているところだった。もちろん無人運転のようだ。
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 これは北京の南隣り山東省の某大学に行った時の構内バス。同行者が呼んでくれた。形は旧型だがもちろんEVだ。
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 赤帽子の運転手はリタイアしたシニアの感じ。面白いのはQRコードがあちこちに張ってあって これでスマホ連絡するとお迎えに来てくれるそうだ。これは便利でもちろん無料。広大なキャンパスの中で移動手段の無い来訪者にとってはありがたい。ただし 学生はたいてい自転車か電動バイクを使っているようだ。
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 しばらくして目的の図書館前に到着した。バス停があるわけではない。
 中国のEVの隆盛は国策によるところが大きい。10年ほど前に「エンジン車では欧米日韓に追い付けないので その先をやる」という車産業の構造を転換した。加えて市民への直接的な政策もあった。例えば北京で車のライセンス(ナンバープレート)は以前は数百倍の抽選で規制していたが 最近は子供の数・仕事先・買う車がEVかなどでポイントで決めるので「実質的にEVでなければ車が買えない」ことになってしまった。ここまで徹底すると数年前のような北京の大気汚染が劇的に改善したのは確かだが「このような強烈な規制が良いのか悪いのかは難しい」ところだ。
 何れにしろ 現在の世界のEV市場は中国車とドイツ車に集約されてしまったといってよいだろう。日本の自動車メーカーはどう盛り返すのだろうか。



2023124(月)

中国の大学の醸造センター・博物館


中国の大学の醸造センター・博物館

 この前の北京訪問の時に友人が『自分の大学で作っている』というビールと白酒をお土産に持ってきてくれた。エンジンオイルに似た缶に『工大精粮』と書いてある。中身はドイツ風のおいしいビールだった。『なになに? 大学でビールを作ってる?』と驚き『これは行かずばなるまい』ということで 中国山東省の斉南(Jinan)市にある斉魯(Jilu)工業大学を訪ねた。
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 確かに生物工学院の付属で醸造研究所と博物館があった。発酵技術者の研修もやっているようだ。
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 『酒文化体験センター』の看板があった。山東省の青島では世界的に有名なビールが作られているので 省都の大学にこんな施設があるのは当然かも。
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 ドイルビール技術センターと言うことで 製造法やドイツやベルギーの代表的ビールが展示されていた。
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 一階の奥は工場スペースで 発酵・貯蔵タンクなどがあった。
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 蒸留工程や瓶詰工程もあった。ここで試験製造と実習が行われているようだ。
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 二階に上がるとフランス流ワインのサンプルが製造者(教授)の写真とともに展示されていた。
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 こちらはアイスワイン。この辺は冬は寒いので作れるのだろう。
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 こちらは蒸留酒で この地方の産は『國井』と言う銘柄らしい。確か空港の免税店でも見た気がする。
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 これが大学ブランドの醸造酒。色違いのものを2本持ち帰ったが 飲みやすいと言うものの強い酒に違いない。
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 二階に上がった時に気付いたのだが 展示室の椅子・テーブル・床にゴミが散らかっていた。前の晩のここで試飲会があった雰囲気だ。やはり文字通り『酒文化体験センター』なのだろう。

 帯広畜産大には日本酒の醸造蔵(碧雲蔵)があり有名だが この斉魯工大のほうがはるかに大規模だった。やや雑然感はあるが ここで研修すれば 今はやりの地ビールなどのマイクロ醸造所などに有効な気がした。十勝の大学にそのような試みがあってもいいと思う。



20231128(火)

久々の中国訪問を終え帰国


久々の中国訪問を終え帰国

 たった20日間だったが北京の仕事を終えて帰国した。
 北京首都空港は2008年の北京オリンピックに向けて作られたので 15年以上は経過したが 立派なものだ。
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 中国の建築はモダンなデザインだがすぐに痛みだすのが普通だが この建物は例外的に古さを感じない。メンテが良いのだろう。
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 久々に日本の飛行機を見ると何か感慨深い気持ちになってしまった。誰でも感じることなのかもしれないが 国外で万一のことがあった時に助けてくれるのは母国の飛行機なので。
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 全日空の機内食はエコノミークラスでもそれなりに気を配ったものが出ると思うが 今回はいまいちだった。北京で作ったものを載せたのだろうか。
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 成田に到着し接続便を待つ間に小腹がすいてきた。色々のぞいたが『寿司屋はずいぶん高そうだし ラーメンはもういいわ』と言う感じで結局『吉野家の牛丼カレー』を選択。日本の食べ物に飢えていたためか満足感があった。
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 札幌着は夜だったので 翌日に近くの北大の銀杏並木に行ってみたら もう葉っぱも落ちて寒々としていた。今の時期は北京よりも札幌のほうが寒い。北海道の一番の閑散期は11月と思う。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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