e 北京・中国(37)


20231111(土)

北京の中国茶(1) お茶の街『馬連道』


北京の中国茶(1) お茶の街『馬連道』

 お茶は中国で日常的に飲まれているし 贈答品の代表格なので お茶屋(お茶を売るお店)は至る所にある。そのため『どこがいいか・どのお茶がいいのか聞いても 人により違うのであまり参考にはならない』困っていたら『北京中心部の南側の馬連道に行ってみたら』と勧められた。大昔 お茶は馬車で運ばれて来て その馬車がよく集まるところがお茶屋街になったそうだ。
 この通りの南側に『北京馬連道茶城』というお茶屋ビルがあり 北京のお茶屋さんが仕入れに行くと聞いた。
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 地下鉄を乗り換えて40分ぐらいで湾子(わんじ)という駅で降りた。もちろんタクシーでも同じぐらいで行けるし 北京の中心からだと20分もかからないと思う。この地下鉄駅から南に歩くと 両側のお店がすべてお茶屋さんだった。これがほぼ1キロ続く。
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 茶城ビルの中に入ると一階は仕切ったお店がずらーと並んでいる。これ皆お茶屋さんだ。これが4列ぐらいあった。多分産地ごとに専門があるのだろうが どこに入ったらいいのかわからない。
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 飛び飛びだが茶器の専門店もある。油断するとたくさん買ってしまい 旅行カバンに入らず持ち帰れない悲劇もおこる。
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 エスカレーターで二階に上がる。このフロアでは仕切りのないお店が並んでいて それぞれが顧客用のいす・テーブル・茶器をそなえている。お客が試飲しているところもある。
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 お茶のディスプレイ。何れも聞いた名前なので 最近の売れ筋なのだろう。白茶から黒茶まである。
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 この見ると色も形も千差万別だ。ここでは50gからでも量り売りしてくれるそうだ。容器だけ扱っている店もある。
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 三階には『天月茶』というプーアール茶を専門の立派な構えのお茶屋さんがある。実は今回の目的は 偶然知り合ったここの茶師を訪ねることだった。
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 彼はあいにく西安に出張で不在だったが 結局 お茶を勧められて座り込んでしまった。小学生はこのおばさんの息子。
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 本格的な『古樹プーアール』で イヤイヤ香りも色も極上だった。アポを取って出直すことになった。



20231110(金)

北京の街風景(8) 寿司コーナー


北京の街風景(8) 寿司コーナー

 宴会夕食にたびたびご招待いただくのは有難いのだが 如何に中国料理がおいしいとはいえ 明らかに食傷気味になってしまった。こういう時は『寿司をちょっと食べるに限る』と思い 近くのショッピングセンターで見かけた『持ち帰り寿司』にしようと出かけた。その池田寿司と言うのが地下食堂街の一角にあった。
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 この地下食堂街は各国料理のお店と人があふれていた。日本のデパ地下に比べると『活気はあるがマア雑な感じ』もする。中央のヘルメットと黄色のジャケットはバイクの宅配人だ。
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 池田寿司にはセットもあれば一個売りもあり 種類は一通りそろっていた。カラフルなので人目を引いていた。
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 ショーケースの中にサーモンのカマの塩焼きを見つけた。それと少なめのボイルエビの握りらしいものを買って帰り ホテルで食べた。マヨネーズが乗ってるぞ。お米にちょっと難があるな。とはいえ 久々のあっさりしたおいしさだった。たまにはいいかな。



2023119(木)

北京の街の風景(7) 市バス


北京の街の風景(7) 市バス

 北京市民の足は何といっても市バスのようだ。地下鉄も含め 路線が網の目のように走っているので 多少余分に時間がかかるが東西南北の主要な地名がわかれば思ったよりも簡単に使える。実はタクシーはすごく安くて便利なのだが 運転手との言葉のやり取りが必要なので面倒。バスは話す必要もなく 通勤のように決まったルートなら気楽なものだ。
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 車内はごく普通。やはりお年寄りが多い。
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 面白いのはワンマンバスなのに男の車掌(左手の黒)が乗っていること。切符売りも案内もするわけでもないが 後で聞いたら安全要員とのこと。もちろん車いすの手助けはしてくれるようだ。
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 次の停留所は電光掲示板と音声で案内してくれる。英語の案内もあるので たいていの心配はない。また日本人なので漢字の形と意味で大体判別できるので助かる。中国語の音声だけだと難しすぎて私は無理。この日はたまたま11/8の立冬だった。
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 これは市バス・地下鉄のパスカード。地下鉄の駅で買えるしチャージもできる。
 市バスの料金は何と1元(20円)また 学生は半額の0.5元らしい。これは市が大量にお金をつぎ込んでいるのだろう。なお 現金も使えるが 自分以外で入れたのを見たことがない。
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 これはタッチするところ。もちろんスマホでやっている人もかなりいる。ものすごく面白いのは 乗ったときに2元がデポされ 降りるときに1元がバックされること。意味は私にはわからない。
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 他に感心したのは 市バスの全部がEVなこと。数年前はバスの排ガスが気になったが 現在は騒音も無いし 加速もスムーズだ。この辺は驚くべき進歩と素直に思う。



2023118(水)

北京の街の風景(4) 二種類のパン屋


北京の街の風景(4) 二種類のパン屋

 ホテル近くのショッピングセンターにパンを探しに行った。以前と場所が少し変わったようだが二軒ともあった。これは『パリス・バッゲット』でケーキなども売っているので 十勝の『ますや』みたいなものかも。韓国人の経営と聞いた。
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 菓子パンかな。香りもいいし おいしいので人気とのこと。
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 サンドイッチやベーグル。
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 ベーグルサンド・ふかふかロールパン・栗アンパン・豆乳ドリンクを買った。中国で食料品は一般に安いので ほぼ千円は少し高い気がした。
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 もう一つは『原麦山丘』というハード系パンのお店。ヨーロッパで修行した人が始めたと聞いた。
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 全粒粉を使った本格的なパンで 値段はそれなりに高い。これは健康志向に乗って売れているそうだ。多分若者の勤労層と中間層のようだが 結構混んでいた。日本と同じ傾向だろう。



2023117(火)

北京の街の風景(3) 日本料理店の現状


北京の街の風景(3) 日本料理店の現状

 土曜日は完全オフだったので いつも助けてもらっている学生を誘って精華大近くの日本料理店でランチをした。彼は日本に二年ほど留学したので 日本食は慣れている。
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 この和食やは北京朝暘区の日本人街にもお店があり 日本人向け情報誌なども置いてある。ビル横の駐車場の奥ながら居酒屋の雰囲気で知る人は多い。
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 メニューには寿司はもちろん 天ぷらも。奥の寿司カウンターは閉めていたが『家族連れのランチで結構なぎわい』には驚いた。
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 刺身の他にウナギを頼む人も多い。
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 まずは先付の盛り合わせ。タコワサ・ホタテ貝柱・昆布・キムチが出てきた。キムチが入った組み合わせからオーナーかシェフは韓国人だろうと推測。北京の日本食レストランのオーナーは中国人・韓国人が多いと聞くので ここもそうかもしれない。
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 定番のとんかつ定食を注文。これがおいしかった。特にご飯がおいしいのには驚いた。もちろん久々だったこともあるのかも。
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 ひょっとして日本のお米かと思い聞いてみたら(聞いてもらったら) 大連近くに有名な産地があるらしい。『そうか 気候の似た場所なら良いものができるだろう』と思った。最近の諸事情で日本からの水産物の輸入がストップしても 中国内で何とかなってるのかもしれない。
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 余計なことだが お店のテーブルに貼ってあった注文用のコードは同心円のコードだった。QRコードは日本の会社の発明として世界中で使われているが なるほどこの形もアリだ。お店のマークを入れても違和感がない。『いつまでも日本が先頭を走っていると誤解するとまずいな』と思ってしまった。『常に進歩・改良を忘れずに』だ。



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Elmtree
 もともとアウトドア大好き人間ですが 時間の制約から残念な思いをしてきました。2019年春に友人の協力を得て 十勝清水にMountain Cabinを自作するプロジェクトを始めました。若者を巻き込んで いつでもバトンタッチできる体制を心がけています。また近くの「遊び小屋コニファー」は アウトドアの大先輩としてリスペクトしています。なお 街・探検・文化については別ブログにしました。Elmtree2をご覧ください。

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