2023年11月5日(日)
北京の大学構内の風景(3) 急に増えたコーヒーショップ
e 北京・中国×55

数年前までの中国の学生の飲み物の主流は圧倒的にお茶で 日本でもよく見る小型の魔法瓶に給湯室のお湯を入れていた。自販機など全く無かった。いわゆるショップは スタバなどが既に繁華街に進出していたが 大学構内ではコロナ直前になってポツポツ出始めた位だった。
コロナ後の今回だが ショップが驚くぐらい増え 種類も多くなった。写真は構内で多数派の中国のコーヒーショップだ。ちなみに予約・注文・支払いはスマホで 現金は使えない。
カップのデザインもなかなかいい。ただ コーヒー豆の種類で選ぶよりも ラテ類が好まれるようだ。
現在の学生がよく飲むのは まずは水(左) 次はボトル茶(右) それにコーヒーの順と思う。学生のコーヒーは『数年前に始まり 今や根付いた感』がある。
コロナ後の今回だが ショップが驚くぐらい増え 種類も多くなった。写真は構内で多数派の中国のコーヒーショップだ。ちなみに予約・注文・支払いはスマホで 現金は使えない。


2023年11月4日(土)
北京の大学風景(2) 荷物はすべて『スマート置き配』
e 北京・中国×55

この大学の敷地は1.5km四方ぐらいだが 校舎の他に学生寮や職員宿舎もあるので 塀に囲まれた人口3万人の街に相当する。 当然 物流はあるわけで『宅配や郵便はどうなっているのか』は興味あるところだった。
構内を歩くと写真のような小型ロッカーが随所にある。これは職員居住区の郵便・宅配ボックスで 受取人にはスマホで保管場所と開錠の暗証番号が送られるので 指定された場所に出向いて自分で開けて受け取るシステムだ。したがって『100%の置き配』ということになる。
大きい荷物は歩道の横に積まれている。さすがにシートはかけられるようだが 北京は雨が少ないので何とかなっているようだ。
これは宅配業者がミニトラックから荷物をボックスに入れている最中だ。ボックスに入れて場所と番号をSNSで各人に連絡する。
中国の人は電話番号をまず変えないのはこの辺にも理由があるようだ。電話番号は自分で選んだマイナンバーということになる。もちろん身分証明書の番号や暗証番号は別にある。このシステムは合理的といえばそれまでだが スマホが使えない老人・子供は?と心配になった。聞いてみたら『そんな問題は起こらなかった』そうだ。実際ご老人がスマホを使っているのをよく見かける。ちなみに銀行のお金の出し入れもSNSで瞬時に連絡が入る(通帳はない)ので スマホは便利で生活の必須アイテムだ。当然 日本のようにマイナンバーカードの議論などは起こらないのだろう。
構内を歩くと写真のような小型ロッカーが随所にある。これは職員居住区の郵便・宅配ボックスで 受取人にはスマホで保管場所と開錠の暗証番号が送られるので 指定された場所に出向いて自分で開けて受け取るシステムだ。したがって『100%の置き配』ということになる。


中国の人は電話番号をまず変えないのはこの辺にも理由があるようだ。電話番号は自分で選んだマイナンバーということになる。もちろん身分証明書の番号や暗証番号は別にある。このシステムは合理的といえばそれまでだが スマホが使えない老人・子供は?と心配になった。聞いてみたら『そんな問題は起こらなかった』そうだ。実際ご老人がスマホを使っているのをよく見かける。ちなみに銀行のお金の出し入れもSNSで瞬時に連絡が入る(通帳はない)ので スマホは便利で生活の必須アイテムだ。当然 日本のようにマイナンバーカードの議論などは起こらないのだろう。
2023年11月3日(金)
北京の大学構内風景(1) キレイな黄葉
e 北京・中国×55

先週土曜に北京に到着し 火曜ぐらいから本格的に活動を始めた。大学構内の様子だが これから黄葉のピークになるという状況で 構内は明るい雰囲気だ。
この大学の体育館は 2008年の北京オリンピックで柔道のヤワラちゃんが金メダルを取った場所でもある。なかなか立派な施設で その後もいろいろ活用されているようだ。
イチョウもたくさん植えられていて 黄色と緑の木が混在しているので おそらく来週がピークになるだろう。
大学構内なので相変わらず自転車もオートバイもたくさんあるが 一時期のレンタルバイクは無くなったとのこと。またすべてのオートバイはだいぶ前に電動になっている。
学生寮の一角にあった看板。仰々しい意味のようだが 大学が作ったもので 学生はオブジェぐらいの認識だろう。若者たちは生き生きしている。
講義棟の一角にスケボーが立てかけてあった。コロナ後に増えたのだそうだ。次の講義にはこれで移動していく。
通りに面して大型パラソルやペンチもあって 利用者も多い。これらは世界共通の大学風景と思う。
北京では紅葉する木は少なくて黄葉がメインだ。イチョウの具合からして札幌より一週間は遅いので少し暖かいのだろう。ただし冬ははるかに寒い。






北京では紅葉する木は少なくて黄葉がメインだ。イチョウの具合からして札幌より一週間は遅いので少し暖かいのだろう。ただし冬ははるかに寒い。
2023年11月2日(木)
中国の麺(1) 羊肉面
e 北京・中国×55

中国に来ると自分は昼食に麺を食べることが多い。『パッと食べれる・安い・おいしい』ので言うことなしだ。この日は近くのレストランの羊肉面。ちなみに現代中国では麺を面と書く。スープは豚骨ならぬ羊骨仕立てで 結構繊細な味。面は平太で適度に噛み応え。ここでは小椀サイズを選択。これは15元ぐらい。
追加トッピングの羊肉関係。手前左から塩茹で羊肉・内臓・固めた血 後ろの列は不明。何れもおいしそうだが次回に試したい。
野菜関係のトッピング。種類が多いのでちょっと判別できない。
種類は普通のラーメン・スープ・汁なし面などがあり サイズとトッピングで値段が決まり 20~30元ぐらいのようだ。
比較としての『学食の羊肉面』。こちらは丸中太麺でウドンに近い。スープはおいしいが麺は柔らかすぎると思う。揚げ豆腐煮を付けて12元だった。
現状は1元=20円位のレートだが『最近のどうしようもない円安』を実感する。昔はもっと安いと感じた!
学生はお金がない(貧乏という意味ではない)のは世界共通だ。しかし最近の10年間で中国の学生の身なりは明らかに日本の学生より良くなっている。逆に言うと日本の学生は貧相になったと感じる。これは中国政府が学生 特に大学院生には月額数万円 (博士学生には10万円を超える)を支給しているのが大きいと思う(もちろん主要大学だけかも知れないが)。食費は安いし全寮制なので 授業料は別としても 家庭の負担はかなり少ないだろう。
高等教育は国の未来を決めるので国家が支えるのが当たり前だが 日本では親が支えている(あるいはコンビニバイトか)。明治の頃はちがっただろう! 事態は徐々に変化したので誰も深刻に感じていない。日本の文科省は何をやっていた! と思ってしまう。話が飛び過ぎかな。




現状は1元=20円位のレートだが『最近のどうしようもない円安』を実感する。昔はもっと安いと感じた!
学生はお金がない(貧乏という意味ではない)のは世界共通だ。しかし最近の10年間で中国の学生の身なりは明らかに日本の学生より良くなっている。逆に言うと日本の学生は貧相になったと感じる。これは中国政府が学生 特に大学院生には月額数万円 (博士学生には10万円を超える)を支給しているのが大きいと思う(もちろん主要大学だけかも知れないが)。食費は安いし全寮制なので 授業料は別としても 家庭の負担はかなり少ないだろう。
高等教育は国の未来を決めるので国家が支えるのが当たり前だが 日本では親が支えている(あるいはコンビニバイトか)。明治の頃はちがっただろう! 事態は徐々に変化したので誰も深刻に感じていない。日本の文科省は何をやっていた! と思ってしまう。話が飛び過ぎかな。
2023年11月1日(水)
北京の伝統中華料理『老北京』
e 北京・中国×55

久々に中華料理をおいしくいただいた。北京には全中国から人が集まってくるので基本的に何れのスタイルの料理も食べられるのだが 特に『老北京』というのもあるようだ。老北京は『古くから北京で生まれ育った人達』というぐらいの意味らしい。清朝の宮廷料理や人々が各地から持ち込んだものを改良した鍋料理・マトン料理・牛豚料理・野菜・スープなど多種に及ぶ。日本の京料理のようにやや上品な感じがしないでもない。
『北京ダック』は老北京の代表になるようだ。カリっと焼いたダックの皮と辛味噌と野菜などを薄い餃子の皮のようなもので巻いて食べる。お店により皮だけしか食べなかったり身まで食べるのがおいしいとか千差万別だ。自分としては『もちろんおいしいのだが 実は苦手なものの一つ』で オイリーすぎて私の年齢には合わないと思っている。
一番気に入っているのがこの羊肉の鉄板焼きで 清朝や元朝の影響なのか 羊肉を香料・香草を混ぜて小鉄板で焼いたものは特に美味しい。写真はだいぶ食べてしまってからで恐縮です。
次においしいと思うのは牛肉・キノコの炒め物だ。これは適度に柔らかい。
これは骨付き豚の野菜煮になるのだろうか。簡単に外れる肉と野菜を万頭にはさんで食べる。
中央は揚げた(川?)魚の丸かじりで 下の茶色の塩コショウのようなものを適当につけて食べる。最初は北海道のコマイに似た印象だったが 白身でおいしかった。
ここは大学構内の特別食堂で 学生・職員はもちろん一般も利用でき 価格もリーズナブルだ。小グループ用の小部屋もたくさんある。単身赴任の時は大変にお世話になったのだが コロナ前とちっとも変っておらず安堵した。
『食と家族と会話』は中国の人にとってすごく大切で 特に食は『いつどこにいても食を考える』『同じ食材をどう料理するかを考える』『四つ足は椅子以外はみな食べる』のだそうだ。万国共通と言えばそれまでだが 食の重要性は一般的日本人の感覚を超えていて その情熱はある意味うらやましい。
『北京ダック』は老北京の代表になるようだ。カリっと焼いたダックの皮と辛味噌と野菜などを薄い餃子の皮のようなもので巻いて食べる。お店により皮だけしか食べなかったり身まで食べるのがおいしいとか千差万別だ。自分としては『もちろんおいしいのだが 実は苦手なものの一つ』で オイリーすぎて私の年齢には合わないと思っている。





『食と家族と会話』は中国の人にとってすごく大切で 特に食は『いつどこにいても食を考える』『同じ食材をどう料理するかを考える』『四つ足は椅子以外はみな食べる』のだそうだ。万国共通と言えばそれまでだが 食の重要性は一般的日本人の感覚を超えていて その情熱はある意味うらやましい。