2020115(水)

内モンゴルの料理事情


内モンゴルの料理事情

 内モンゴルの料理はモンゴル文化そのものだ

 現在の内モンゴルは中国の自治区の一つだが 文化は歴史的なモンゴルそのもの。食はもちろんモンゴル流で 中国の影響が多少はあると思う。食材は広大な草原で生産される羊肉・ミルク・小麦が主体。羊肉はスライス・焼肉ではなく 丸ごとロースト・塩漬け・燻製保存食とするのが基本のようだ(集落ごとに専用の施設がある)。ミルクはミルク茶・バター・ヨーグルトとして 小麦は主に円盤状のパン・万頭として用いられる。
 レストランはモンゴルテントの個室が多く 人数に応じて小型から巨大なものまである。食事に招待された場合 まず歓迎の意味でマフラーのような青い布を肩に掛けてもらい 強い酒で乾杯する(お出迎えの時に握手をするのと同じ意味と思う)。
 最初はミルク茶スナック(乾燥麺)と小麦パンが出された。(朝食はこのような軽いもので済ませるのが普通だそうだ)。次に羊肉スープ・野菜・万頭などがたくさん出て来て 中国風円卓料理と似たスタイルだった。もちろん羊肉のリブローストなども付いてきた。確かに高脂肪の料理もあるが モンゴル茶のせいか脂っこさは感じなかった。
 何れもアルコールを飲みながら 時間をかけて十分な量の食事を楽しめた。また始めからミュージシャンが加わり民族音楽で場を盛り上げてくれた。この時は幸運にもホーミー(モンゴルのヨーデル)を聞くことができた。一度体験するのをお勧めします。

追記:この時の宴会はごく普通のもので(私が特別なお客というわけではない) 昼食時から大宴会を始めることもあるそうな。一体いくらかかるのか全く不明だが 大いに楽しめた。中国でも特に内モンゴル出身者はアルコールが強いと言われるが 納得・脱帽でした。






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 札幌在住ですが コロナ前には中国北京へ単身赴任が頻繁でした。面白い発見がたくさんあるので ご紹介します。この話題はElmtree (十勝ヒュッテプロジェクト)というブログに含めていたのですが 本題からあまりに離れることがあるので 「街・探検・文化」の別ブログとして発展的に分離しました。元のElmtreeもご覧頂ければ幸いです。

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