2020年1月9日(木)
中国の吉野家事情
中国(北京)の吉野家 所変われば品変わる
吉野家は国際展開に熱心で 中国にも早くから進出したそうです。当初 爆発的人気になり 「ロゴの良く似た吉田屋」まで現れたという伝説も聞きます。現在は日本食のファーストフードの代表として 市内各所にたくさん見られます。
牛丼はもちろん ラーメン お子様ランチ シェイクを含めた飲み物など実にバラエティーに富んだメニューの展開です。例えば写真中央の女性は 牛丼+パフェ+アイスティーを食べているようです。日本の感覚だと吉野家でパフェなどはあり得ないでしょうが 郷に入っては郷に従うという意味で 大変な進化を遂げています。
もう一つは 最近の中国では 食事の宅配サービスが大ハヤリで プラス100円位でどこにでも電動バイクで配達してくれます。スマホ注文・WeChat払いが 本当に発達した結果だと思います(安い労働力がないと成立しないモデルですが)。
ところで右下の電気炊飯器のようなものは何だかわかりますか?これは箸の消毒器で 中国の食堂で良く見かけます。ここから(洗浄と消毒した)プラスティック箸を抜き取って使います。エコ方式の一つでしょう。面白いですね。
吉野家は国際展開に熱心で 中国にも早くから進出したそうです。当初 爆発的人気になり 「ロゴの良く似た吉田屋」まで現れたという伝説も聞きます。現在は日本食のファーストフードの代表として 市内各所にたくさん見られます。
牛丼はもちろん ラーメン お子様ランチ シェイクを含めた飲み物など実にバラエティーに富んだメニューの展開です。例えば写真中央の女性は 牛丼+パフェ+アイスティーを食べているようです。日本の感覚だと吉野家でパフェなどはあり得ないでしょうが 郷に入っては郷に従うという意味で 大変な進化を遂げています。
もう一つは 最近の中国では 食事の宅配サービスが大ハヤリで プラス100円位でどこにでも電動バイクで配達してくれます。スマホ注文・WeChat払いが 本当に発達した結果だと思います(安い労働力がないと成立しないモデルですが)。
ところで右下の電気炊飯器のようなものは何だかわかりますか?これは箸の消毒器で 中国の食堂で良く見かけます。ここから(洗浄と消毒した)プラスティック箸を抜き取って使います。エコ方式の一つでしょう。面白いですね。
2020年1月9日(木)
中国のパン屋事情
中国のパン屋は拡大中
中国の食文化圏は小麦文化(北部・西部)と米文化(南部)に分けることが出来るでしょう。北京では何でも集まって来ているので 正確には人の出身地に依るのかもしれませんが 地域的には小麦文化圏でしょう。歴史が長いので おいしい麺・パンなどはたくさんありますが 私は平均的日本人の味覚ですから 中国のパンはパサパサ感がありイマイチです。家内の説によると バターをたくさん使うパンやケーキはまだ未発達なのかも知れません。私は特にパンが好きなわけではありませんが どうせならおいしいものを食べたいと思い いろいろ探しています(現在も)。最近はいわゆる洋風のパン屋さんが急増しています。これは中国の人(特に中年以下)の急激な洋風化と中・上流化を示していると思われます。
近くで見つけた良さそうなのは二つ。Paris Baguetteはシャレたフランス風で韓国系資本らしい。いっぽう原麦山丘は自然食志向で北京大出身の方が起業したらしい。確かにおいしいと思うのですが 私はドイツ風の硬いのが好みなので 両方ともやや不満が残ります。日本によくある個人経営のおいしいパン屋と言うのが見当たりません。この国では 外国企業が戦略的に進出するか 評判を取ると起業して大規模にするのが普通のようです。
中国の食文化圏は小麦文化(北部・西部)と米文化(南部)に分けることが出来るでしょう。北京では何でも集まって来ているので 正確には人の出身地に依るのかもしれませんが 地域的には小麦文化圏でしょう。歴史が長いので おいしい麺・パンなどはたくさんありますが 私は平均的日本人の味覚ですから 中国のパンはパサパサ感がありイマイチです。家内の説によると バターをたくさん使うパンやケーキはまだ未発達なのかも知れません。私は特にパンが好きなわけではありませんが どうせならおいしいものを食べたいと思い いろいろ探しています(現在も)。最近はいわゆる洋風のパン屋さんが急増しています。これは中国の人(特に中年以下)の急激な洋風化と中・上流化を示していると思われます。
近くで見つけた良さそうなのは二つ。Paris Baguetteはシャレたフランス風で韓国系資本らしい。いっぽう原麦山丘は自然食志向で北京大出身の方が起業したらしい。確かにおいしいと思うのですが 私はドイツ風の硬いのが好みなので 両方ともやや不満が残ります。日本によくある個人経営のおいしいパン屋と言うのが見当たりません。この国では 外国企業が戦略的に進出するか 評判を取ると起業して大規模にするのが普通のようです。
2020年1月9日(木)
中国の市バス事情
北京では市バスでどこへでも行けます
北京は(うんと郊外をのぞき)基本的に碁盤の目の街の配置で その大きい通りのほとんどをバスが走っているようです。従って莫大な数の路線があり バス通勤の人の話だと 便利で安いが 朝夕のラッシュ時は遅くて大変とのこと。しかし私は休日のみですから地下鉄の駅まで便利に使っています。
料金は驚くべき安さで 何と10kmまで2元(30円) 以後5kmごとに1元(15円)です。市政府の予算がつぎ込まれているのでしょう。現金払いもOKですが 地下鉄兼用パスだと降車時に半分がリファンド(結局15円)されます。学生はその半額です。
停留所のプレートには各ルート毎の表があり どのバスに乗れば目的地に行けるのかはすぐわかります。(地名がわからないと手も足も出ませんが幸い日本人は漢字がわかるので 話せなくとも何とかなるもんだと感心しています)。時刻表は無く 営業時間は5:30-23:00のように示されています(ラッシュアワーがあるので この方が合理的かも)。
車両は三種類で・普通・連結・二階建て(主に市内観光ルート)でほとんどが新しく バッテリー電気自動車も投入されています。車内は広告も無く スッキリしてきれいです。案内はアナウンスと電光表示と中国語・英語です。が 面白いのは車掌(乗務管理人)がいることで 必要とは思えないのですが ラッシュ時には活躍するのかもしれません。
機会があれば短い区間でも試してみてください。面白いです。
北京は(うんと郊外をのぞき)基本的に碁盤の目の街の配置で その大きい通りのほとんどをバスが走っているようです。従って莫大な数の路線があり バス通勤の人の話だと 便利で安いが 朝夕のラッシュ時は遅くて大変とのこと。しかし私は休日のみですから地下鉄の駅まで便利に使っています。
料金は驚くべき安さで 何と10kmまで2元(30円) 以後5kmごとに1元(15円)です。市政府の予算がつぎ込まれているのでしょう。現金払いもOKですが 地下鉄兼用パスだと降車時に半分がリファンド(結局15円)されます。学生はその半額です。
停留所のプレートには各ルート毎の表があり どのバスに乗れば目的地に行けるのかはすぐわかります。(地名がわからないと手も足も出ませんが幸い日本人は漢字がわかるので 話せなくとも何とかなるもんだと感心しています)。時刻表は無く 営業時間は5:30-23:00のように示されています(ラッシュアワーがあるので この方が合理的かも)。
車両は三種類で・普通・連結・二階建て(主に市内観光ルート)でほとんどが新しく バッテリー電気自動車も投入されています。車内は広告も無く スッキリしてきれいです。案内はアナウンスと電光表示と中国語・英語です。が 面白いのは車掌(乗務管理人)がいることで 必要とは思えないのですが ラッシュ時には活躍するのかもしれません。
機会があれば短い区間でも試してみてください。面白いです。
2020年1月9日(木)
中国の地下鉄事情
中国では地下鉄を「地鉄」と言います
北京の地下鉄は天安門広場の長安街の下が1号線で 東西南北と環状が組み合わされて順次建設され 2019年現在 15路線+地域名の5路線の計20路線に拡大しています。北京の車の渋滞はすごいので 地下鉄はこれからも建設が進んでいくと思います。かなり機能的・計画的な設計がされており 東京の地下鉄のように既存の建物や路線を縫って建設する無理がなく 乗り換えもスムーズです。
案内は英語併用で表示も機能的で良い。フリーワイファイ可。外国人でも地図片手ならまず大丈夫と思います。
駅までのエスカレーターは驚くほど深く長い。おそらくシェルター兼用で 遺跡で工事がストップになることもまずないのでは。ホームはすべて安全ドア付で ほとんどが分離式(別室型)なので日本のシステムより進んでいます。
車両は新しいものが多いせいか 静かで清潔です。広告はぶら下がりではなく車外の壁が基本のようです。一部では車内の壁から天井までも広告デコレーションしたのも見られますが シンプルなので好感が持てます。
料金は4から8元(60から120日本円)程度で 安く感じます(バスに比べると高いですが)。券売機もありますがバス共用の電子カードが普通です。
北京の地下鉄で最も驚くことは 入構の前に安全検査を必らず通ることです。ラッシュ時はどうなるの?と思いましたが 皆さん手馴れており スイスイ進み 困るという話は聞きません。これだとテロはまずないですね。
北京の地鉄も面白いです。試してみてください。
北京の地下鉄は天安門広場の長安街の下が1号線で 東西南北と環状が組み合わされて順次建設され 2019年現在 15路線+地域名の5路線の計20路線に拡大しています。北京の車の渋滞はすごいので 地下鉄はこれからも建設が進んでいくと思います。かなり機能的・計画的な設計がされており 東京の地下鉄のように既存の建物や路線を縫って建設する無理がなく 乗り換えもスムーズです。
案内は英語併用で表示も機能的で良い。フリーワイファイ可。外国人でも地図片手ならまず大丈夫と思います。
駅までのエスカレーターは驚くほど深く長い。おそらくシェルター兼用で 遺跡で工事がストップになることもまずないのでは。ホームはすべて安全ドア付で ほとんどが分離式(別室型)なので日本のシステムより進んでいます。
車両は新しいものが多いせいか 静かで清潔です。広告はぶら下がりではなく車外の壁が基本のようです。一部では車内の壁から天井までも広告デコレーションしたのも見られますが シンプルなので好感が持てます。
料金は4から8元(60から120日本円)程度で 安く感じます(バスに比べると高いですが)。券売機もありますがバス共用の電子カードが普通です。
北京の地下鉄で最も驚くことは 入構の前に安全検査を必らず通ることです。ラッシュ時はどうなるの?と思いましたが 皆さん手馴れており スイスイ進み 困るという話は聞きません。これだとテロはまずないですね。
北京の地鉄も面白いです。試してみてください。
2020年1月9日(木)
中国のスーパー事情 1
中国ではスーパーマーケットを「超市」(チャオシー)と言う
中国の普通の食品スーパーはイオンのように巨大ではなく 中サイズが 徒歩圏内に多数あるイメージです(郊外型もあるのかも知れませんが)。
まず驚くのは果物・野菜の種類が豊富で安いこと。中国は国土が東西南北に広大で いろいろなものが集まるためでしょう。食べ物の変化は日本では四季 中国では地域と思います。
値段の表記は500g単位(注1)が普通。大根60円/kg トマト140円/kg キュウリ110円/kg リンゴ(フジ)150円/kg 季節外のスイカ(注2)は180円/kg位か。日本では家内任せで スーパーでの値段は良くわからないが 多分日本の半分程度か。かなり安いと思う。(ただし 北京は物価は高いので 中小都市ならもっと安いのかも)
肉類も豊富で 値段は伝統的に 豚>牛=羊>鳥の順だそうです。豚肉は最近2倍に急騰して それでも600円/kg程度か。魚も水槽の川魚から上質のサーモンまである。
他に牛乳・果汁・ソーセージ・麺類・菓子類・酒類など食品の種類と安さには驚きます。中国は共働き社会なので自宅で料理するのは週末ぐらいで 通常は外食と聞いたが 一方では料理をする人も多いのでしょう。
スーパーでうれしかったのは キューピー(表記は「丘比」)が中国に定着して(注3) どこでもあること。中国に来たら超市訪問も楽しいと思う。
注1:旧単位の1斤が500g程度だったためらしい。なお1元=15日本円として換算した。
注2:中国の人はスイカが大好きで 食事後のデザートには必ず出る。夏の最盛期には1玉100円位まで安くなり 北京の暑い夏を涼むのにスイカを山積みしたスイカ屋台が出来る。(日本のビアガーデンに相当かも)。来日した中国の人が驚くことの一つは 日本ではスイカが貴重品のように高いこと。10倍以上ではないだろうか。
注3:キューピーはかなり昔に中国に進出したが マヨネーズはもともと無い味で 大苦戦の末 研究と努力で成功し ジャムやドレッシングも含めてどこでも見るようになったとのこと。先人の努力に敬意を表します。
中国の普通の食品スーパーはイオンのように巨大ではなく 中サイズが 徒歩圏内に多数あるイメージです(郊外型もあるのかも知れませんが)。
まず驚くのは果物・野菜の種類が豊富で安いこと。中国は国土が東西南北に広大で いろいろなものが集まるためでしょう。食べ物の変化は日本では四季 中国では地域と思います。
値段の表記は500g単位(注1)が普通。大根60円/kg トマト140円/kg キュウリ110円/kg リンゴ(フジ)150円/kg 季節外のスイカ(注2)は180円/kg位か。日本では家内任せで スーパーでの値段は良くわからないが 多分日本の半分程度か。かなり安いと思う。(ただし 北京は物価は高いので 中小都市ならもっと安いのかも)
肉類も豊富で 値段は伝統的に 豚>牛=羊>鳥の順だそうです。豚肉は最近2倍に急騰して それでも600円/kg程度か。魚も水槽の川魚から上質のサーモンまである。
他に牛乳・果汁・ソーセージ・麺類・菓子類・酒類など食品の種類と安さには驚きます。中国は共働き社会なので自宅で料理するのは週末ぐらいで 通常は外食と聞いたが 一方では料理をする人も多いのでしょう。
スーパーでうれしかったのは キューピー(表記は「丘比」)が中国に定着して(注3) どこでもあること。中国に来たら超市訪問も楽しいと思う。
注1:旧単位の1斤が500g程度だったためらしい。なお1元=15日本円として換算した。
注2:中国の人はスイカが大好きで 食事後のデザートには必ず出る。夏の最盛期には1玉100円位まで安くなり 北京の暑い夏を涼むのにスイカを山積みしたスイカ屋台が出来る。(日本のビアガーデンに相当かも)。来日した中国の人が驚くことの一つは 日本ではスイカが貴重品のように高いこと。10倍以上ではないだろうか。
注3:キューピーはかなり昔に中国に進出したが マヨネーズはもともと無い味で 大苦戦の末 研究と努力で成功し ジャムやドレッシングも含めてどこでも見るようになったとのこと。先人の努力に敬意を表します。