まかない(843)

今日のまかないはチャーハンです。

具は卵と玉ねぎです。
ネギではなく玉ねぎという昭和のチャーハン。
かく言う自分も、初めて教えてもらったチャーハンは玉ねぎでした。
10代の頃、アルバイトでお世話になったファミレスにて、料理長より手解きを受けたチャーハン。
具は卵、チャーシュー、玉ねぎ、ナルト、そんな感じだったかと思います。
数十年前にたった一度教えてもらったその作り方をいまだにおぼえている、と言いますか、思い出すことができるのも何かの縁なのではないでしょうか。
その時教わったチャーハンを後日、再現する日が来るとは、この時は思いもよりませんでした。

今日のまかないはシャケです。

大樹産でしょうか。
産地によって味や大きさなど違いがあります。
大樹産は身もしっかりして味も良いです。
こんなふうに日々地産地消という言葉を基本に生活できれば美しいのですが、実際は地元の良いものはより経済活動の大きなところへ、地元の人は冷凍食品やスーパーの半額惣菜・・みたいな未来が来ないようフードバレーの神に手を合わせます。

今日のまかないはマグロとおひたしと味噌汁です。

贅沢と質素を味わえます。
小松菜は育てられてもマグロは無理。
自分の手で得られないものを贅沢と言っても怒られはしないと思うのです。

今日のまかないはありもの炒めです。
調理を担当します。

アスパラと玉ねぎと卵と掃除肉でしょうか。
にんにくと醤油をしっかり効かせた濃いめの味付けで、辛さは鷹の爪ではなくおぼえたてでこさえた薬味を使っているようです。
卵も玉ねぎも、残っていた半端を使うにとどめているあたりにケチくさい性格が出ています。
掃除肉のしっかりとした食感を噛み締めて、たくましく生きていきたいものです。

今日のまかないは麻婆豆腐です。

らしいもの、おいしいもの、迷えるもの・・。
特に麻婆豆腐は、といった気がします。
そんな中でもらしさという部分に、作り手のその料理の捉え方が見えるような気がします。。