今日のまかないはラーメンです。
調理を担当します。

鶏スープと鶏白湯と魚介出汁を合わせます。
突出したところのないバランスでおいしいと言えるところではあるようですが、じゃあラーメンかと言われると視線は斜め上にとびます。

一方でラーメンは体のことなど考えず、味覚の嗜好性を極限まで刺激する食べ物。
料理ではなくお菓子の延長。
などという言葉がよぎります。
それは極端としても、業態として期待されるのは居酒屋かキャバクラかと聞かれれば高級クラブではないよねと誤魔化したくなります。

今日のまかないは肉炒めです。
調理を担当します。

豚肩ロースと玉ねぎと小松菜です。
肉の臭みが出ないようにという点と柔らかくという点に気をつけてあとは適当に、です。
少し鷹の爪の香りを立てたり、ニンニクを入れてみたり、ニラの方がいいかもしれないけれど小松菜を先に使ってしまいたいなど状況に合わせて。
今日は醤油感強めのバランスです。

結果はちょっと甘いけどうまいとのこと。
大抵は定食のおかず感と言いますか、ご飯と一緒に食べることを前提に濃いめに味をつけています。

今日のまかないはチャーハンです。
調理を担当します。

ザーサイの残りと味付きの激辛ザーサイを加えてチャーハンします。

味付き、というのは作る前から仕上がってるやつがおる状態です。
そしてそれがそれ以外にまで、です。
素朴で田舎くさいザーサイ風味のチャーハンに辛さを足すつもりが、瞬く間に加工食品と化します。

今日のまかないは刺身とカリフラワーとかぼちゃです。

キハダとかバチとかミナミとか色々ありますが、どうも本マグロのイメージが頭にあるためか、それ以外を食べた時に伴う違和感にいつも苦しみます。
そしてどこか食べづらい。
その謎の食べづらさの正体も未だ不明。
よく似ているけれど、どこか違う・・。はっきりとは言えないモヤモヤ。
そもそもマグロなのか、という疑問。
でもそれを口にしてはいけないような空気。。
違うものは違うと言いたいし、おかしいことはおかしいと言いたいけれど、言ってしまったその瞬間なにもかも失ってしまうような不安。
同一魚の出世魚ですら名前を変えるというのに、なぜこいつらは・・という不満。
本マグロがいなければ何と呼ばれていたのかを一度よく考えてもらいたい。
という気分です。。

茹でただけの冷たいカリフラワーは子供のおもちゃを食べているような食感です。

今日のまかないは道南地方の料理です。
調理を担当します。

豚肉と冬瓜の煮物、と言いますか炒め煮との間くらいでしょうか。
ざっくり聞いた作り方から落とし所を見つけて仕上げます。
出汁類や化学の力系は使わず、肉の旨みで仕上げるイメージです。
臭みが出ないようにしつつ味が籠らないようにも気をつけます。
あとは甘くはならないよう、かつ冬瓜なので少し濃いめの味付けをイメージ。

結果、ちょっと濃いめだけどうまいねをいただきました。
本来はユウガオを使う料理とのこと。
シンプルで食べ飽きしないおいしさがもつ魅力を再認識します。