今日のまかないは中華ちらしです。
調理を担当します。
焼きジャケと焼きサバ付きです。

卵を割る際に黄身を破ってはいけない・・いけない・・と思えば思うほど積み重なる失敗。
仕込みで出たハネ卵を使います。

「俺が作るよりうまい」をいただきましたが、4割ほど木須肉(ムースールー)がベースです。
そもそも中華ちらしの作り方に「これだ!」というものがあるのかも謎。
と言いますのも中華ちらしはどこかで木須肉飯と表記されているのを見たことがあるような気もしますが、もともと木須肉ことキクラゲと豚肉と卵の炒めものがベースのようです。
ですが、もはや使われる具材から味付けに至るまで突然変異かと思うほどの変化を遂げています。

個人的には木須肉としてのキクラゲ、肉、卵は押さえた上で、甘くはなく、かといってしょっぱくもないけれども濃いめの味付けで、牡蠣油などは使わずキレのある仕上がりがいいかなーと思います。
卵はモロモロと塊状でさらにふんわりしていると最高です。

そんなイメージでマスターに「木須肉ベースの中華ちらしはどうですか」と聞いたところ、「木須肉はご飯にかけないよ」とのことで終了。

今日のまかないはディー(ディア)カレーです。
鹿カレーです。
いただきものです。

クミンとみじん切りの生姜、奥の方にクローブを感じます。
トマトと玉ねぎがベースで、玉ねぎの炒め加減は浅め。
鹿肉はクセもなくやわらか。
優しいスパイス感のさっぱりとしたカレーと相まってあっという間に完食。
ごちそうさまです。

今日のまかないは蒜苗肉絲(ソンミョウルース)です。
にんにくの芽の炒めものです。
黄緑カリフラワー付きです。

柔らかくて甘いにんにくの芽。そのおいしさを十分に味わえる炒めものです。
使う調味料や薬味なども含め、にんにくの芽を中心として全てが仕上げられています。
食後に油たまりができることもありません。

黄緑カリフラワーは白いものよりも歯ごたえがしっかりしていて、そして水分量が多いようです。
どことなく爽やか。

今日のまかないは豚バラとヒラタケの豆豉炒めです。
調理を担当します。

調理の途中まではいい感じでした。
そこからここに至るまではあっという間のこと。
ちょっとしょっぱいけど味はいいとのことですが、この壊滅的な惨状を食べ物に対する形容とは思えない単語で例えられ終了。

今日のまかないは海老とにんにくの赤炒飯です。
ワラサの照り焼き付きです。
調理を担当します。

「チキンライスみたいだね」とひとこと。
その実、豆板醤禁止令が出ているので正味チリパウダーの赤さです。
細かく切り裂かれるような辛さが味わえます。
もっとにんにくさせればよかったという点と、海老が全くお飾りなのがもっともがっかりポイントです。

ワラサの照り焼きはもっと考えて作りましょう、という仕上がりです。