「ムーミンのたからもの」作・トーべ・ヤンソンの絵本を先日　友人がプレゼントしてくれました。

ママや　パパや　スナフキンみたいに、いつも持ってるものなんて、なんにもない・・・とムーミンは悲しくなりました。

そして　自分だけの宝物を探しにいくのですが、
みつけるもの　みつけるものは”そうだ、これを宝物にしよう！”と思ったとたんス二フやミィやママやパパの方がお似合いと思い、拾いました。

そして　森の奥へ　どんどん入っていくうちに　迷子になってしまうのです。

自分をはげます唄をうたったりしましたが、涙が出そうになりました。

すると　どこからか、ハーモニカの音が聴こえてきました。
スナフキンです。

そのあとから　ムーミン谷のみんなの　ムーミンを呼ぶ声が聴こえてきました。

ムーミンはみんなのおかげで　ようやく家に帰る事ができました。

家では　ムーミンママが　ムーミンの大好きなお茶とクッキーを用意して待っていてくれました。

　　　　　　
自分だけの宝物は見つからなかったけど、
みんなのために拾ってきたものを　ひとつひとつ並べました。

みんな　大喜びでした。

それをみていた　ムーミンママが、ムーミンをギュッと抱き寄せて、やさしく　言いました。

「ムーミン、あなたの持っている　宝物は　目に　みえないけど、ここに　あるわ。
ママには　ちゃあんと　わかりますよ。
それはね、自分の事だけじゃなくて、みんなの事を考えられる 　こころ。
あなたは　それを、もってるわ。」

ムーミンは　もう　ちっとも　悲しくありませんでした。とさ・・・

こころ　温まるお話しです。