2014年7月28日(月)
巨木の木の下で アイヌのムックリ Ⅱ
off time×165
光の森には クロエゾマツや アカエゾマツ トドマツなどの針葉樹と シナノキや ミズナラ ハリギリ ハルニレなどの
広葉樹などが 混成しています。
森を歩きはじめると とっても甘い いい香りに包まれました。
シナノキの花の香りです。
シナノキはアイヌ語で ニぺシニ。
ニは 木の意味です。
繊維から糸を取り出し 漁網やロープ 袋物などの材料になります。
今年はとても花つきがいいようです。
少し歩いていくと
枝分かれした木がありました。
オオバボダイジュです。
アオジナとも呼ばれていて こちらも繊維がとれるそうです。
実はこの木のあたりで 映画「許されざるもの」のロケがおこなわれたそうです。
渡辺謙さん主演の明治時代の蝦夷地を舞台にした映画で この阿寒の森から撮影がはじまったそうです。
この映画は2013年公開になっています。
撮影は3年前、講師の本田先生はアイヌ語の指導で 渡辺謙さんや柄本明さん、柳楽優弥さんなどと共に この地に立ち合っていたそうです。
現場でのエピソードなどを話してくれました。
渡辺謙さんは頭の低い方で 先生の前を通る時には 前を失礼します・・・といって頭を下げて通られたそうです。
そして 柄本さんが顔を虫に刺され腫れあがり消沈している時はジョークで笑わせて気持ちを持ち上げていたそうです。さすが大物は やっぱり違いますね・・・とおっしゃってました(^v^)/
あたりには小川が流れていて シーンと静まり返り 苔むしています。
倒木更新の姿もみられます。
朽ちた木の上に新しい命が宿ります。
更にすすむと 大きなおおきな カツラ(ランコ)の木が在りました。
そして なんという演出でしょう^^
美しいアイヌの女性がムックリを奏でています。
自然の中に 美しい光景でした。
ちなみに左のアイヌの女性、先程の映画にも出演されてるそうです。
樹齢800年ともいわれる どっしりと カツラの木。
ランコの木はアイヌでもとても大事にされている木です。
丸木舟の材料や お盆 まな板など様々な生活道具の材料として重宝されます。
その木の下で 教わりながら皆で ムックリを鳴らしてみました。
大昔も こんなふう・・・だったのかな?
木は記憶する生き物と 以前 本で読んだことがあります。
太古の昔から 世の中を眺め 何を感じてきたのでしょう。
見あげると こずえの方までも まん丸い葉っぱが輝いていました。
とっても安らかな気持ちになって 守られているように感じました。
そして 帰り途に
湯気の立ち上がる 手塚ボッケ(ボッケ=煮え立つ)があり
硫黄のにおいが漂っていました。
イソツツジや
足もとにはヒメジソなどが 生えてました。
これは ハッカです。
とってもやんわりとした芳香でした。
2時間程の散策でしたが 様々な自然の姿をみることができる 光の森でした。
満ち足りた心になりました。
どうか このような森が 後世にも残っていきますように。
昼食後は 2人の講師の方たちの講演を聴きました。
30年近くも それぞれの講師の方は 専門の分野で研究を重ねてきたこと 感動しました。
このようなご縁に恵まれ
導いてくださった財団の山本さん、ありがとうございます。
来年になりますが 自然写真家でもある 山本さんと”阿寒の森”を表現したフェルトとのコラボ展を 阿寒のギャラリーで開催する構想が持ち上がっています。
阿寒の森を 肌で感じ これからの作品作りに 生かしていきたいなぁと思ってます。
山本光一さんの写真はネイチャー雑誌「faura」の最新号に白糠海岸のアオバトが紹介されています。
道の駅 恋問にて現在 アオバトのミニ写真展がおこなわれています。
阿寒湖畔の奏楽の森ギャラリーでも 山本さん阿寒の自然を撮った写真展が開かれています。
どちらも拝見しましたが 素晴らしかったです。(^u^)
Ⅰ、Ⅱを 読んでいただき ありがとうございました。
広葉樹などが 混成しています。
森を歩きはじめると とっても甘い いい香りに包まれました。
シナノキの花の香りです。
シナノキはアイヌ語で ニぺシニ。
ニは 木の意味です。
繊維から糸を取り出し 漁網やロープ 袋物などの材料になります。
今年はとても花つきがいいようです。
少し歩いていくと
枝分かれした木がありました。
オオバボダイジュです。
アオジナとも呼ばれていて こちらも繊維がとれるそうです。
実はこの木のあたりで 映画「許されざるもの」のロケがおこなわれたそうです。
渡辺謙さん主演の明治時代の蝦夷地を舞台にした映画で この阿寒の森から撮影がはじまったそうです。
この映画は2013年公開になっています。
撮影は3年前、講師の本田先生はアイヌ語の指導で 渡辺謙さんや柄本明さん、柳楽優弥さんなどと共に この地に立ち合っていたそうです。
現場でのエピソードなどを話してくれました。
渡辺謙さんは頭の低い方で 先生の前を通る時には 前を失礼します・・・といって頭を下げて通られたそうです。
そして 柄本さんが顔を虫に刺され腫れあがり消沈している時はジョークで笑わせて気持ちを持ち上げていたそうです。さすが大物は やっぱり違いますね・・・とおっしゃってました(^v^)/
あたりには小川が流れていて シーンと静まり返り 苔むしています。
倒木更新の姿もみられます。
朽ちた木の上に新しい命が宿ります。
更にすすむと 大きなおおきな カツラ(ランコ)の木が在りました。
そして なんという演出でしょう^^
美しいアイヌの女性がムックリを奏でています。
自然の中に 美しい光景でした。
ちなみに左のアイヌの女性、先程の映画にも出演されてるそうです。
樹齢800年ともいわれる どっしりと カツラの木。
ランコの木はアイヌでもとても大事にされている木です。
丸木舟の材料や お盆 まな板など様々な生活道具の材料として重宝されます。
その木の下で 教わりながら皆で ムックリを鳴らしてみました。
大昔も こんなふう・・・だったのかな?
木は記憶する生き物と 以前 本で読んだことがあります。
太古の昔から 世の中を眺め 何を感じてきたのでしょう。
見あげると こずえの方までも まん丸い葉っぱが輝いていました。
とっても安らかな気持ちになって 守られているように感じました。
そして 帰り途に
湯気の立ち上がる 手塚ボッケ(ボッケ=煮え立つ)があり
硫黄のにおいが漂っていました。
イソツツジや
足もとにはヒメジソなどが 生えてました。
これは ハッカです。
とってもやんわりとした芳香でした。
2時間程の散策でしたが 様々な自然の姿をみることができる 光の森でした。
満ち足りた心になりました。
どうか このような森が 後世にも残っていきますように。
昼食後は 2人の講師の方たちの講演を聴きました。
30年近くも それぞれの講師の方は 専門の分野で研究を重ねてきたこと 感動しました。
このようなご縁に恵まれ
導いてくださった財団の山本さん、ありがとうございます。
来年になりますが 自然写真家でもある 山本さんと”阿寒の森”を表現したフェルトとのコラボ展を 阿寒のギャラリーで開催する構想が持ち上がっています。
阿寒の森を 肌で感じ これからの作品作りに 生かしていきたいなぁと思ってます。
山本光一さんの写真はネイチャー雑誌「faura」の最新号に白糠海岸のアオバトが紹介されています。
道の駅 恋問にて現在 アオバトのミニ写真展がおこなわれています。
阿寒湖畔の奏楽の森ギャラリーでも 山本さん阿寒の自然を撮った写真展が開かれています。
どちらも拝見しましたが 素晴らしかったです。(^u^)
Ⅰ、Ⅱを 読んでいただき ありがとうございました。
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