ムーミン谷の仲間(39)

若いころのムーミンママはしっぽをパフ代わりに使い
おしろいをはたく。

手頃な長さのきれいなしっぽで、物思いにふけねがら
しっぽに結びコブを作ることもある。（気持ちわかります）

　　　　　
ムーミンたちにとってしっぽは特別な意味がある。

バンザイの時は「しっぽよ　おめでとう！」

誓いの時は「しっぽにかけて誓うよ」
　　　　　「永遠のしっぽに誓って」など。


また　しっぽは気持ちの変化や外からの刺激にも　敏感に反応する。
気持ちが落ち込んでる時は　しっぽも垂れ下がり、痛みや冷たさも敏感に感じる。


　　　
　　　　　　
私自身　しっぽは持ち合わせてないが、鼻で鳴らす笛が吹ける。誰かセッションしましょ！jazzyな曲がいいかな。。

ムーミン谷の仲間のひとり、フィリフヨンカの家のお手伝いさん。

マーべル。

姿は　ムーミンのようだが、おだんごを結い、シスターのような格好をしている。

いつもフィリフヨンカの言いつけを聴いて、お掃除やお菓子作り　三人の子供たちの面倒をみている。

　　　　　
フィリフヨンカの　勝手すぎる言いつけに　嫌気がさして30年の奉公に暇をもらおうと　出ていくが、自分がいなくなるとどうなってしまうか心配で、すぐに引き返す。

　　　　　
「次は何をしでかすか、知りたい気もあるしね！」

「それが、　何か？」って顔。

ムーミンママは　おばあさまの古い手帳の中の「家庭に欠くことのことの出来ない常備薬」の

「人々が霧のようになって、姿がみえなくなってきた時の手当」をみつけました。

その処方を読み　すぐに　その薬をこしらえました。

紅茶のなかに仕込んで　ニンニに気づかれないように飲ませました。

それに、ママは自分のピンク色のショールで、ニンニに小さい服をこしらえて、余ったキレで大きなリボンもこしらえました。

　　　　　ニンニがどんな顔をしているか　みんなめいめいに想像しました。

ある日、みんなで　海にいきました。
ニンニも後から　ついてきました。

パパがふざけてママを驚かそうとした時
「ぎゃっ。」
と、悲鳴をあげて　パパは帽子を海に落としてしまったのでした。

ニンニの見えない小さな歯が、パパのしっぽをくいついていたのです。


「おばさんを、こんな大きいこわい海につきおとしたら、きかないから！」と　ニンニ。

「見えたよ、見えたよ。とってもかわいい子だよ！」
ムーミンが叫びました。

　　　　　
もしゃもしゃはえた赤い毛と、ししっ鼻のかわいい女の子。


みんなが　ニンニの姿を　現わさせたのです。

どう？　想像していたニンニと違ってましたか？


キンカンの芽が　すこしづつ大きくなっていますよ。

　　　
　　　　　　　　　　　　　

毎日、毎日　おばさんに皮肉を言われつづけて、
口がきけなくなり、怒ることも　遊ぶこともできなくなり
とうとう　透明人間になってしまった。

　　　　　
彼女を迎えたムーミン一家の人々は、だれひとり　ニンニの姿がみえるようにしてやろうとは考えませんでした。

みんなは、それぞれに　違う独特な個性を発揮して
自分流のやり方で接しました。

世話好きなママは　優しくいたわるように、ミイはズケズケと、パパは観察し、ムーミンは　ひたすら悲しませないように気を使います。

様々な体験を重ね、ニンニは、そのたびに手足が見えたり、
見えなくなったりしていました。

そして　最後には　激怒したり、笑ったりしているうちに、
ニンニは　姿をあらわし、もとの少女のニンニにもどりました。

ムーミンたちに出会えたことは　大きな救いとなりました。

それで、どんな姿か？って気になるでしょう？次回をお楽しみに！ね。



それから、今朝　届いたお皿。お返しのカタログギフトで選んだものです。大きなお皿が一枚と小さいお皿が五枚。それぞれ真ん中にムーミン谷の仲間たちがいます。

　　　　　

スノークのおじょうさんに　うながされて　
大人ぶって　帽子をかぶってみたムーミン。

　　　　　
パパの帽子を借りたんじゃ　誰もムーミンて
気がついてくれないから、

”おまぬけな感じ”と本人は思ったけど
”堂々たる風采だわ！”と　スノークのおじょうさんに言われ　ステッキまで持たされる。

ちょっと　すまして　背伸びしているムーミンが
微笑ましく感じました。

　　　　　
ムーミンコミックの裏表紙の絵と色合いがとてもステキだったので・・