2020年12月19日(土)
庭縁記 2020.12.19
庭縁記×1152
「カジュアルガーデン」の施工
出来上がりはシンプルでも見えなくなるところに手を尽くす。
思えばそんな現場の繰り返しの中で、その差が見えてくる数年後を想像できる職人の集まりでありたい。
現場の始まりは測量から。
この時点で細かな高さや勾配の決定をします。
設計時点で見えなかった問題点などが生じる場合もあります。
特に多いと感じるのは隣接する土地との高さ関係です。
設計時点と変化している場合や、見落としている場合などがあつたりもします。
今回は別注のアスファルト舗装との絡みで、設計時と庭全体の高さ関係の見直しをしました。
庭のほぼ全体を掘り下げる作業ですが、車両の入出路の狭さから、残土の搬出・基礎砂利の搬入には2tダンプの選択となります。
通常使用する4tダンプとでは概ね倍以上搬出入を行う事になるので経費がかかる事になってしまいます。
最近多いのがカーポートをくぐって施工しなければならないケースですが、通常さらに経費が嵩みます。
なので、これからお庭を計画される方は施工の順番を考えておいた良いかなと思います。
まあ、新築してすぐにカーポートが欲しい気持ちはわかりますけどね♪。
庭づくりは後年になってもカーポートを含めた全体の計画をお庭をつくる会社に相談した方が全てにおいて良い結果になると思います。
位置もそうですけど高さについても、後にお庭をつくらせてもらう時につじつまが合わなくなる事がよくあります。
どうしてもエクステリア(物置やカーポートなど)を先行させる場合は、新築のケースでは建築業者に住宅の設計レベルを聞いてエクステリアの施工業者にお伝えするのが良いと思います。
新築で無い場合は、やはりお庭関係の人に現状を見てもらうのがいいと思います。
とりあえずの砂利を入れた状態です。
真ん中が大きくくり抜けた状態です。
ここは芝生とサークルテラスになります。
芝生の縁石作業です。
自然石のピンコロの二丁掛というのを使用しています。
二丁掛(2ちょうがけ)です。半分の高さは一丁掛です。
防草マルチングの下地作業です。
シートを敷いて下からの雑草の発生を防ぎます。
防草シートを敷いたからまったく雑草が生えなくなるという事にはならないので注意が必要です。
その基盤がどんなのかによっても変わりますのでケースバイケースですが、すべてに共通するのは、経年による発生です。
特に風の通り道になり吹き溜まるような場合、近隣から砂埃や落ち葉の供給が多いケースでは、マルチング材の空隙に溜まりそこから発生というのは覚悟しなければなりません。
発生がひどくなってきたら、マルチング材を入れ替えるくらいの対応の方が、精神衛生上的にも良いように思います。防草シートは活かせるのでコストは思いの外抑えられるという声を聞きますよ。
現状お悩みの方は聞いてみてはいかがでしょうか。
菜園の縁石の作業です。
わりかし低コストのブロック縁石です。
客土の厚みは50cmです。
菜園としての使用ではそれくらいは必要です。
ここに良質の黒土を入れますが、それだけではなく、バークなどの土壌改良剤の混入や施肥など、つくる野菜達に合わせて手をかけた方が良いですね。
物置の設置箇所の基礎の改良。
今回物置は別注ですが、通常の場合ブロックを置いて設置されますので、庭十勝では、基礎部の50cm改良をお勧めしています。これも将来のためにもコストをかけた分以上に違いが出ますよ。
天然の芝生を張ってます。
玄関前のアプローチに敷き煉瓦。
目地は流出防止目地。
そして完成。
おっ、大評判の「干しの降らメンコII号一連タイプ」もいつの間にか入っていますね〜。
シンプルなお庭でも色々なことを考えながら、永く使っていただくために出来うる努力と探求を欠かさずに頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
余談ですが、薪ストーブの薪が入荷しています。
設計:タカダ ヒロキ
施工:庭十勝
施工場所:芽室町
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top photo:寒い朝の君の瞳(ミーナの庭)
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出来上がりはシンプルでも見えなくなるところに手を尽くす。
思えばそんな現場の繰り返しの中で、その差が見えてくる数年後を想像できる職人の集まりでありたい。
現場の始まりは測量から。
この時点で細かな高さや勾配の決定をします。
設計時点で見えなかった問題点などが生じる場合もあります。
特に多いと感じるのは隣接する土地との高さ関係です。
設計時点と変化している場合や、見落としている場合などがあつたりもします。
今回は別注のアスファルト舗装との絡みで、設計時と庭全体の高さ関係の見直しをしました。
庭のほぼ全体を掘り下げる作業ですが、車両の入出路の狭さから、残土の搬出・基礎砂利の搬入には2tダンプの選択となります。
通常使用する4tダンプとでは概ね倍以上搬出入を行う事になるので経費がかかる事になってしまいます。
最近多いのがカーポートをくぐって施工しなければならないケースですが、通常さらに経費が嵩みます。
なので、これからお庭を計画される方は施工の順番を考えておいた良いかなと思います。
まあ、新築してすぐにカーポートが欲しい気持ちはわかりますけどね♪。
庭づくりは後年になってもカーポートを含めた全体の計画をお庭をつくる会社に相談した方が全てにおいて良い結果になると思います。
位置もそうですけど高さについても、後にお庭をつくらせてもらう時につじつまが合わなくなる事がよくあります。
どうしてもエクステリア(物置やカーポートなど)を先行させる場合は、新築のケースでは建築業者に住宅の設計レベルを聞いてエクステリアの施工業者にお伝えするのが良いと思います。
新築で無い場合は、やはりお庭関係の人に現状を見てもらうのがいいと思います。
とりあえずの砂利を入れた状態です。
真ん中が大きくくり抜けた状態です。
ここは芝生とサークルテラスになります。
芝生の縁石作業です。
自然石のピンコロの二丁掛というのを使用しています。
二丁掛(2ちょうがけ)です。半分の高さは一丁掛です。
防草マルチングの下地作業です。
シートを敷いて下からの雑草の発生を防ぎます。
防草シートを敷いたからまったく雑草が生えなくなるという事にはならないので注意が必要です。
その基盤がどんなのかによっても変わりますのでケースバイケースですが、すべてに共通するのは、経年による発生です。
特に風の通り道になり吹き溜まるような場合、近隣から砂埃や落ち葉の供給が多いケースでは、マルチング材の空隙に溜まりそこから発生というのは覚悟しなければなりません。
発生がひどくなってきたら、マルチング材を入れ替えるくらいの対応の方が、精神衛生上的にも良いように思います。防草シートは活かせるのでコストは思いの外抑えられるという声を聞きますよ。
現状お悩みの方は聞いてみてはいかがでしょうか。
菜園の縁石の作業です。
わりかし低コストのブロック縁石です。
客土の厚みは50cmです。
菜園としての使用ではそれくらいは必要です。
ここに良質の黒土を入れますが、それだけではなく、バークなどの土壌改良剤の混入や施肥など、つくる野菜達に合わせて手をかけた方が良いですね。
物置の設置箇所の基礎の改良。
今回物置は別注ですが、通常の場合ブロックを置いて設置されますので、庭十勝では、基礎部の50cm改良をお勧めしています。これも将来のためにもコストをかけた分以上に違いが出ますよ。
天然の芝生を張ってます。
玄関前のアプローチに敷き煉瓦。
目地は流出防止目地。
そして完成。
おっ、大評判の「干しの降らメンコII号一連タイプ」もいつの間にか入っていますね〜。
シンプルなお庭でも色々なことを考えながら、永く使っていただくために出来うる努力と探求を欠かさずに頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
余談ですが、薪ストーブの薪が入荷しています。
設計:タカダ ヒロキ
施工:庭十勝
施工場所:芽室町
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top photo:寒い朝の君の瞳(ミーナの庭)
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