2006年8月25日(金)
お庭紹介11/瀧と池と森がある庭
Works(作品事例集)×231
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「造園」の楽しみ
住宅地の中に瀧・池・流れ・蹲(つくばい)・四阿(あずまや)そして森を備えたオアシスをデザインする。
「造園」という言葉に込められた全てを網羅したような庭づくり。
最近ここ十勝では少なくなった技術と技と感性を凝縮した庭の形態といえます。
庭の半分以上を占める「十勝の林」を再現した部分は十勝の自生種の植栽をコンセプトとして山野草の成長とともにやがてメンテナンスは最小限になっていくものとなる自然形の十勝型庭園の見本となる事を目標としています。
掘り抜きの自噴水源やオリジナルの四阿・ウッドテラスなど非常にグレードの高い庭になっていますが、取り込めるヒントは大いにあります。
上の写真の樹木は全て植栽木。狭いスペースでもこの雰囲気は再現できると思います。やがては下草が生えて奥が見通せないくらいの森を再現したいと配植しました。
作庭は2002年の秋、施工後3年目(昨年)の写真になります。
瀧から池に流れ込む水は清流札内川の伏流水を自噴させたもの。
非常に良質の水が得られた事で庭のグレードも高くなりました。護岸などの石組みは造園家の至福の時間。水際の植生はその湿気のせいでとても豊になると想定されます。毎年身重のマガモのつがいがやってくるようになりました。
四阿を望む。屋根は銅葺き、柱はイチイの床柱と贅沢な逸品。
瀧の水音を聞きながらの一時は時間を忘れさせてくれる。
四阿の側に「和」のテイストの蹲(つくばい)。チロチロと瀧とは違った水音が魅力。
十勝の在来植生を再現する森のエリア。
植栽時から混み合った感じにすると、樹木同士がケンカし合うので間隔を考えて。将来は樹冠が繋がり木漏れ日が挿すイメージ。
池越しに森のエリアを望む。
このままでもいい感じだが、将来は更にグレードアップする事を夢見て...。
お金では買えない空間は樹木個々の生命力と時間が創り上げてくれることでしょう。
野鳥の楽園?リスの散歩道?....楽しみは尽きません。
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使用材料≫・自然石(芽登石)・四阿・木製デッキ・化粧砂利・枯松葉(園路)・植栽・他
所在地≫帯広市
2002年9~10月作庭
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住宅地の中に瀧・池・流れ・蹲(つくばい)・四阿(あずまや)そして森を備えたオアシスをデザインする。
「造園」という言葉に込められた全てを網羅したような庭づくり。
最近ここ十勝では少なくなった技術と技と感性を凝縮した庭の形態といえます。
庭の半分以上を占める「十勝の林」を再現した部分は十勝の自生種の植栽をコンセプトとして山野草の成長とともにやがてメンテナンスは最小限になっていくものとなる自然形の十勝型庭園の見本となる事を目標としています。
掘り抜きの自噴水源やオリジナルの四阿・ウッドテラスなど非常にグレードの高い庭になっていますが、取り込めるヒントは大いにあります。
上の写真の樹木は全て植栽木。狭いスペースでもこの雰囲気は再現できると思います。やがては下草が生えて奥が見通せないくらいの森を再現したいと配植しました。
作庭は2002年の秋、施工後3年目(昨年)の写真になります。
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非常に良質の水が得られた事で庭のグレードも高くなりました。護岸などの石組みは造園家の至福の時間。水際の植生はその湿気のせいでとても豊になると想定されます。毎年身重のマガモのつがいがやってくるようになりました。
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瀧の水音を聞きながらの一時は時間を忘れさせてくれる。
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植栽時から混み合った感じにすると、樹木同士がケンカし合うので間隔を考えて。将来は樹冠が繋がり木漏れ日が挿すイメージ。
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このままでもいい感じだが、将来は更にグレードアップする事を夢見て...。
お金では買えない空間は樹木個々の生命力と時間が創り上げてくれることでしょう。
野鳥の楽園?リスの散歩道?....楽しみは尽きません。
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使用材料≫・自然石(芽登石)・四阿・木製デッキ・化粧砂利・枯松葉(園路)・植栽・他
所在地≫帯広市
2002年9~10月作庭
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