2014年11月17日(月)
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おにわの写真×181
「忘れるのは」
忘れるのは
山へ行く道が消えて
同じ道を戻るとき
おぼえているのは
道しるべのうしろから雲が湧き
時計の針が秋を思い出させるとき
迷うのは
その山道のまわりがうす紫の花で囲まれ
向こうへ向こうへと人を歩ませるとき
そしてきめるのは
口笛が二つになり 四つになり
やがて一人になって帰ってくるとき
岸田 衿子
忘れるのは
山へ行く道が消えて
同じ道を戻るとき
おぼえているのは
道しるべのうしろから雲が湧き
時計の針が秋を思い出させるとき
迷うのは
その山道のまわりがうす紫の花で囲まれ
向こうへ向こうへと人を歩ませるとき
そしてきめるのは
口笛が二つになり 四つになり
やがて一人になって帰ってくるとき
岸田 衿子
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