メインアプローチは、一年を通してほぼ毎日目にして利用する場所になります。
ゆえにプランをする上では重要な位置付けになります。

玄関が南にある場合は、メインガーデンも出入りの際に同時に視界に入り、その佇まいがその住宅のイメージを印象付ける要因にもなります。

これらの写真は、カーポートの設置前のものになりますので、それらの陰影などにより印象は変わります。

素材としてポーチ正面を小舗石（昇龍石）にする事により、その質感や印象付けに大きく貢献しています。
奥のスリット枕木は、物干しスペースをカバーしています。
エントランスにも使用して一体感を演出しています。

住宅が高級感のあるモダン系の設計な事もあり、珍しく直線基調のデザインですが、ネオストーンのサークルが印象を柔らかくしています。色彩も派手にならないように配慮しています。

メインアプローチは、単なる玄関への出入り口のみの機能を果たすばかりではなく、庭やカースペース、物置などとをつなぎ、住宅のイメージを印象づけ、住まう方の人となりを連想させるものでもあるという考えを持って構想を膨らませます。


完成作品とは異なる部分があります。


2008,帯広市



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