おにわほうもん(15)


2009918(金)

アプローチの質感.....2年後の事例から


アプローチの質感.....2年後の事例から

以前「ハーレーの通り道」としてご紹介したアプローチが印象的なお庭の2年後です。

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レンガ敷きのアプローチの質感が馴染んできていい雰囲気を醸し出していたんです。
施工当時のピカピカ感とは違った落ち着きが感じられます。

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適度な吸水性を保つレンガは凍害の影響を受けずに、苔を蓄えて風格さえ感じさせます。

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奥様の植物に対する姿勢が感じられる数々の命たちが活き活きと出迎えてくれます。
主庭の植栽も年々グレードアップしています。


愛情が注がれたお庭を訪ねる度に勇気をもらいます。
格段に良くなっていく庭達は幸せだと思えます。



SMILE GARDEN
設計:タカダ ヒロキ
担当:八木沼 清寿
清水町 御影



2008106(月)

「あるがままの庭」の5年後


「あるがままの庭」の5年後

庭の事例をこのブログで紹介するにあたって第1回目に選んだお庭の5年後の姿です。

<施工前の状況(2003年)>
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印象としてはカシワ林の中にあるログハウスという非常に素敵なロケーションです。
このままでも十分に「らしい」景観を醸し出しているのですが、家族や仲間の集う場所づくりのお手伝いをさせていただく事になりました。
このカシワ林は切るも残すも本人次第という事ですが、「ここ」を選び住処と決める人は、たぶん「ありのまま」を受け入れられる心根の広い人。「切る」発想よりも「活かす」発想から入るのです。

<施工後3年目(2006年)>
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これは事例の1回目で掲載した写真です。
現在とほとんど変わっていない印象を受けます。現地を見ると空間に補植した樹木は順調に成長し、ミズナラは下の写真のようにドングリを付けるまでになりましたが、この「変わらない」という事がこの庭の「良さ」の評価にもなるのです。
この庭のメインは石組みによる[炉]です。「集う場所」としてご主人のイメージをカタチにしました。
もし使われずただの飾りで放置されれば、すぐに草に埋もれるでしょう。使用頻度が高く目が届けば雑草は見られなくなります。

植物の庭はその変化に目を奪われる事があり、その美しさや生命力に感動できます。
この庭は、自然素材を使用してその圧倒的な周囲の環境に馴染みながら、使われて変わらずにそこに在り続ける事ができる。

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しいて言えば、昔からそこにあったような庭。

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あるがままの心が育んだ「実り」

ここを訪れる度に思うんです。
子供達が実に生き生きしている。
素敵なご家族です。


お庭紹介01/あるがままに



2008926(金)

おおらかな十勝の庭の5年後


おおらかな十勝の庭の5年後

多雪地域で傾斜地。春先の雪解け水で土壌が歩道に流出するという状況下での庭づくり。あれから5年が経ちました。
変化は色々ありますが、特に樹木の成長には目を見張るものがあります。
もうすっかりここの環境に馴染んで、最初からここに居たような顔をして新しい命を育んでいます。

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枯流れの下に仕込んだ暗渠は今でも十分に機能しているという事でした。
問題の解決と同時に庭の景観を印象づける要素となった好例です。

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植えられた在来種の木々は空間を埋め尽くすように枝を伸ばし、枯流れをトンネルのように被いました。
多自然植生区間は最初の1~2年は背の高い雑草の除去を行いますが、今はメンテナンスをほとんど要していないという事でした。
ここには山の自然植生地の表土を敷き均しています。

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多自然植生区間の林床は山野草のパッチワークになりました。

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植えた樹木は今時期色とりどりの実を付けていました。
数々の野鳥やエゾリスの楽園になっていました。


「十勝スタイル」と名付けた最初の庭づくりの現場です。
生き生きとした植物やここを拠り所としている多くの生物がその答えのようにここを訪れる度に感じられます。
そして何よりも、笑顔で迎えてくれるご夫妻の暖かさがこの庭のすべてを表現してくれています。


おおらかに十勝の庭



2008815(金)

「瀧と池と森がある庭」の6年後


「瀧と池と森がある庭」の6年後

庭を肉体に例えて、「水」は「血」、「石組み」は「骨」、「植栽」は「肉」であると学んだ事があります。
庭は生きている。まさに実感させてくれる庭の6年後を訪ねました。

この庭をつくらせていただく時に目標にした、「アカゲラ」
「マガモ」「エゾリス」のすべてをクリアし、身近で観察できる環境になりました。
まさに「水」と「緑」の魅力を感じさせていただきました。

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作庭した時から途切れる事なく自噴し続ける札内川の伏流水は、回りの緑を生き生きと育んでくれています。
その流れ出る「音」に何よりも癒されます。これは他の動物も一緒なのでしょうか?

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流れる水と違って停滞する水も多くの生物を育んでいます。
ここに来る水鳥が思いも寄らない水草を運んでくる事もあります。
また、水面に映る景色も庭の深みを増してくれます。

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池越しの「十勝の森」のエリアは、生き生きと輝いて見えます。(私の目には....)
家人曰く「最近になってようやく全ての木々がこの場所に馴染んだような気がします。やはり長い年月が必要なんですね。ここを訪れる野鳥の数が増えたように思いますよ。野生にも認められた証でしょうか。」
この庭を持たなければ感じられなかった事だと思いました。

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「十勝の森」のエリアの園路を散策すると、明るい場所と暗い場所がある事に気づきます。
もちろん葉張りの関係ですが、このミニチュアであっても多様さがある事が大切なんです。豊かな環境のベースには必ず多様な空間を構成する要因があるんです。
何事も一律では良くないという事をこんな事から学びます。

ここは、帯広の住宅街の中にあります。
庭を作るまえはアパートが建っていました。もちろん更地で樹木は数本あっただけです。
このような庭を作らせていただける機会はそんなにあるものではありません。もちろん施主様の理解とこちらサイドの熱意とタイミングみたいなものが必要だと感じます。
管理についてはメンテナンスフリーとはいかないのが現実で、家人の日々の気遣いと愛でる気持ちがなければ多分荒れた庭になっていたかも知れません。
野鳥が来る事に喜び、エゾリスが見られた事に幸せを感じ、何よりもここが自分の庭である事に感動できる人だから持ち得る庭であると言えるかもしれません。

2年前の記事「瀧と池と森のある庭」



2008813(水)

「自然的生活スタイルにフィットした庭」の2年後


「自然的生活スタイルにフィットした庭」の2年後

自然を愛する家族のためのお庭のその後を訪ねました。

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2年前と比較すると、緑量が豊になった事がわかります。
グランドカバーの草花は、奥様が丹誠込めて植え育てたものです。
プランニングしていた時のイメージに近い形になりました。

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土だった部分はビッシリと緑で被われています。
奥様が思い描いたアプローチの鉄平石の目地はイブキジャコウソウをメインとした地這性のグランドカバープランツで縁取られました。

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メインツリーとして植えたオオバボダイジュ(アオジナ)も、2年を経過して今年初めて花を咲かせ実を付けました。
素敵です。

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芝生の管理は旦那様の役割で、当初は不安もありましたが非常に良い状態が保たれています。この芝生で育ったお兄ちゃんもこんなに大きくなりました。芝刈り頑張った甲斐がありましたね。


ご家族と共に庭も成長します。この間にご家族も増えられて幸せも倍増しました。庭の緑もその緑量を増してグレードがアップしました。
今後、どう変化していくのか楽しみであります。
だから庭づくりはおもしろい。

2年前の記事



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庭十勝 niwatokachi
十勝・帯広で庭・エクステリアの設計・施工・メンテナンスを行っています。あなたの思いをカタチにするのが得意な会社です。豊富な事例の数々はお客様の思いの結晶です。お庭のすべてをお任せ下さい。
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