Works(作品事例集）(231)

シンプル・モダンの住宅はその色彩や素材から無機質な印象を持ちがちですが、当社のお客様に限ってはハートウォーミングな住人の方たちばかりなのが本当に思うところです。不思議なくらいです。

そんな暖かなご家族のお庭をご紹介させていただきます。

直線基調のガルバに打ちっ放しの洗練された印象のお住まいです。

メインアプローチはモノトーンで構成されたインターペイブを採用しています。
適度なリズム感を生んで歩く楽しみが増します。好きなテクスチャーのひとつです。

こだわったひとつがこのゲスト用カーポートです。
単一素材としては良く使用するアスファルトとコンクリートですが、デザインして一つにしちゃいました。
これから多用しそうなくらい気に入りましたがどうでしょう。

ガーデンアプローチとテラスはドットペイブという平板の製品を採用しています。
明るい空間が低コストで創出できていいと思います。

テラスの傍らにはリクエストのあった砂場をつくりました。
カッチリした作りですが、お子さんの成長と共に使用しなくなれば花壇に利用できます。

もっと紹介したいアイテムもありますが、またの機会にいたしましょう。


「機能面」が重視されがちな風潮があるようですが、きっちりまとまってもどこか窮屈な印象の中で過ごすよりは、ほんのちょっとでも遊び心を持っていたいものですよね。
心の余裕みたいなものが感じられたら素敵です。
たとえばこんな感じで。




たくさんの心地よい出会いに感謝です。心から。



SMILE GARDEN
設計：タカダ　ヒロキ
担当：吉田　尚
芽室町

枕木のスリット門柱の脇に植えられた大きなヤマモミジが木漏れ日を映して訪れる人を迎えます。

植えられた樹木はすべてご主人が当社の苗圃まで足を運ばれ、実際に目にして選ばれたものです。
下の写真は樹木を植える前の景観です。
植えられた木々がいかに豊かさを加えてくれるかがわかってもらえると思います。

ネームプレートもこだわりの逸品です。渋さの中にぬくもりを感じます。
晴れた日は映る枝葉が実にイイ感じで陰影を加えてくれます。

アプローチはほぼ毎日目にして歩く場所です。
視点の変化と素材の暖かさ、歩く楽しさを演出できたら言うこと無しです。

カーポートは木製2台用物置付きの特注です。
背面はルーフを延ばして薪置き場も備えています。

フェンスも特注で質実剛健仕様。支柱は15cm角の太さです。（カラマツ製）

キッチンガーデンにつながる園路は枕木で。芝生と軒天化粧砂利との縁切りも兼ねて配置。


最近は植栽が敬遠されがちです。そこには色々な事情がありますが、今一度「緑」の持つ豊かさを認識していただけたらと思います。



SMILE GARDEN
設計：タカダ　ヒロキ
担当：吉田　尚
芽室町

ランダムに組み合わせた枕木の門柱が印象的なお庭です。
アクセントにロートアイアンを組み合わせてみました。

清楚で落ち着きのある外観の建築にマッチする材質や色使いに配慮したお庭になりました。


アプローチが長い配置だったので、ここではさらに奥行感を強調するように考え、エントランス付近は幅を変化させてその形状を工夫してみました。


エントランスには樹木を包み込むように枕木を配して象徴性を持たせてあります。


カーポートも含めて木材の暖かみを重視してフェンスも木製が採用されています。
木製品は耐久性やメンテナンスが話題になりますが、材質も含め健強な作りのものを採用するようにしています。



カーポートは土間コンクリートを採用していますが、ここではさらに奥に駐車スペースを設けているために、背後の雨などがルーフ下に流れ込まないように工夫しています。


ガーデンライトも最近要望の多いアイテムですが、派手さが無く落ち着いた外観で人気のあるマーサーライトを採用しています。12Vのために安全でローコストが魅力です。

お庭のプランをさせていただく時には、住宅の景観に調和する事はもちろんですが、住まう方の人となりを映したようなデザインができればいいなと考えています。
道行く人には「こんな庭のある家に住みたい」と言わせたいです。



SMILE GARDEN
設計：タカダ　ヒロキ
担当：吉田　尚
帯広市

シンボルツリーにハルニレの大径木のある庭です。

住宅地としてはうらやましいくらい広大なお庭です。
基本的には芝生と園路で構成されていますが、数々のイベントが秘められた楽しい遊び場です。

広場を囲む園路は歩く感触が心地よいウッドファイバー舗装です。適度な弾力が歩く楽しみを演出します。
写真のサイドは緩やかなアンジュレーションとカーブで構成された「木陰の小径」です。歩きながら季節を感じる花や実を楽しむ事ができます。
もう一方には直線路もあります。

菜園の脇には休息スペースとしてシェードパーゴラがあります。
アルミ製ですが、このテクスチャーの質感はさすがタカショーです。

パーゴラの傍らにはガーデンアーチがあります。これもアルミ製の同一テクスチャーです。
ツルバラを絡ませる予定です。

休息スペースの傍らには噴水を設けました。
噴水と言っても大掛かりなものではなく、水中ポンプを仕込んだ循環式です。割と簡単にできるので取り入れてみてはいかがでしょうか。「水」があるだけでお庭の雰囲気はガラリと変わります。冬はポンプの水を抜いたりのメンテはかかります。

玄関アプローチにも同じ仕組みの噴水があります。こちらはステンレス製なので趣きはちょっと違います。
背景の風知草が心地よく揺らぎます。

物置はカラマツ製のオリジナルです。乗用タイプの芝刈り機を格納する関係で大きなものになっています。

その他にも紹介しきれないものがたくさんある公園のようなお庭ですが、全体に派手さは無く落ち着いてくつろげる雰囲気になりました。

たくさん初めて使用する素材も使わせていただいたので機会があればまたご紹介いたします。
ライティングの写真も撮れたらアップしようと思います。




SMILE GARDEN
設計：タカダ　ヒロキ
担当：赤池　博臣
帯広市

浴室の窓から望む光る竹がある庭。
ライティングは竹の真下から超高照度LEDで幻想的な空間を創り出す。
一方で真上から照らすノーマルライトも併設。

足元の景観。
竹は特殊強化樹脂製で透明のチューブ状。

ドライな空間なので季節毎の装飾も可能となります。

狭い狭い空間なので全景は撮れませんでした。



SMILE GARDEN
設計：タカダ　ヒロキ
担当：浅川　直樹
更別村