Works(作品事例集)(231)


2008816(土)

30年後のリガーデン


30年後のリガーデン

30年前に当社で施工させていただいたお庭です。
今回は芝生だった部分をリガーデンさせていただきました。

当時は先代が腕を振るった現場ですが、当時高校生だった私がアルバイトで参加した思い出のあるお庭です。

和風のイメージを醸し出す十勝独特の庭の様相でしたが、芝生の管理が大変になり、今回管理が楽な和風テイストの庭のリクエストでした。

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面積が広いために多くの部分は化粧砂利が敷き込まれました。その中に間を保つように白御影の棒石が波を表現して据えられています。

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中央のテラスの素材は、煉瓦(マンガン)と自然石(昇龍石)を使用しました。
写真のように自然石は乾燥状態と濡れた状態で違った表情を見せてくれます。それに対して煉瓦はさほどその表情に変化は見られません。

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四阿(あずまや)はちょっとこだわっています。
使用している四本の柱はイチイ材ですが、床柱用に北朝鮮から輸入されたものだという事です。施主様のご希望で無塗装ですが、年月の経過と共に趣のある色彩に変化していきます。屋根は銅葺きです。
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一度作ったら終わりではなく、その時々や年月の経過と共に家人の庭との向き合い方も変化してゆきます。
庭に完成は無いと言われる所以ですね。

こうして二代に渡ってお付き合いさせていただけて感謝に堪えませんが、現場に入り先代の思いみたいな物と対峙するのも感慨深いものがあります。

これからも更なる向上心を持って「庭」と向き合おうと改めて思わされる現場となりました。



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200886(水)

店舗兼住宅のお庭


店舗兼住宅のお庭

目立つ場所にある店舗と住宅を兼ね合わせたお宅のお庭です。

正面に店舗と住宅の二つの入り口があります。この場合のメインは店舗につながるアプローチになります。
住人が毎日通るのは駐車スペースからのアプローチになるために、特に歩行性・除雪のしやすさなどに配慮します。

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メインアプローチと駐車場をつなぎ、住宅側の玄関に通じるアプローチの三叉路です。
お客さんが迷わないように色分けや質感で用途を明確にします。
奥にはガーデンテラス、菜園などプライベートスペースを確保しています。

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お客様駐車場から店舗に誘うアプローチです。
明るいイメージがナチュラル感と共に表現されています。

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シンボルツリーは「珠玉」のクロビイタヤカエデです。
十勝にもこんなにいい樹木があるんです。

施主様のご夫妻の人柄がこの住宅の持つ暖かさや明るさにそのままあらわれているかのように感じました。
きっと、そんなアクセサリーであふれるお店になるんでしょうね。



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200886(水)

主庭へのエントランス


主庭へのエントランス

主庭(芝生広場)とメインアプローチをつなぐ部分のエントランスガーデンと、アプローチ脇のフラワースペースの事例です。

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ウォールをアクセントにテラスを配して、単なる「通路」としていない。
エントランスの他にティータイムなどの憩いの場所として機能する。

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ゆとりの広さを確保しつつプライバシーにも配慮した明るいスペースが生まれた。
ちなみに、このウォールの高さは1m20cmですが、地下に1mの基礎が埋まっています。本州の方は信じられないと思いますが、冬期の地面の凍結に影響を受けないようにするには見えない所にもお金がかかる北国の現実です。

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メインアプローチ脇のフラワースペースです。まだ花は植えられていませんが、このスペースでも花がいっぱいになると印象は変わります。
短い夏を惜しむように一斉に花を付ける北国の花壇は格別です。


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200885(火)

「和」のテクスチャーで和む


「和」のテクスチャーで和む

日本人なら誰もが和むと言われる和風庭園でも、ここ十勝では純和風住宅は希であり、なかなか造る機会に恵まれません。
無理矢理だとミョーな空間になってしまったりもします。

しかし、最近の住宅では「和」でも「洋」でも似合うようなものも多くなってきているように感じます。
そして、若い御夫婦でも「和」のテイストを好む傾向が出てきています。

連想される純和風庭園ではありませんが、今回作らせていただく機会に恵まれたお庭を紹介させていただきます。

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使用するテクスチャーと配置で和のエッセンスを醸し出す細長い庭に露地のイメージを演出してみました。
ちなみに、飛び石の平板は「ケンケンパ」のリズムで配置しています。

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使用している瓦は本物と同じいぶし瓦ですが、装飾用なので高さは6cmの物です。

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根が伸びて収拾がつかなくなるので仕切った中にトクサを植えてイメージをアップさせています。

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雨上がりは特に情緒があるのも「和」の特徴です。
今後、山野草や苔などでグレードアップしていく予定です。

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2008718(金)

ドッグランがある庭~広々編~


ドッグランがある庭~広々編~

今年、増えたのが「ドッグラン」のオーダーです。
庭で自由に愛犬を遊ばせたいと思うのは愛犬家なら当然でしょうか。
犬種によりますが、飛び越えれないくらいのフェンスなどで囲む事が必要になる事から、オープンな庭が多い十勝の場合はコストがその分かかってしまいます。
今回の事例は、広すぎるくらいの敷地のほぼ全てを囲う事と、運動能力の高い犬種のために高さを1.8mに設定したためにコスト比重は高くなっています。写真1枚に全景を収める事はできませんでしたが、比較的コストの安いネットフェンスとポリエチレン製のラティスフェンスの組み合わせになっています。緑の部分は芝生になる予定です。

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南側の居間から常時見える箇所はタカショーのラフィードフェンスになっています。景観的にも暖かみのある仕上がりになりました。

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愛犬のために憩いの場所を。
日差しと風を遮る贅沢なオリジナルスペース。

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人間のための憩いの場所を。
愛犬と共にくつろげるドッグランの中のガーデンテラス。サークルは三叉路の分岐点になっている。
既存の大きなエゾヤマザクラとヤマグワが爽やかな木陰を提供してくれる。
ここにはたくさんの野鳥も訪れる。

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ガーデンテラスから分岐する物置(旧住宅)と菜園へと続くアプローチ。
まっすぐな小径が庭の奥行きを強調する。


愛犬がフリスビーを追いかけられる場所が自宅にある贅沢。
犬好きにはたまらないかも。



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