Works(作品事例集）(229)

今度オープンする老人福祉施設「annのいえ」の中庭の整備を行わせていただきました。

整備計画の中のメインになるセンターテラス部分をつくらせていただきました。
今後はベンチやテーブル、芝生広場、菜園などの整備が予定されています。

間近に迫ったオープンに向けて内装などが急ピッチで行われていました。
福祉の時代ですね。





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その家の持つ雰囲気やスケール感を大切にしようと考えています。
馴染みを目的にその素材や色彩を選びます。
何よりも住む人の為の庭である事。
まずその事を考えます。


緩やかなアプローチになり、柔らかな曲線が来客者を迎えます。
主庭は水平に保たれるために段差の解消には腐りづらい枕木（バンキライ）を使用しています。（現在は入手困難です）

主庭は芝生の庭になっています。やはり子供さんが裸足で駆け回る姿はイイ感じです。日々の管理は大変ですが頑張ってください。
樹木は道路形状の関係も考慮して大きめな設定になっています。

段差の解消に増設した階段は、既存のテラスのタイルとは異素材の自然石（クォーツサイト）の乱張りにしています。（右）
統一感を持たすためにアプローチ入り口にもクォーツサイトで小さなテラスを配置しています。（左）



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メインアプローチはハーレーダビッドソンの格納庫へ続きます。
これも生活スタイルを重視したカタチ。
誇らしげに光を放っています。


既存の樹木がフロントビューをグレードアップしています。
豊かな心は豊かな景観を生み出します。
ライトアップも見所です。


サブアプローチがメインガーデンに導きます。
メインアプローチを含めて使用した3種類のレンガが趣のある表情を作り出し、歩いてみたくなる興味をかき立てます。
左手の積みかけのレンガは、ご主人お手製のピザ釜.....の予定。
ゆっくり楽しみながらのんびり夢を描きながら、その過程も思い出になります。ガンバってください。


ガーデンテラスはネオストーンサークルで象徴的に。
家族が集う姿が思い浮かびます。「ピザと焼き肉で乾杯！」


既存樹木の根回り。
ただ砂利でマルチングするだけでは「のっぺり」とした空間が、玉石をデザインするだけで象徴的なアートが出現。
舗道に面しているために注目度も抜群。



やさしいご家族と心地いい出会いに感謝する日々です。



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庭に水のエリアを創出するだけでも色々変わります。
今回は生態的なナチュラルガーデンを目指すご主人と意気投合、その基盤をつくるお手伝いをさせていただきました。
池の原型はご主人がご自分でお作りになられていました。


さて、庭に「水」がある事で何がかわるでしょうか？

その1　トンボはもちろん、色々な生物がやってきます。
その2　見覚えのない水草がいつの間にか生えてきます。
その3　湿気が周辺の植物を豊に育てます。
その4　水面のゆらぎが見る人に潤いを与えてくれます。
その5　子供達が集まってきます。
その6　水は命の源なんだと改めて感じる事ができます。


これから周辺の土の部分には山野草が植えられていきます。
いい庭は、焦らず・騒がず出来る範囲内で手を掛けていく事です。
だから終わりも完成もありません。
その瞬間、瞬間が二度と見られないその時だけの庭のカタチです。
その出会いを楽しめるように心にゆとりがあるといいですね。


だから、こんな余白を残した庭にはドキドキする可能性を感じます。
今度お伺いする時が楽しみな、そんな庭です。



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最初は、西から東に吹き抜ける「風の道」のイメージでデザインに入りましたが、いつの間にか「葉っぱ」になりました。
実用性で言えば丸や四角でいいのですが、どうしてもそこに意味を持たせたくなるのはプランナーの性でしょうか。コスト高でもあります。
やらせていただいた施主様に感謝です。

リーフの縁取りは安山岩のピンコロ、葉の部分はティーナというコンクリートペイバーです。

木製物置は2坪で自転車小屋付きです。




「こんなのイイね。」と言われたい。そんな庭をつくりたい。のです。



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