おにわのしごと・まえとあと(35)

■レストランへのエントランス周りを枕木で

中札内農村休暇村「フェールエンドルフ」内にある滞在型レストラン「オーベルジュ十勝」のエントランス周りの整備事例です。
カラマツ林の中に、レストラン棟と宿泊コテージ3棟からなるオーベルジュがあります。


エントランスの他植栽の補植や林床の整備などをさせていただきました。

このような環境の中に身を置くと、色々な事を教わる事ができます。
なぜそこにその木は在って、どう生きようとして、どう朽ちたのか、などが見るものすべてから語りかけられているようで、在ることすべてに意味があるのだという事に気づかされる感じがします。
それらに耳を傾けて鳥のしぐさや虫の動きを眺めていると、時間の過ぎるのを忘れてしまいます。


△2011.03.01撮影
生命が一斉に沸き立つような力に満ちあふれた春が今から待ち遠しいです。

休暇村内のメモリアル・パーク入り口

あなたの思いに通じる庭のカタチはスマイル・ガーデンにきっと。
>>スマイル・ガーデンの事例





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お庭を造ってから年月が経過して生活スタイルが当時と変化した。あるいは、中古で住宅を購入したが既存のお庭がイマイチしっくり来ない。など、様々な理由でお庭のリフォームをお考えの方も多いと思います。
実際に需要も増えている分野でもあります。

新規でつくるよりも解体の手間がかかるので、やりようによってはコストが高く付く事も考えられます。
そこで、既存の何が生かせて何が不要なのかを判断しなければなりません。また、生かす場合もそれによりなるべくならイメージ、雰囲気を損なわないようにしたいものです。

この事例の場合は既存の敷レンガを再利用して低コスト可を図り、しかも新規に導入する新品のレンガとの違和感を無くす事を目標にテラス部分の拡張をさせていただきました。

10年以上敷いてから経過したレンガは質の如何を問わず風合いが増しています。そこに新規のレンガを合わせる場合には多々苦労が伴います。デザイン的にはもちろんですが、現場サイドの工夫として、洗浄・不良品の除去・貼る際には回したりひっくり返したりと普段通りにはいかないのが常です。
写真では陰になって分かりづらいですが、奥から既存レンガを敷詰めて合わせ部分はグラデーションにしています。


ガーデン・テラスは家族や仲間が集う場所です。気持ちよく過ごせる場所でなければなりません。
そんなイメージを描きながらプランをさせていただいています。

お庭のリフォームについては今後も多様なパターンをご紹介しようと考えています。


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●外観を決める庭のカタチ・1

特に道路に面したお庭の形状は、その住宅そのものの印象を決定付ける要素があります。

導入する素材や色彩により雰囲気、印象はガラリと変わりますので杓子定規的思考では違和感が生じるのは否めません。


建築も、その立地も、そこに住まうご家族も、周りの景観も何一つとして同じものは無いのですから、その都度そこにしか無いプランができるプランナーとの出会いが大切であると感じます。


また、緑の景観に対する役割の重要性も無視できないものがあります。
樹木一本。花一輪。有るのと無いのとでは格段の差があると思うのですがどうでしょうか？
追々「緑」の重要性には触れていこうと思っています。




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●よくあるご要望として

庭の打ち合わせにお伺いして、お客様との会話の中から特に多いものをランダムにご紹介します。
（事例の写真とは関係はありません）

・手間のかからない庭にしたい。
　（共稼ぎなので草取りなどに時間が掛けられないから）
　＞現在の多くの生活スタイルを考えるとそのような傾向にあるのはうなずけます。しかし、絶対に草の生えない庭は不可能に近いので、なるべく軽微な処理で済むような配慮をしてご理解願っているのが現状です。

・芝生は手間が大変なので入れないで欲しい。
　（友人の失敗談を多く聞いているから）
　＞大変か大変じゃないかと聞かれれば、人によりますが大変だと思います。しかし、そこから得られるものは計り知れないとも思います。私としては、大変に感じさせない工夫で提案できたらと思いますが、「すぐに雑草畑になる」という先入観念になかなか勝てないでいます。

・大きくなる樹木は植えたくない。
　（葉っぱが飛んで隣近所の迷惑になるから）
　＞ご近所すべてが植栽すれば気にもならないと常々思っていて、玄関前アプローチを掃除する姿が日常的に見られてご近所との会話につながる。という理想を描いてはいるのですがなかなか...。以前名古屋や仙台の住宅地を視察に行かせていただいた時に、十勝のお宅では年に何回くらい家の前の道路を掃いたりするのだろうと思ったくらい、そういう光景に出会い考えさせられました。

・フェンスはしない（したいんだけど）。
　（後から来てフェンスをするのが隣の人に気が引ける）
　＞設置したいとお考えならばためらう事はないと思うのですが。相手にとってもいい場合が多いと思います。こちらから説明もさせていただきますし。十勝はそういった意味で境界などには非常におおらかで、もしかしたらそれが良い文化として根付いている証なのかも知れませんね。

・バーベキューができる場所が欲しい。
　（十勝では“焼き肉”と称す。定番ですね）
　＞つくりましょう。やりましょう。

・うちは焼き肉の場所はいりません。
　（代替えのカーポートの下とかがあったりします）
　＞必要ないものは作る必要はありません。

・物干しは家にあるけど布団や夏場にテントが干せる場所があるといい。
　＞最近増えてきたご要望のひとつです。用途に応じてオリジナルで制作したりさせてもらっています。鉄棒併用型が人気です。

・家とのバランスを考えた設計に。
　（ちぐはぐで調和が取れていないと感じる所を良く見る）
　＞得意とするところです。お任せ下さい。>^_^<

・ライティングを取り入れたい。
　＞実用として暗い場合は来客者の誘導や、安全確保、防犯対策として電気代の安いLEDライトの設置率が多くなっています。外灯が明るくて必要ないというお宅も多いですが、景観イメージのアイテムとしての考え方もあります。

・花（多年草）を植えたい。
　＞多年草については初期投資は高くつきますが、毎年植える必要がなく、年々株も大きくなる事からグランドカバーとして広く認識され導入率も高くなってきました。非常に良い傾向だと思います。

・駐車場はアスファルトじゃ無いものにしたい。
　＞本州に行って「なぜアスファルトを使わないのか？」と質問したら「？？？？？」どうやら発想の中にアスファルトを民地で使うというものが無いらしい事がわかった。逆に「なぜアスファルトを使うんですか？」と訪ねられました。コンクリートや石張りが普通ですが、これも理にかなった理由があります。これはまたいつかの機会に。

思いつくままに書かせていただきましたが、まだまだ書ききれませんのでまた今度。でわ。



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●軒天化粧砂利の防草対策

通常新築時に家の周り（軒天・のきてん）に敷かれる化粧砂利は、雨が落ちる際に家の基礎や壁などに泥が跳ねるのを防いでくれる役割があります。が、数年もすると雑草の温床になり、その駆除に大変な労力を強いられるようになります。

砂利は敷き並べるとその空隙に水分を保持しますので、土にダイレクトに敷いた場合雑草類が生えやすい環境となってしまいます。

お庭をつくる業者が施工する場合は、ほとんどの場合砂利の下には防草シートを敷き込みます。防草シートは多様な商品がありますが、水は通すけど下からの草は通さない製品です。（一部効果が期待できないものもありますが）しかも腐れづらい材質ですので永年にわたって効果が期待できます。

しかし、ここで覚えておきたいのは場所柄にもよりますが、土埃や砂、塵などが風で運ばれた場合この砂利の空隙に吸収されてしまうという事です。
それらが土化すると、また雑草の温床になりうるという事です。概ね2～5年の内には生える環境が出来上がるように見えます。
数の少ない内は手で簡単に抜き取る事ができますが、放置して一面になると手を掛けるのもおっくうになり憂鬱のタネになります。


そこで砂利の入れ替えを考えてみてはいかがでしょうか？
シートが敷いてあればその分コストは掛けずに済みます。
防草シート代を入れても驚くほどの金額にはならないと思いますので、一度お庭を造っていただいた業者さんなどに相談されてみてはいかがでしょうか。

ご参考になれば幸いです。


あなたの思いに通じる庭のカタチはスマイル・ガーデンにきっと。
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