果てしない　あの東の彼方に
ミケコを連れて行って
新しいWishに帰りたい

真冬の夜中に　お布団をひいてる老婆法王
ミケティが元気に階段を　
上って来る
玄関が開く度　心の奥の血が騒ぐ
隙を見てね　脱走をしちゃったんだよ

あー　もっとちゃんと餌が食べたいのに
カルカンがない夜は強がってても
本心はね　約束が違う
はしたない　餌を食べる時は
ギンタの餌を横取り
すっかり体は横綱
老婆がくれたカルカンは
ほんの大さじ１杯
永遠に足りるわけない
寒い夜空に　逃げ出したミケティ　満足するも
悲しいほど
手足が震えて　鳴きだしたよ
新しいWishでも　巫女さんが沢山
見えますように
猫を見ないで　神社ばかり　見てる人

あー　３分経って　老婆がしびれきかせて
年寄りのギンタをおとりに　ミケちゃんと
何度も連呼する

あてもなく　ミケティが走って
雪山に埋まり
２色のお尻が目立つよ
Wishに帰りたい気持ちは
他の誰にも負けない
だってミケコは猫のアイドル
「寒いよ　足すくむ」

もう限界　お布団が恋しい
ギンタに会いたい
カルカンで釣られてる
老婆がくれた餌は
大さじ１杯じゃないよ
チーズを付けましょう
ザンギもあるんだよ
永遠に餌に不自由しないから

老婆ために生きていきたい
昨日の夜、脱走しました。
脱走時間　わずか3分。
寒さでビックリ、雪道で滑り、
ギンタと餌であっさり　捕獲。
あまりの寒さで震えていたそうです。

可愛いとこあるじゃん、ミケティ。
やっぱり外が好きなんだね。
昨夜は、疲れてぐっすり寝ていたそうです。
世話のやける人（猫）だ。