この日もしくしく雨模様
良い景色も望めそうにないので
ゆっくりと朝食を…
手作りパン美味し～っ♥

標津にある「サーモン科学館」に向かいました。
科学館は前に見たのでスルーです(^。^;)
売店が並ぶ店舗へ直行！
これこれ♪
コリッコリ～ッ♥

ここは鮮魚と珍味などの売店ですが
取れたての貝をその場でさばいてくれます
なんと、１００円で食べられます♪
毎年、この帆立を食べる目的で立ち寄りますｗ

「限定」に弱い人の心　（私の心）


標津乳使用・限定250個

( 」´0｀)」く～ださいなぁ～っ♥
（カップ派です）

広場でお祭り＆出店もあり賑わっていましたが
足元最悪な状況で雨も強くなってきたので
いそいそと車へ…


車を走らせ鶴でもいないかなぁ～っと
景色を眺めつつドライブ♪

ふんふんふん♪

(￣ー￣)...ン?

なにやら景色に違和感が…


ええええ！？
さ、鮭・・・の頭・・・

辺りになんの説明も見当たらないし
道路沿いから微妙に離れてるし

かんばっく　さ～ぁ～も～ん♪（懐かしい）

鮭は帰る場所を間違えたのでしょうか
サーモン科学館をスルーした呪いでしょうか…
尾ビレは…??(゜o゜;　)ドコドコ(　;゜o゜)??
謎は深まる…暇もなく
颯爽と巨大なシャケの頭を通り過ぎたのでありました。

ばいばい、さぁ～もん♪

（草原に謎の鮭頭…詳細求む）

宿に向かう途中で
弟子屈コタンアイヌ民俗資料館に寄りました。
（館内撮影不可）

資料館の2階でアイヌの伝統等を解説するＤＶＤを観ました。
ナビゲーターはブラックエンペラーの…じゃなくてｗ
俳優の宇梶剛士さんです。
ご存知の方も多いと思いますが
宇梶さんのお母さんは著名なアイヌ文化の継承者である
宇梶静江さんです。

一番興味深いのは有名ですがやはり
熊送りの儀式「イオマンテ」でした。

古い白黒フィルムの荒い画像
仲良く走り回る小熊と子供達

小熊を人間界に降りてきた神としてもてなし
２年の間、小熊には上等な食事を捧げ
時には乳さえ与えたそうです
子供達と遊び人間と一緒に暮らします。

2年後…
小熊（神）を神の世界へお返しする
「イオマンテ」の儀式の始まりです。
小熊には楽しい物語を聞かせ
歌や踊りが賑やかに行われます。
山のお土産をたくさん持たせて…

そして、１本の矢が放たれるのを合図に
小熊は神様の所に送られます。
その様子が収められていました。

奪われる小さな命、それだけに焦点をあてると
すんなりと受け止めることが難しい自分もいます。

しかし、日本に限らず祭りというのは本来
神に「命」あるいは「魂」を捧げ祈るのが起源でした。
文明が進み捧げるのが人の命から
動物、供物へと移行していった。

毎日、何気なく使う
「いただきます」
という言葉の由来は
命ある物への感謝への言葉、祈り…

そう考えるとイオマンテの儀式は
残酷さとはかけ離れた本来あるべき感謝の心
目をそむけてはいけない神聖なものを感じます。






アイヌ民俗資料館でのそんな気持ちを残したまま
阿寒アイヌコタンへ
何度も訪れているのですがアイヌ模様が好きなこともあり
何かしら心が躍ります。

ここにある舞台でアイヌ伝統の踊りを観た事がありますが
迫力がありとても感動しました。

そこで、ふと入ったお店で目に入った物
コタンアイヌ民俗資料館にあった販売不可の絵本が
ずらり…！！

わぁ♪欲しいと思って諦めてた本だぁーっ！（小躍り）
が、これらも販売はされておらず…

お土産品に目もくれず
絵本を舐めるように読み漁る怪しい大人が一人

我慢できずにお店の方に熊送りの話を伺うと
なんと、ご自身が子供の頃にも儀式の熊と共に暮らした
という貴重なお話を聞かせて頂けました。

その剥製が店先にありました

ううう…これだけでも満足…と思っていたのですが
私の熱視線が強すぎたのでしょうか…

。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

本当にありがとうございました。
大切にします。


いつもの如くですが(^。^;)
ついつい長くなってしまいました。
今回はデリケートな部分もあるかと思いますが
あくまでも私の主観ですので
お見逃しくださると幸いです。
他愛ない話にお付き合い頂きまして
ありがとうございます。