旅行日記(93)


2011831(水)

二人は地の涯まで…うふふ


二人は地の涯まで…うふふ

近畿地方は風一つない茹だるような暑さが続いております
身体が気温の変化についていけないようで
ぐったりしちゃってます _/\○_ほへ


さて、そんなときは涼し~夏の想い出の写真…

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遠軽町にある山彦の滝を見に行きました。
真東向きでご利益が深いことから成田不動尊が祀られているそうです。


別名「うらみの滝」
ガクガク((( ;゜Д゜)))ブルブル


じゃなくてw
裏側に回っても見られることから
「裏見の滝」と呼ばれているそうです
(;´д`)=3


緑の中を歩くのは気持が良いですね

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ぱぉ~~ん♪って感じ?

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今年は花火が見られなかったけど
森の中の花火(´▽`*)ノ


さて、滝に到着ぅ♪

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こんなふうに裏から見られる不思議な滝でした

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大迫力ぅ!!

びっしょびしょ~~っ!!(>ω<ノ)ノ

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マイナスイオンを浴びまくって

着替えるはめになりましたw

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成田不動尊のご利益のありそうな
写真も撮れましたよ(^▽^*)ノ


さて、この日の宿は電波も届かない山奥の谷間にありました
秋篠宮殿下も来られたようですね
どこどこ( ̄ω ̄= ̄ω ̄)?
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ご飯前にちゃぽ~んと温泉に浸かり

美味しくご飯を頂きま~す♪

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旅館らしい素朴なご飯にホッコリ

そういえば…モグモグ

「今日って結婚式挙げた日だっけ?」

記念日を忘れるオンナw

「だって毎日が記念日だもん」

ヾ(-ε-o)ォィォィウソコケ

あ、旦那さまそれでこの宿をチョイスですか?

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二人は地の涯外部リンクまでも…

な~んてことはなくww

ただの偶然でございます

でもこんな風に旅をしながら
なんとなく自然に迎えられた日に感謝です

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おぉ朝のお味噌汁もスマイルマーク!?
ってうか(`ー´)怒ってる?w


あ!

そうそう

umeumeさんから頂いたコメで思いだしました!!

~追記~

ここは温泉目当てで行ったのですが

露天風呂は基本混浴だったんです…

内風呂だけで良いかなって思っていたのですが

余りにも熱くて…

すると一緒に入ってたおばさまが混浴露天へ…

帰ってきた感想を伺うと

お湯加減最高よ~っ(^▽^*)ノ

ここは露天に行かないと来た意味が無いゎ

と、までおっしゃぃました

むむむ…

これは行くか…勇気を出して…

おばさまがバスタオルを巻いて入れば大丈夫♪

と教えてくださったので…

真夜中にバスタオルを巻いて

┬|ω・`)チラッεεε゛(ノ´・ω・)ノタッタッタッεεεチラッ(´・ω|┴


いない…みたい♪

ドキドキ))))


はいっちゃぉ!


ちゃぽ~~~ん♪


(≧▽≦)くわ~~~っ!!


良いお湯~~~っ♪


確かにココは露天が最高でした

しかし、一人ではとっても勇気がいる温泉でしたw




この記事のURL2011-08-31 00:10:04

2011824(水)

留萌で満腹ぅ( ̄ー ̄)・・・車にそんな物を!?


留萌で満腹ぅ( ̄ー ̄)・・・車にそんな物を!?

二日目の北海道は朝から晴天!!

札幌を出て北竜町へ向日葵を見に行きました♪

ひまわりの里では入場料などはありませんがひまわりを守る為の募金をするような形になっていました。

暑い中おじちゃんとおばちゃんが汗をタオルで拭いながら
ニコニコ笑顔で頑張っていました。

募金をすると
「ひまわりの種のお茶飲んでって~っ」
ほんのりハーブのような感じ
冷たくて美味しかったです♪

そして「種」をくださいました(´▽`*)

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裏書きには
この種でひまわりを咲かせたら
写真を送って下さい。
全国から寄せられた写真を展示します。

(^▽^*)良いね♪

そして「種」をこちらに送って下さい!
幸せの丘にあなたのひまわりの種を植えて咲かせます!
と書いてありました。
これは楽しいヒマワリ里帰りプランですね♪
頑張って咲かせるぞ~っ

まきどきは4~6月…来年かぁ(ノω`)


ひろ~ぃ園内なので貸し自転車もありました

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親子で借りた自転車♪かな…

ヒマワリを楽しんだ後は「留萌」へ

お昼はお寿司に決まりこだわりの寿し職人が握るという
「丸喜」外部リンクさんへ♪

楽しみ~っ
ナビで行き着いたけど…あれ?

…ちょっとやな予感

『移転』( ̄▽ ̄;)あたぁ

あ、でも直ぐ近くだよ
と、移動…

おっ新しいお店なんだね♪

…ん

のれん出てない…あ

『定休日』の札

やな予感はココで的中です_/\○_✿


うそ~~~~~ん。゜(/□\*)゜。
お寿しモードだったのにぃ~っ


しかしここは港町
お寿司屋さんはた~くさんありました
「地元でも人気」
という「蛇の目寿し」外部リンクさんに決定♪

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アットホームな感じの店内で
家族連れの方で賑やかでしたw

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大トロ(*'ε`*)めちゃ美味しぃ

三色丼とお任せ握りにしたのですが
食べられないネタがけっこうありまして
お好みにすれば良かったなぁと思いました
旦那さんにあげたけどお腹はいっぱいになりました♪


このあとは「増毛駅」に行きました

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高倉健さんの映画「駅」のロケ地です
駅前に車を停めてノスタルジーに浸っていると

なにやら・・・

臭う・・・

その臭いの元を鼻を頼りに視線を移すと

駐車している車のトランクを開けて

女性がゴソゴソと…

間違いなくソコから臭いが…

あんまりジロジロ見るのも失礼なので

さりげなぁ~く

手元を凝視┬|д゜)ぁゃιぃ


ぐるぐる・・・

ぐるぐる・・・

クリーム色の・・・


ぬかだっ!!!


なんと車で糠床を混ぜていらっしゃるではありませんかぁ!!


糠床ってわが子のように可愛いとか
聞いたことはありますが
糠子ちゃんは旅行にも連れてっちゃぅんですね~っ


糠床への愛に満ちた光景を見せて頂きました(〃艸〃)


        つづく




この記事のURL2011-08-24 00:03:06

2011822(月)

2011年 帰郷 ル~ルルルル!?


2011年 帰郷 ル~ルルルル!?

“トップ画像はフェリーにて”

夏休みから戻りました
電波の届かない場所が多く
こちらからはなかなかコメント出来ず
(;´・ω・`)ゞごめんなさいです

さて、ちょうど帰宅した頃から涼しくなり始めたそうで
確かに昨日はエアコン無しで眠れました☆彡

庭では「お帰り~っ♪」と言わんばかりに

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満開の百日紅に遅咲きのバラが一輪咲いており
お出迎えしてくれました♪


旅行中の荷物もぼちぼち片付きそうですので
夏休み帰郷日記なんぞアップしちゃおうかな♪
と、思っております(´▽`*)ノ

♦♫⁺♦・*:..。♦♫⁺♦*゜¨゜゜・*:..。♦♫⁺♦*゜¨゜゜・*:..。♦♫⁺♦*゜¨゜・*:..。♦♫⁺♦*


それは8月のとある日曜の深夜発のフェリーに
乗船するために旦那さんと車で港へ向っていたところ

突然!!

ダダダーーーーッ!!と目の前を横切った

危なーーーぃ!!ブレーキ!

ライトに浮かび上がった姿は

なんとキツネでした(;゜д゜)

北海道に渡る前にですw

キタキツネより細いシッポで小型
手足の毛も黒くないのでワンちゃんみたいでした。

旦那さんもこっちでは初めて見たよと言ってましたし
珍しい体験をしてからの帰郷となりました。

♦♫⁺♦・*:..。♦♫⁺♦*゜¨゜゜・*:..。♦♫⁺♦*゜¨゜゜・*:..。♦♫⁺♦*゜¨゜・*:..。♦♫⁺♦*

フェリーは大型高速船で殆ど揺れもありません
軽いエンジンの振動を感じる程度でしょうか

取り合えず乗船後お風呂に入るのが楽しみ♪
ミストサウナも付いてるし「海の上でお風呂」
というのがなんだかワクワクするのですw

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毎回感じるけれどフェリーでの一泊は
異空間というか非日常を感じます

殆ど電波は届かないし
外は見渡す限り海

優雅に世界一周とかしてみたぃですね~っ♪


個室には洗面台と小さなTVが付いてなかなか快適です
フロントでもレンタル出来ますが
デッキもDVDも持ち込んで好きな映画を観てました
小さいTVは字幕が文字と確定できないので
吹き替えか邦画にしていますw

何を観たかですって?

聞かれてないけど答えちゃぃます

プロジェクトⅩⅩⅩ…です


( '艸`*)あんたも好きねぇww
あ、カトちゃんたら若くて可愛いお嫁さんもらいましたね♪


フェリーには売店もあり懐かしい物が!!

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買っちゃいました(ノω`)
スープ作るのが楽しいのよね~っコレ♪

船内にはレストランもあって
初めて乗ったときに利用したのですが
お値段にしては
う~ん…って感じでw
それからは小さな電気鍋を持ち込んで簡易自炊?にしてます
ブランチにはお惣菜パンを温めて
夜は和えるだけの「タラコパスタ」にしました♪

朝から海を眺めながらお風呂に入ったり
昼間からお酒を飲みながら(私だけw)

ブラブラしたり…
ゴロゴロしたり…

旦那さんがうたた寝している間にこっそり
DVDを観ながらカーヴィーダンスに励んだり…w

不思議な時間が流れます


午後8時過ぎ
小樽に着くというアナウンスが流れて
現実の世界に戻ってくる!って感覚です
下船後は
取り合えずセイコマに寄ってお買物

宿泊は札幌プリンスタワーです
ここは温泉が付いているのが嬉しい
我が家ではリピートホテルです♪

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とりあえず2011年の北海道上陸を祝して

(*゜ω゜)ノ∀☆∀ヽ(゜ω゜*)乾杯☆彡

このドイツワイン♪とっても甘口でフルーティ
リープフラウミルヒ(白)なんとごしゃくえん!
セイコマにはワインがた~くさん揃ってますね!
しかもリーズナブル♪
色々試してみたくなりますね~っ♪


一日目の夜はこんな感じでした(´▽`*)


この記事のURL2011-08-22 20:37:33

2011726(火)

南極着岸!天才と世界で最高の落ちこぼれ達(終)


南極着岸!天才と世界で最高の落ちこぼれ達(終)

トップ画像は兵庫県にある『植村直己冒険館』外部リンクです。

1994年の開館式には病身の身を押して出席した
西堀栄三郎氏の姿がありました。

「宗谷」南極観測隊の最終話になりますが
今までのお話はココ①

副隊長の西堀氏は南極横断を生涯の夢とした植村直己に
六分儀等の天測装置とその使用法を教えるなど、
有力な支持者の一人でもありました。

植村直己さんに人気があるのは
彼が素晴らしい冒険家だということだけではなく
その人柄にあるように感じます。

こんなエピソードを一つ…

世界最高峰エベレストへ日本人で初めて登頂する時
あと数メートルの地点で一緒に登山していたチームメイトに
植村直己は
「先輩どうぞお先に登頂してください」
と先を譲りました。
極限の状態であるにも関わらずこんなことが
出来るなんてなかなか出来ることではないと思います。

そして下で待っている登頂出来なかったチームメイト達へ
ただでさえ30キロはある重いリュックに
ありったけの石を詰めて帰ってチームメイト達に手渡しました。

同じ重さのリュックを背負ってみましたが
立ち上がるのがやっとでした
ヒィー(>ω<ノ)ノ重っ!!

登山直前に奥様と交わされている会話が公開されていたのですが
「もぉ~やだな~行きたくないよ~」
なんてダダを捏ねて甘えている人間らしい直己さんにも
とても親近感が湧きました(笑)


豊かな緑の中ある記念館は植村直己さんの笑顔にピッタリで
素敵な記念館でしたよ♪


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≪南極着岸!天才と世界で最高の落ちこぼれ達≫


宗谷は立ちふさがる氷の壁を砕きながら
グイグイと進んでいった
船員達はその雄姿に歓喜していた

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しかしその後船は氷の海でびくとも動かなくなってしまった
ダイナマイトを爆破させても効果はなし
厳しい現実に皆の心に動揺が走った


凹む隊長…

コンコン

西堀副隊長だった

南極にたどり着いたら、そのまま越冬観測をさせて下さい。
今回を含め南極につける保証はありません。
欧米はすでに観測をはじめて います。
今大事なのは、観測成果を世界に知らしめることです。

( `д´⊂彡☆))Д´)欧米かっ!

一応こういうのも挟んでおきます

西堀氏の気持は痛いほどに伝わったが
人命に係わる決断…

考えさせて欲しい



びくともしない氷の壁

なすすべもないまま氷に閉ざされて3日目

「あ!!あそこをみて下さい!!」

隊員が氷の亀裂を発見


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・・・(。_。(゜ω゜(。_。(゜ω゜!!

巨大な氷の海にできた小さな細い亀裂が
南へ伸びていた
ココに突っ込んで行くしかない!
しかし宗谷が耐え切れなかったら…

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メキメキと轟音をたてながら
宗谷は突き進んだ

隊員達は身を乗り出して祈るように見守っていた

2日後

ドスン

船は鈍い音をたてた

昭和32年1月24日(南極はギリギリ夏)

「inaccessible」

そう呼ばれていたプリンスハラルド海岸に宗谷は着岸した

世界が驚いた

トム・クルーズも!あ、生まれてないw

観測に参加する資格もないと見下された日本が
人類未踏の地に着いた!!

皆涙が止まらない隊員達と
誇らしげに揺れる日本の国旗
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その当時動物園にもいなかった飛べない不思議な鳥
ペンギン達が迎えてくれました
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募金した子供たち
国民の夢
国中が歓喜の声を上げました

届ける手立てもないのに
文部省にはたくさんのセーターや物資が送られてきました。


昭和基地と名づけられた観測基地に
プレハブ住宅が組み立てられました
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喜びもつかの間
ココからが本当の決断と闘いになりました
本来の目的は「南極の観測」
余りに困難な航海に隊長は一旦全員帰還し
再度挑戦するという予定を立てていたのですが

西堀氏の
「今回を含め南極につける保証はありません…越冬観測を」
という生命がかかった懇願に
どう答えを出すべきか悩んでいました
二人は話し合いを重ねついに西堀氏の想いを受け入れて
越冬観測の許可をしました。

越冬を志願したのは10人の若者達
学校でも会社でも
落ちこぼれた者達ばかりだった。



南極に冬を告げる雪がちらつき始めていた

1年後必ず迎えに来ます!

それは確信のない約束だということを
誰もが心に抱きながらの別れだった

越冬隊員を残し宗谷は帰国
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宗谷が去った後間もなく
想像を絶する極寒の冬がやってきました
プレハブ住宅は快適だったのですが
物凄いブリザードのごう音で研究テーマを見つけるどころか
眠ることさえままならない状態になりました

精神的にも落ち込み
白髪になってしまう隊員もいました
外になど出る者もいなくなり
若者達はマージャンをしたり日に日に自堕落な
生活を送るようになっていきました。

そんな中で西堀だけは黙々と研究に打ち込んでいました。

彼は19歳の時にアインシュタインの来日で通訳をした時に進路について
助言された忘れられない言葉がありました。

「誰もやったことの無い新しいことをやりなさい
一番大事なのはやってみる勇気だ」

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その言葉を人生の中に深く刻み付けて生きてきました。


自堕落な生活を送る自分達に何も言わず
一人研究に打ち込む西堀氏の姿に
居た堪れなくなり若者達は西堀の部屋に訪れて
思いの丈を吐き出します

僕達は元々落ちこぼれなんです
観測なんかできっこないんです(≧ω≦ )ノ


大学の成績は芳しくなく就職のあても無い者
気象庁に勤めるも要領が悪く僻地ばかりに回らされていた者
そんな若者達の顔ばかりだった


明くる日、西堀は無線室に行くと担当者に
無線で外国と交信できないかと持ちかけます
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担当者がマイクに向かい

「CQCQこちら日本隊南極基地」

発信してみると未開の地からの交信に
各国から声が次々に飛び込んできた

「南極とはどんなところだ!?」
「何の研究をしているんだ!?」


自堕落だった若者達の心がぐらりと揺れた
西堀氏は笑顔で若者達に言った

「自分をさげすむな、落ちこぼれ程強いんや」

゜+。(ノ`・Д・)ノオォオォ。+゜よっしゃぁっ!!

が、せっかくやる気だした矢先に…
朝起きると食料コンテナを載せた地面が割れて
流されてしまうのです

呆然とする若者達…


僅かに残された食料
宗谷が迎えにくるのはまだまだ数ヶ月も先だった

もう終わりだ…

皆遺書を書いた
妻と生まれたばかりの赤ん坊への想いをしたためるもの
父母、兄弟にしたためるもの…

青白く輝く美しい雪景色は隊員達にとっては
絶望の色に見えたことでしょう


ズドーーーン!!

ライフルの音

Σ(=Д=ノ)ノヒィィッ!!×10人

驚いて外へ出ると
ライフルを手にした西堀氏
傍らにはアザラシが横たわっていました

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「やる前から諦める人間は一番つまらん人間や!」

食料も調達!なんちゅぅかっちょいぃ53才!!


またまた落ちこぼれ達の心は強く揺さぶられます

皆それぞれ手探りながら研究を始めます

気象庁にいた気弱な若者は
ブリザードの中で気象観測を始めた

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「とにかくやってみなはれ」

西堀の言葉が若者達の心に響いていた

ペンギンの生態観察をする者
地質の調査を始める者
皆何かしら目的を決め始めていた

就職先の決まらなかった若者は
南極の夜空に輝くオーロラを不思議に思った
Σ(o゜ω゜o)ハッこれだ!
オーロラに関しての知識はゼロだった

「やってみなはれ」
西堀副隊長の言葉が胸に響いていた

観測小屋を建て
夢中で観測を続けた
徹夜も連日で頑張った
感じたことの無い充実感だった

観測を始めて1ヶ月が経とうとしていた
その日も明け方までデーターに目を通していた
暖をとっていたストーブのあたたかさ…疲労
ふわりと眠りに落ちてしまった

その時ストーブの近くにあった新聞紙に
運悪く引火してしまう
燃え盛る炎の中
逃げるのが精一杯だった

やっぱり自分はダメなんだ変われないんだ
小屋も測量機も観測データも灰になってしまった
全てダメにしてしまった…


数日後、彼は西堀の部屋に呼ばれた
恐る恐るドアを開けると

そこには鉄パイプで手作りしたオーロラの観測機と
西堀の笑顔があった


西堀氏はかつて東芝の技術者で
日本初の真空管を開発した天才技術者という
顔も持っていました。


火事くらいでくじけたらあかんで
なんもせんと手ぶらで返す訳にはいかんやろぉ
失敗したらまたやり直せばいいんや
これでまたやってみなはれ


責めるような言葉は一切なかった

。゜(PД`q。)゜。一生忘れません


そうして観測は充実して行きました。
間もなく越冬隊員達は約束の一年が経とうとしていました。


そして日本で更なるビフォーアフターを済ませた宗谷が
越冬隊員を迎えに向かっていました

しかしまたもや氷に阻まれあと200キロというところで
身動きが取れなくなってしまっていた。

40日が経過してしまった
越冬隊が危ない…


その時パイロットが救出を申し出ました
お世辞にも条件が良いとは言えない
南極の空へと小型飛行機が飛び発った
危険だがそれしか方法はなかった

ブリザードが吹けば終わり

極寒の南極パイロットの手に汗が滲んでいた


1時間後
大空から昭和基地が見えた

ん? あれは・・・

カ ン ゲ イ

パイロットの救出を知った隊員達が
空腹と疲労でフラフラになりながらも敬意を込めて
空から見えるように大きく「歓迎」と地面に書いたのだった

全ての隊員達が救出されました

堅く握手を交わす西堀氏と永田隊長
ここに『南極観測終了』する

持ち帰った観測結果は世界を驚かせました
手探りで集めた石は南極が地球最古の大陸だと
証明するきっかけとなりました

手作りの観測機で続けたオーロラ観測も
その発生の謎の解明に結びつきました

初めての越冬から43年、昭和基地は、
世界に誇る観測基地になり昭和59年には、
科学史に残る世界初のオゾンホールの発見し
環境破壊の深刻さを世界に警告しました

この天才カリスマ西堀氏と落ちこぼれ隊員11名が
奇跡の船宗谷と共に世界に日本人の底力を見せたのです



この南極観測は永田氏の
「日本は南極観測に参加出来ます!」と言い放った
勇気と熱意に始り新聞社が日本の復興を訴え
子供達の夢となり国民の願いとなり
西堀さんという素晴らしい人がいて
そしてその助言と支えを受けて行動した隊員達…
どれを欠かしても
成功しなかったと思います。

世間で「落ちこぼれ」と言われていた者達には
世界から「敗戦国」と蔑まれていた日本に重なる姿があるように感じました。

落ちこぼれこそ強いんや!!
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話が横道にそれて私の文章力では
収拾がつかなくなりマイとかちの中で
遭難してしまいそうで省きましたが
このときに連れて行ったタロとジロを含む
樺太犬の飼育(犬係り)を任命された一人が
観測小屋を燃やしてしまった若者(北村泰一氏)でした。

人間達でさえやっと救出されたなかで
犬たちを連れてくることは困難でした。

そのときの北村氏の心情やその後のお話は
またいつか(ノω`*)


凄く感動した「宗谷」そして日本隊
日本国民が一丸となって世界に挑んだお話を
プロジェクトXをベースにしながら
その他の資料&私的感情を交え
拙い文章でお伝えしました。

楽しみにして頂いた方
初めて読んで頂いた方
ありがとうございました(*・ω・)*_ _))

宗谷ってなんか凄いじゃん!
くらいにでも伝わっていたら嬉しいです

最後に思いっきり私事ですが学生時代
「落ちこぼれクラス」だった自分達を
立ち直らせてくれた先生の事を私は今でも忘れていません
S先生、本当にありがとうございました。


さて、そろそろ私も北海道に出航する準備を始めなければ…
わが家の隊長に叱られそうですww




この記事のURL2011-07-26 17:29:48

2011723(土)

原田芳雄in神戸そして大鹿村


原田芳雄in神戸そして大鹿村

この時期
いつもなら耳をふさぎたくなる程
クマゼミの鳴き声がするのに
今年はほぼ鳴くのを聞かない
ミンミン鳴く蝉は程よい「夏」のBGMになるけれど
このクマゼミだけは好きになれない

シワシワ or シメシメ or シネシネ

こう聞えるクマゼミの大合唱は
ジワジワと心が凹んできますしかもボリューム大
今年クマゼミになにがあったのかは知らないけれど
とても嬉しい限りですε-(o´_`o)ほっ


さて、原田芳雄さん主演
「大鹿村騒動記」を観に行ってまいりました。

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上映時間よりちょっと早めに行って神戸の街をブラブラ&ランチ

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旦那さま御用達の中華料理店で海鮮焼そばのランチです。

「最後の晩餐はこれが良い」と、いつも言っていますw

・・・

(¬ε¬) フーン

いいもんね
私には原田芳雄がいるも~ん
佐藤浩市もいるも~ん
キヨシローもいるも~ん

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お芋スイーツもあるも~ん♪


遺作となったこの映画には佐藤浩市さんも共演してるし
主題歌は「太陽のあたる場所」キヨシローです♪
嬉しいけど…。゜(/□\*)゜。わ~ん

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(神戸のショッピングアーケード&映画館)

古い映画で初めて原田芳雄さんを見たときは
乱れた着物姿で太ももあらわ

(*ノдノ)キャ・・(*ノд゜)ノチラッ

衝撃的でしたが
長い前髪から覗く強い眼差しに
一目惚れ゜+。(*゜ェ゜*)。+゜

原田芳雄さんがどこか格好悪い感じの役でも
そこに味があっていつの間にか好きになってしまいます


映画の感想は
とてもほのぼのさせてくれるストーリー
悲劇の中に喜劇が生まれる
悲しくて可笑しい大人の物語

ハスキーで力強い声は恐ろしい病魔に押しつぶされそうに
なっているようには全く見えませんでした。

しかし他の俳優さんが涙するシーンは演技に見えず
どれも原田さんに対する素の涙に思えて
しかたがありませんでした…。


原田さんが役者の原点を感じた大鹿村の歌舞伎は
実際に300年続いている村の伝統です。
普通の生活の中に「歌舞伎」が根付いている不思議な村

この映画の舞台になった村には温泉がありまして
何度か訪れていましたが
毎回お世話になる宿の専務さんも
この村歌舞伎の役者さんでした。

案内状も頂くのですが都合が合わず
まだ見たことがありませんでした。
原田さんが毎年来られていたそうで
うぉぉぉ…という思いです((“o(>ω<)o”))

芸能人の方はお断りしています
というお宿です

・・・

なぜ?( '艸`*)

高級!?一見さんお断り?

( ̄ー ̄)

その宿は「赤石荘」外部リンクという
信州長野の山奥にひっそりと佇む古い旅館です。


“トイレは共同、お部屋に風呂なし、食事は食堂”

という実にこじんまりしたお宿なのですw
あちらこちら改装をチビチビ直している最中…
ま、そういう宿は沖縄離島で鍛えてますから
少々のことでは驚きませんよぉ( ̄ー ̄)ノ

が、温泉は天空の湯殿の絶景だし
お料理もビックリするくらい美味しいんです!!

一泊2食で8550円で頑張っておられます
良い意味で裏切られたって感じで
なんか…こう…とても応援したくなる宿なんです

ちょっとくらい不便だって良いじゃない♪
ボロッちくても良いじゃない♪
そう思えるお宿です(´▽`*)ノ
だからリピータさんが多いんですよね~っ
(。_。(゜ω゜うんうん

役者さんが泊まろうとしても
事務所がOKを出さないということも多々あるようですが
今回は佐藤浩市さんが泊まられたようだと噂も小耳に…
今度専務さんに聞いてみよ~っと♪


夕飯はこんな感じです
熱々の岩魚の塩焼きウマアツウマアツ)))

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鹿肉ステーキ美味しぃ(*'ε`*)

なんか…こう料理長さんの心のこもった感じが伝わってきました。


そう!これ凄く美味しかったんですよ!

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鹿肉のスモークと山羊チーズ

( ̄ω ̄;)!!っと思いきや
臭みが上手く抜けていて旨みだけが残ったような
絶品でした!

山菜天ぷらも美味しかったなぁ♪
どのお料理もお客さんが食べるタイミングをみて
作りたてをスッと出してくださるんです


朝食もとてもシンプルなのですが

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丁寧に作られていて見た目より(ゴメンネ)
凄く美味しいんです。
サラダバーがあって地元の新鮮野菜が食べ放題でした。

ただ一つ…

イナゴ~ッヒィー(>ω<ノ)ノ

これだけは箸を付けられませんでした…

旦那さまはパクリといっちゃってましたけど…

※衝撃画像は止めておきますw


それ以外は朝の光がキラキラ差し込む食堂で
美味しく頂きました(*≧∀≦)ノ


のどかで平和な小さな村が物語の舞台になるの?
と思いましたが

300年続いた村歌舞伎
素人役者の荒削りだけど真剣な
素朴で生き生きした魂に
役者として琴線に触れるものがあったのかも
知れませんね…

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心よりご冥福をお祈りいたします。

[video:
]




この記事のURL2011-07-23 23:57:31

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