2008819(火)

3000人大会の訴えはどこに向けて


3000人大会の訴えはどこに向けて

 8月18日、資材高騰に対する農業危機突破・十勝大会(主催:農協組合長会、農民連盟)が3000人の参加を得て開催されました。

 資材高騰によるあまりにも急激なコスト上昇を、景気の悪い中で生産物価格に簡単には転嫁できない今の状況。

 主催者の「消費者の理解を得ることが大事」、「政府の緊急対策を求めたい」とは、つまり、自らの手でできることの限界を超えてしまっているという意味です。

 来賓の中川代議士は「与党も野党もなく緊急対策に取り組みたい」と応じましたが、次に登壇した押しかけ来賓の鈴木代議士は「小泉改革で何か地方にいいことがあったか、品目横断では2割も所得が減っている」「ホクレンも中央会も汗だけでなく血を流せ、1,2年手数料を取らないくらいのことをしろ」と言いたい放題。

 呼ばれなかったからここまで言ったのか、こんなことをいう人を来賓として呼べなかったのかはわかりませんが、しかし、意外とこの人が一番参加者の共感を得ていたかもしれません。

 確かに農協系統の内部コスト削減努力は一般の組合員(農家)には全く見えていないのが現状ではないでしょうか。






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橋本てるあき
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