2009年1月2日(金)
maikyonさまへ
まちづくり・政治×59
いくつかのご質問をいただきました。せっかくの機会ですので、新しい話題として書かせていただきます。
Q①「町の活性化と言うのは、具体的に何がどうなる事とお考えでしょうか?」
・(移り住みたいと思えるようなまちづくり) 移住者が増え、その視点が清水町らしさの発見や住民活動の活性化につながるとともに、美しいまちづくりがもともと住んでいる町民の生活も豊かにする。
・(農業を核にした商工・観光の発展) 国道2本が通る町としての特性がまったく生かされていない現状が改善され、交流人口の増加によって経済が活性化する。
・(コミュニティの元気づくり) 文化・スポーツ活動やボランティア活動、NPO活動が盛んになり、いきがいややりがいのある日々が送れる。
・(自治の実現) 行政に依存するのではなく、協働のパートナーとして町政に参加し、また、議会を通して町の議論に参加する町民が増える。
などをイメージしております。
Q②「財政健全化の為に歳入と歳出のどちらをどのように変えようとお考えですか?出来れば明確にお願いします。」
地方交付税がいくら入ってくるかを町が決められない以上、歳入を増やす努力をしなければ、財政の安定性は図れませんが、何よりも歳出を抑えることが財政が厳しい状態においては重要であると考えています。
行政では長く、歳出が先にあり、足りない分を借金して交付税で措置されることを期待した財政運営がされてきましたが、これは一般の感覚とはちょっと違うものです。いま、そのつけを払わされていると考えています。
Q③「人口が今後も減少しますが、それは仕方がないとお考えですか?それとも食い止めて増加の為の政策を具体的にお考えですか。」
人口問題研究所の推計では30年後には清水町の人口は7000人を切ります。1年に100人ほどの減少をみています。「甘い」と言われている人口問題研究所の推計でこの数字ですから、黙っていれば実際はもっと減ると考えていいと思います。
しかし、一方で職さえあればすぐにでも田舎に移り住みたいと考えている若者も多く、都会の生活に嫌気を感じる人々の移住によって、地方の人口減には歯止めがかかるとの大胆な予想もあります。
豊かな自然に恵まれた住環境と教育・医療の兼ね備わった十勝の利を生かし、さらに「安全な食」の生産地としての地位を確立していくことによって、その受け皿をつくることができると考えています。
Q④「もしプリマハムなどが生産施設の閉鎖や縮小を決定した場合、町長ならどのように対処されますか?もしそうならないように具体策を講じてらっしゃるならお聞かせ下さい。
雪印でさえそうなったわけですから、当然仮定とは言え、全くない話ではありません。」
企業が撤退や縮小を決定してしまった後では、町がいくら手を尽くしても事態は変えられないと思います。これまでも、そのような話が出てから取りやめになったケースはありません。
ですから、普段からのコミュニケーション、信頼関係づくりが最も大事だと考えています。
また、事業所の所在地としてイメージが良いことも大きなポイントであると考えています。
雪印乳業の撤退は、ホクレンが清水町の生乳を、芽室町に新設された明治乳業のチーズ工場へ配乳変更したことによるものです。
明治の工場で使われる生乳の実に半分を占める清水町に、なぜ工場が建たなかったのかとの疑問は今もくすぶっています。
一般質問で訊ねたときに、町長は「(なぜ芽室にできたのか)全く知らない」と答弁しましたが、企業が進出する際に少しでも条件の良い所を探すのは当然のことであり、何らかの打診があったはずだと考えるのが自然です。
打診すらなかったとすれば、清水町はずいぶん魅力のないところだと見られたということになるのかもしれません。
いずれにしても農協との情報交換、連携など、組織としての情報収集に問題があったことは反省すべき点だと思います。
Q⑤「帯広市がスケート場の建設で維持管理費の負担を、当然利用するだろう周辺町村に求めてきたら、どうなさいますか?」
建設を決定した時点で負担に関する合意はありませんから、突っぱねるのが従来の町村の立場だろうと思います。
が、本来は十勝全体で建設について議論すべき施設だったのではないかとも思います。
利用者数など根拠のある数字が示された上での議論ならば、テーブルに着くことは拒否できないと考えますが、建設してしまった後の議論では合意するのは容易でないと思います。
また、同時に清水町のアイスアリーナなども同じ土俵に乗せてもらわねばならないでしょう。
以上、ブログでササッと答えてしまってよいものかとも思いましたが、現時点での私の考え方を書かせてもらうことにより、さらにご指導、ご助言いただければ幸いと思いました。
Q①「町の活性化と言うのは、具体的に何がどうなる事とお考えでしょうか?」
・(移り住みたいと思えるようなまちづくり) 移住者が増え、その視点が清水町らしさの発見や住民活動の活性化につながるとともに、美しいまちづくりがもともと住んでいる町民の生活も豊かにする。
・(農業を核にした商工・観光の発展) 国道2本が通る町としての特性がまったく生かされていない現状が改善され、交流人口の増加によって経済が活性化する。
・(コミュニティの元気づくり) 文化・スポーツ活動やボランティア活動、NPO活動が盛んになり、いきがいややりがいのある日々が送れる。
・(自治の実現) 行政に依存するのではなく、協働のパートナーとして町政に参加し、また、議会を通して町の議論に参加する町民が増える。
などをイメージしております。
Q②「財政健全化の為に歳入と歳出のどちらをどのように変えようとお考えですか?出来れば明確にお願いします。」
地方交付税がいくら入ってくるかを町が決められない以上、歳入を増やす努力をしなければ、財政の安定性は図れませんが、何よりも歳出を抑えることが財政が厳しい状態においては重要であると考えています。
行政では長く、歳出が先にあり、足りない分を借金して交付税で措置されることを期待した財政運営がされてきましたが、これは一般の感覚とはちょっと違うものです。いま、そのつけを払わされていると考えています。
Q③「人口が今後も減少しますが、それは仕方がないとお考えですか?それとも食い止めて増加の為の政策を具体的にお考えですか。」
人口問題研究所の推計では30年後には清水町の人口は7000人を切ります。1年に100人ほどの減少をみています。「甘い」と言われている人口問題研究所の推計でこの数字ですから、黙っていれば実際はもっと減ると考えていいと思います。
しかし、一方で職さえあればすぐにでも田舎に移り住みたいと考えている若者も多く、都会の生活に嫌気を感じる人々の移住によって、地方の人口減には歯止めがかかるとの大胆な予想もあります。
豊かな自然に恵まれた住環境と教育・医療の兼ね備わった十勝の利を生かし、さらに「安全な食」の生産地としての地位を確立していくことによって、その受け皿をつくることができると考えています。
Q④「もしプリマハムなどが生産施設の閉鎖や縮小を決定した場合、町長ならどのように対処されますか?もしそうならないように具体策を講じてらっしゃるならお聞かせ下さい。
雪印でさえそうなったわけですから、当然仮定とは言え、全くない話ではありません。」
企業が撤退や縮小を決定してしまった後では、町がいくら手を尽くしても事態は変えられないと思います。これまでも、そのような話が出てから取りやめになったケースはありません。
ですから、普段からのコミュニケーション、信頼関係づくりが最も大事だと考えています。
また、事業所の所在地としてイメージが良いことも大きなポイントであると考えています。
雪印乳業の撤退は、ホクレンが清水町の生乳を、芽室町に新設された明治乳業のチーズ工場へ配乳変更したことによるものです。
明治の工場で使われる生乳の実に半分を占める清水町に、なぜ工場が建たなかったのかとの疑問は今もくすぶっています。
一般質問で訊ねたときに、町長は「(なぜ芽室にできたのか)全く知らない」と答弁しましたが、企業が進出する際に少しでも条件の良い所を探すのは当然のことであり、何らかの打診があったはずだと考えるのが自然です。
打診すらなかったとすれば、清水町はずいぶん魅力のないところだと見られたということになるのかもしれません。
いずれにしても農協との情報交換、連携など、組織としての情報収集に問題があったことは反省すべき点だと思います。
Q⑤「帯広市がスケート場の建設で維持管理費の負担を、当然利用するだろう周辺町村に求めてきたら、どうなさいますか?」
建設を決定した時点で負担に関する合意はありませんから、突っぱねるのが従来の町村の立場だろうと思います。
が、本来は十勝全体で建設について議論すべき施設だったのではないかとも思います。
利用者数など根拠のある数字が示された上での議論ならば、テーブルに着くことは拒否できないと考えますが、建設してしまった後の議論では合意するのは容易でないと思います。
また、同時に清水町のアイスアリーナなども同じ土俵に乗せてもらわねばならないでしょう。
以上、ブログでササッと答えてしまってよいものかとも思いましたが、現時点での私の考え方を書かせてもらうことにより、さらにご指導、ご助言いただければ幸いと思いました。
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