2006年2月19日(日)
「動物が好き」とは
酪農を目指す、あるいは牧場で働きたいという人に、その理由を聞いてみると
「動物が好きだから」と答える人が多い。
しかし、私のような酪農家に生れたものが言う「動物が好き」と彼らのそれが同じとは限らない。
私たちは、動物が好きだと聞くと、動物の世話をするのも好きだと勝手に思ってしまいがちだが、動物にいやされたいという受身の動物好きのほうがはるかに多いと思ったほうがいい。
動物の世話をするどころか、牧場に求めるものがのどかさや動物のいやしだったりすると、酪農の現場では、まわりから取り残され、ただ、ぼ~っと突っ立って一日過ごすことになる。
ぼ~っと突っ立ってるだけなら害はないかというとそうでもない。牛は、従業員がかぶっている帽子が野球帽から毛糸の帽子になっただけで、気になってしまうほど、繊細である。
まわりから取り残されているということは、牛の行動や仕事の流れに沿っていないということである。せっせと動いている人より、よほど目に入ってしまう存在である。
自分の「動物好き」が酪農に向いているのかどうかは、牧場での短期体験実習によって簡単に判断がつくだろう。居場所があって楽しければ、明日もがんばればいい。
「動物が好きだから」と答える人が多い。
しかし、私のような酪農家に生れたものが言う「動物が好き」と彼らのそれが同じとは限らない。
私たちは、動物が好きだと聞くと、動物の世話をするのも好きだと勝手に思ってしまいがちだが、動物にいやされたいという受身の動物好きのほうがはるかに多いと思ったほうがいい。
動物の世話をするどころか、牧場に求めるものがのどかさや動物のいやしだったりすると、酪農の現場では、まわりから取り残され、ただ、ぼ~っと突っ立って一日過ごすことになる。
ぼ~っと突っ立ってるだけなら害はないかというとそうでもない。牛は、従業員がかぶっている帽子が野球帽から毛糸の帽子になっただけで、気になってしまうほど、繊細である。
まわりから取り残されているということは、牛の行動や仕事の流れに沿っていないということである。せっせと動いている人より、よほど目に入ってしまう存在である。
自分の「動物好き」が酪農に向いているのかどうかは、牧場での短期体験実習によって簡単に判断がつくだろう。居場所があって楽しければ、明日もがんばればいい。
コメント(0件) | コメント欄はユーザー登録者のみに公開されます |
コメント欄はユーザー登録者のみに公開されています
ユーザー登録すると?
- ユーザーさんをお気に入りに登録してマイページからチェックしたり、ブログが投稿された時にメールで通知を受けられます。
- 自分のコメントの次に追加でコメントが入った際に、メールで通知を受けることも出来ます。