2009年11月2日(月)
誰のための資料?~役場流儀の町民参加
まちづくり・政治×59
平成23年からの第5期清水町総合計画を策定する「清水町新たなまちづくり計画策定委員会」の会議が4回終了しました。
毎回、共通しているのは、時間切れ、あるいは消化不良で終わってしまうことです。説明を聞いている時間が長くて十分な議論ができなかったり、配布された資料が役場の内部資料をそのままとじた分厚いもので容易に理解できないことが、その原因だと思います。
今回の計画策定に当たっては、まちづくり基本条例の趣旨に沿って町民参加を得て行う方針が示されていますが、形だけ整えればよいと考えているのではないかと思われかねない進め方といわざるを得ません。
まちづくり基本条例の条文中に明文化された町民参加の具体的要素は、審議会等における委員の公募と住民意見提出制度などですが、条例の趣旨に沿って町民参加を進めるならば、役場の外の町民にもわかりやすい資料を作り、わかってもらうための説明を行い、理解を共有することが、まず求められます。
また、会議を重ねるうち、役場の仕事の流儀が一般のそれと違うことも、次第に委員たちにわかってきました。
先日の会議でも、第4期の総合計画の評価について、行政の自己評価と町民が感じている町政の満足度にギャップがある、役場で「ちゃんとやってます」ということが町民の身近なところでの結果につながっていないと、委員から鋭い指摘がありました。
そもそも、策定委員会そのものが町民参加のアリバイ作りのためのものだとの指摘もあります。「町民参加」ということは行政主導、行政中心が前提であるともいえます。
これが「町民参加」の限界なのか。
いや、私たちは、町民自らが10年後の清水町を照らす灯台のような計画を作るんだという、今回の計画策定の原点を忘れてはいけません。
そのためには仕事の流儀を変えることが必要かもしれません。そして、それが新たなまちづくりの第一歩かもしれません。
毎回、共通しているのは、時間切れ、あるいは消化不良で終わってしまうことです。説明を聞いている時間が長くて十分な議論ができなかったり、配布された資料が役場の内部資料をそのままとじた分厚いもので容易に理解できないことが、その原因だと思います。
今回の計画策定に当たっては、まちづくり基本条例の趣旨に沿って町民参加を得て行う方針が示されていますが、形だけ整えればよいと考えているのではないかと思われかねない進め方といわざるを得ません。
まちづくり基本条例の条文中に明文化された町民参加の具体的要素は、審議会等における委員の公募と住民意見提出制度などですが、条例の趣旨に沿って町民参加を進めるならば、役場の外の町民にもわかりやすい資料を作り、わかってもらうための説明を行い、理解を共有することが、まず求められます。
また、会議を重ねるうち、役場の仕事の流儀が一般のそれと違うことも、次第に委員たちにわかってきました。
先日の会議でも、第4期の総合計画の評価について、行政の自己評価と町民が感じている町政の満足度にギャップがある、役場で「ちゃんとやってます」ということが町民の身近なところでの結果につながっていないと、委員から鋭い指摘がありました。
そもそも、策定委員会そのものが町民参加のアリバイ作りのためのものだとの指摘もあります。「町民参加」ということは行政主導、行政中心が前提であるともいえます。
これが「町民参加」の限界なのか。
いや、私たちは、町民自らが10年後の清水町を照らす灯台のような計画を作るんだという、今回の計画策定の原点を忘れてはいけません。
そのためには仕事の流儀を変えることが必要かもしれません。そして、それが新たなまちづくりの第一歩かもしれません。
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