201092(木)

今年は斉藤牧場も草余り


今年は斉藤牧場も草余り

 8月27日、北海道草地協会の「放牧経営技術指導のための指導者会議」で、旭山の斉藤牧場を訪れました。

 公園のような短い草に覆われた、山あり谷ありのながめの良い草地が特徴の斉藤牧場ですが、私たちが訪問して目にしたのは、豊富な草量のケンタッキーブルーグラスとそのためにクローバーが減少した草地でした。

 今年は全道どこでも、雪解けの遅れから放牧初めが遅くなった反動でその後爆発的に草が伸び、高温多雨で高生長が持続しています。誰に聞いても、「放牧地の草を余らせてしまった」というのは共通しています。

 よく、年中短い草を維持している斉藤牧場を見学した人々から「あそこは特別だ」という感想を聞きますが、草の生理生態に変わりがあるはずはなく、適正なストッキングレートに配慮した草地管理ができているかどうかに尽きると思います。






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橋本てるあき
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