201112(日)

くまでより熊のような母の手


 十勝毎日新聞の元旦号「新年文芸」の短歌(選者時田則雄氏)に、母の歌が載りました。

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くまでよりなお熊手らしき両の手をかざして七十年反芻しおり

                   (清水)橋本佳代子

<評>農一筋の人生。曲がった太い「熊手」のような指は勲章だ。「七十年」には厳しい農作の日々が凝縮されている。

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 冷害に苦しみ、酪農で規模拡大を図った父とともに朝から晩まで働き、一線を退いた後も毎日5畝ほどの家庭菜園で土にまみれ、我が家の食卓を支えてくれている母。生きるということは働くということであり、食べるということは収穫するということであると身をもって教えてくれています。

 農業の競争力強化、農商工連携、企業の農業参入など、ビジネスとして農業が成立するために様々な取り組みがされていますが、忘れてならないのは、勤労に対する敬意であると思います。






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橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

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エリア清水町
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