2011年7月28日(木)
土地利用型酪農は負けない
放牧・酪農・農業×84
このたび、全国草地畜産コンクールにおいて農林水産省生産局長賞をいただきました。私どものような未熟なものが受賞してよいものかと思ってしまいますが、土づくり、草づくりを進めて、健康に牛を飼い、良い乳を搾る健全な酪農を目指すという取り組みの方向性は間違っていないのだと評価されたものと考えております。
3月11日の大地震による福島第一原子力発電所の事故で、福島をはじめ東北、関東の熱心に自給飼料基盤を強化してこられた酪農家のみなさんが、収穫した牧草を食べさせられない、放牧できないといった状況に追い込まれています。さらに、放射線量の高い稲わらを食べた肉牛が「汚染牛」と呼ばれて忌避され、堆肥もまけなくなってしまいました。自給飼料基盤強化や耕畜連携にコツコツと積み上げてきた努力が一瞬にして崩され、全否定された理不尽さは言葉に表すことはできないでしょう。土地利用型酪農の危機であり、私たちにとっても決して他人事でない大問題です。
生活の利便性や経済性を追求することが、酪農の王道さえも脅かす今日、私たちは信念を持って、土づくり、草づくりの原点に返り、消費者の皆さんとの絆をつくって、持続可能で必要とされる酪農をめざしていかなければならないと考えております。
3月11日の大地震による福島第一原子力発電所の事故で、福島をはじめ東北、関東の熱心に自給飼料基盤を強化してこられた酪農家のみなさんが、収穫した牧草を食べさせられない、放牧できないといった状況に追い込まれています。さらに、放射線量の高い稲わらを食べた肉牛が「汚染牛」と呼ばれて忌避され、堆肥もまけなくなってしまいました。自給飼料基盤強化や耕畜連携にコツコツと積み上げてきた努力が一瞬にして崩され、全否定された理不尽さは言葉に表すことはできないでしょう。土地利用型酪農の危機であり、私たちにとっても決して他人事でない大問題です。
生活の利便性や経済性を追求することが、酪農の王道さえも脅かす今日、私たちは信念を持って、土づくり、草づくりの原点に返り、消費者の皆さんとの絆をつくって、持続可能で必要とされる酪農をめざしていかなければならないと考えております。
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