2006年9月9日(土)
思いっきり歩いて削蹄いらず

見学に来られる酪農の方の質問で多いのが肢蹄(足や爪)に関すること。
それだけ、あしやつめの問題を抱えている人が多いってことでしょう。
昔ながらのつなぎ飼い(牛舎の中で首輪でつないで牛を飼う)の場合、床の素材が何であるかが大問題。板張りやコンクリートだと相当量の敷きわらを足さないと前ひざやくるぶしなどがこすれて傷になったり、腫れたりします。最近普及したマットは優しくなった分、つめが減らなくなり、削蹄の回数を多くしなければなりません。
フリーストールの場合、牛はつながれておらず自由に歩きまわれるのですが、通路がコンクリートであることが多く、問題です。硬い通路を歩いているとつめがすり減りそうに思いますが、牛たちは滑りやすいコンクリートの上をおそるおそる歩くので、逆におかしな伸び方をしてしまいます。そのため、ひんぱんに削蹄してかたちを整えてやる必要があります。また、関節にかかる負担も大きくなり、年取った牛にはやさしくありません。
それに比べて放牧の場合は、本来の牛のフィールドである草地の上を歩き回り、草を食べ、寝るわけですから、あしの負担や牛のストレスは非常に少なくなります。また、何にも考えずに思いっきり歩くので、自然につめがすり減ります。
しかし、放牧を始めたばかりの酪農家の場合、牛の生理(第1胃の恒常性など)や放牧地の草の変化に合わせたエサの給与ができず、牛をつめが傷みやすい不健康な状態にしてしまいがちです。
それだけ、あしやつめの問題を抱えている人が多いってことでしょう。
昔ながらのつなぎ飼い(牛舎の中で首輪でつないで牛を飼う)の場合、床の素材が何であるかが大問題。板張りやコンクリートだと相当量の敷きわらを足さないと前ひざやくるぶしなどがこすれて傷になったり、腫れたりします。最近普及したマットは優しくなった分、つめが減らなくなり、削蹄の回数を多くしなければなりません。
フリーストールの場合、牛はつながれておらず自由に歩きまわれるのですが、通路がコンクリートであることが多く、問題です。硬い通路を歩いているとつめがすり減りそうに思いますが、牛たちは滑りやすいコンクリートの上をおそるおそる歩くので、逆におかしな伸び方をしてしまいます。そのため、ひんぱんに削蹄してかたちを整えてやる必要があります。また、関節にかかる負担も大きくなり、年取った牛にはやさしくありません。
それに比べて放牧の場合は、本来の牛のフィールドである草地の上を歩き回り、草を食べ、寝るわけですから、あしの負担や牛のストレスは非常に少なくなります。また、何にも考えずに思いっきり歩くので、自然につめがすり減ります。
しかし、放牧を始めたばかりの酪農家の場合、牛の生理(第1胃の恒常性など)や放牧地の草の変化に合わせたエサの給与ができず、牛をつめが傷みやすい不健康な状態にしてしまいがちです。
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