まちづくり・政治(59)


2007128(土)

審議会は脱線してなんぼ


 先日、地域包括支援センター運営協議会を傍聴しました。

 帰りにアンケート記入にご協力くださいといわれ、選択肢の中から無理やり1,2,3の答えを書いてきましたが、ずっとそれを引きずっています。

 アンケートの問いは、なぜまちづくりに参加したり、会議を傍聴したりする人が少ないのかというもので、・平日は無理・興味がない・説明が難しい・堅苦しくて入りにくい、などの選択肢がありました。

 う~~ん・・・。確かにそれはそうかもしれませんが、なにか本質的な問題ではないような気がしてなりません。

 清水町教育委員会を開催します
 清水町生活安全推進協議会を開催します
 清水町地域包括支援センター運営協議会を開催します
 清水町総合計画審議会を開催します
 傍聴しませんか
といわれて実際に傍聴する人ってどんな人だろうと思うのが、現状では普通の感覚ではないかと思います。

 いや、ひょっとすると町の審議会がどういうものか知っている人のほうが傍聴したくないかもしれません。

 事務局が作った次第に沿って会議が進められ、事務局がちゃんと説明して委員の理解を得られればOKというのが行政の立場だと思うのですが、それではそもそも傍聴してみたいと思うような会議にはならないのではないでしょうか。

 先日の会議でいえば、地域で暮らす高齢者を介護、福祉、健康など総合的に支えるための地域包括支援センターを、適正かつ円滑に運営するために設置されているのが地域包括支援センター運営協議会です。

 とんでもなく広範でせっぱつまった課題が山積しているこの分野の会議が、担当課からの説明とその質疑で終わってしまったのは何とも物足りない感じがしました。

 委員から、デイサービスの受入れを今後増やせないか、本町における小規模多機能施設とは、と質問が出ていましたが、せっかく、福祉や医療の現場から貴重な時間を割いて来ていただいているのですから、もっと自由に意見や問題点の提起を受ける進行の工夫があってもよかったのでないかと思います。

 会議の体裁をちゃんとすることはもちろん大事ですが、審議会等で町民の意見を聞こうとするなら、多少脱線しても十分な情報交換と生の意見交換ができるように取り計らうことが大事ではないでしょうか。

 また、その積み重ねが、会議を傍聴に値するものに変えていくことにつながると思います。




 議会を傍聴に値するものにするにはどうしたらいいか。私たち議員も同じ課題を負っています。
 
 



20071129(木)

報告会の報告


 11月28日、6人の有志議員で議会報告会を開催し、十分な周知ができなかったにもかかわらず、夜遅く寒い中、40人の町民の参加をいただき、貴重な意見交換の場を持つことができました。

 参加者からは、行政や町職員に対する不満やそれに対する議員の見解を求める声が上がったり、また別の参加者から反論があったり、マイクは休みなく発言者の間を移動していました。

 先日の行政改革に関する町の説明会では、主催者と参加者は行政サービスを行う側と受ける側という関係であることが、久しぶりに露骨に見いだされたように感じられましたが、今回の報告会における意見交換は当然ながらそれとは違った雰囲気になりました。

 会場内に違う意見を持つ人がいて、議員それぞれに違う見解があるという状況の中で、参加者は町を良くするためにはどうすればいいのかを考える時間を共有することができたと思います。

 終了後、「これからもこういう機会をつくってほしい」、「少しずつでも町民の意識を前向きに変えることが大事」などの声をたくさんいただきました。

 今回の企画はほんの一歩に過ぎないと感じました。


 



20071031(水)

すずらんロケ地


すずらんロケ地

 NHK朝ドラ「すずらん」のロケに使われた、明日萌駅と中村旅館。

 雪中米で知られる北空知の沼田町は、この明日萌ロケ施設の保存を含む5つの事業のため、条例を制定して寄付金を募っています。

 5つの事業
  ①北海道唯一のゲンジボタル生息地の保護
  ②北海道3大あんどん祭りの一つ夜高あんどん祭りの保存
  ③新種も発掘されている化石河床群の保存
  ④明日萌ロケ施設の保存
  ⑤雪エネルギーの利活用・研究

 人口4千人の町の積極的なまちづくり。そのエネルギーはどこから?





20071011(木)

キタラを支える市民ボランティア


キタラを支える市民ボランティア

 10月11日、議員会の視察でKitaraの10周年記念スペシャル見学ツアーに参加しました。
 ミニコンサートのほか、普段は見られない楽屋や地下空調施設なども案内してもらいました。
 案内してくださったのは、キタラボランティアの皆さん。
 キタラには90名以上の方がボランティアで携わっていらっしゃるとのことでした。クラシックファンの方ばかりではなく、できることで参加したり、自らの時間を提供したりと、さまざまな方がいらっしゃるようでした。
 ホールを運営していくためには、Kitara News等のダイレクトメールを7000名いる会員に出す作業など、直接音楽に関係ない仕事もあるのです。

 多額の建設費をかけて建てたKitaraは将来にわたっての財産です。しかし、維持にかかるこれまた莫大な費用を支えるスポンサーと運営に携わる大勢の市民ボランティアがなければその財産を守っていくことはできないと感じました。
 
 私たちの町にも立派なハコモノがあります。それを維持していくためには、財政に対する町民合意と運営に対する町民の積極的な関与が欠かせないと思います。 




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橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

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