まちづくり・政治(59)


2009619(金)

傍聴日和


傍聴日和

 天気が良くならず、いつまでたっても牧草収穫に入れません。

 議会を傍聴してきました。実は議会を傍聴するのは初めてです。

 傍聴席は2階席のような高い場所にあり、最後列の議員は完全に死角に入ってしまいます。




2009613(土)

6月定例会


 町議会の定例会が6月15日に開会します。「清水町議会瓦版」というお知らせが新聞に折り込まれていましたのでご覧になった方も多いと思います。

 御影診療所の整備拡充に要する資金貸付条例は、初日(15日)に提案があり、24日に本会議審査とのことですから、会期中に産業厚生常任委員会に付託され、審査されるものと思います。

 一般質問は18、19日の両日、5人の議員が行います。

18日(木)

原 紀夫 議員
・介護老人福祉施設等の入所待機者解消策
・フロイデ温泉売り払い後の現状と今後の対策
・清水公園(ぺケレの森を含む)の再整備

森田 真治 議員
・堆肥の有効活用で町おこしを
・防風林のもつ価値観を再認識しては

安田 薫 議員
・地域活性化・経済危機対策臨時交付金の使い方
・「スクール・ニューディール」に対する施策について

19日(金)

中島 里司 議員
・御影診療所の拡充整備について
・役場内の機構改革について

妻鳥 公一 議員
・介護保険の認定について
・JR十勝清水駅の1番ホーム設置について
・町長選挙のマニフェストと6月定例会

 原議員が質問する温泉の問題は、いったいどうなっているのかと疑問に思っている町民も多いと思います。

 不採算部門切り捨ての発想で民間に売却し、町全体の産業・観光を一体的に構想しなかったことのつけが回ってきたともいえますが、今後の対応についての考え方をしっかり訊くことが大事です。

 民営化したのだから口出ししないというのも、それはそれで立派な考え方だと思います。町としては共に観光面も含めて連携していきたいと言いながら、実は何もしないというような態度が一番悪いと思います。

 森田議員の質問は2題とも、個々の経営に任せていたのでは全体の利益に結びつかない問題を、町としてリーダーシップを発揮するつもりはあるのかないのかと訊いているのだと思います。

 安田議員の質問は、ただ聞くだけではなくて、こんなことに使うべきだという提案をバチッとして行わなければ意味がありません。

 20年度の補正予算の時もそうでしたが、町は議会ではなく国との話で、臨時交付金の使途を決めました。

 前回を上回る額の交付金があるにもかかわらず、今回も町民に諮ることもなく、事後報告的に議会で承認を得るような審議で終わらせるなら、町に政治があるとはいえません。

 財政難から政策的に使えるお金がきわめて少ない中で、純粋に政策的に使えるお金ができた時、その使い道をどのように決めるかは、何に使うかを決めるのと同じくらい重要です。

 麻生内閣のバラマキは尋常ではありません。国からのボーナスだとはしゃいで有力者を喜ばすために使ったのでは、将来、消費税上げで負担の増す次世代の人たちに申し訳ないです。

 中島議員は御影診療所への支援について質問します。

 ことの本質は御影にしっかりとした医療機関を維持してほしいという住民の声にどう応えるかであって、支援策は手段にすぎないという点をはっきりさせることが重要です。

そうしなければ、「町としてはできることはした」で終わってしまいます。

 妻鳥議員は介護保険の認定方式の変更について取り上げていますが、「国はけしからんと思いませんか」と訊かれた町長が「私もけしからんと思います」と答えて終わりになってしまいそうな気がします。

 6月は酪農家にとっては最も忙しい季節ですから、必ず傍聴に行くと約束もできませんが、やはり、多くの町民が傍聴すると、議員が同じ質問をしても町長の答弁の真剣さが変わるのは事実ですから、できるだけ議場に足を運びたいと思っています。また、多くの町民の傍聴を期待しています。




2009530(土)

御影診療所の説明会


 先日、御影診療所整備拡充に関する説明会が行われました。

 御影会場には、私が数えたところでは46人の参加者がありました。

 清水会場は、議員3人を含めて5人だったということですから、御影地域の関心の高さがよくわかります。

 ただ、御影地域と関わりが深い問題であっても、1億5千万円もの資金を無利子で融資するということについて、地域外の住民も町全体の問題としてもっと関心を持つべきだと感じます。

 財政が厳しい中では、予算は順番待ちではなくて、選択(取り合い)だからです。

 また、単に人気取りで御影診療所を支援するのではなく、地域医療を守っていくというのが町の姿勢ならば、なぜ、診療所がなくなるかもしれないという不安の声が広がったのかを反省し、診療所との連携を維持し、さらに、院長の引退後の診療所の存続についても、町民に説明していくことが必要だと思います。 

 融資にあたっては、条例を制定し、1億5千万円を限度に、施設を抵当にして無利子で貸し付け、償還は15年以内とするが、繰上償還も可能としています。基本的には、1千万円/年、83万円/月の返済になります。

 一方で、町長が特別な理由があると認めた場合は、据置期間を設けたり、返済を猶予したりできるとしています。

 高齢の院長に、法人化することを求めずに15年償還の資金を貸付けるということは、後継者については既にしっかりしたあてがあるか、全額償還を期待していないかのどちらかではないかとみなされても仕方ないと思います。

 時間は限られますが、議会でしっかりとした議論をして、町の地域医療に関する考え方を明らかにするとともに、貴重な財源が本当に地域のために活かされるようにしてほしいと思います。
 



2009427(月)

続 御影地域医療


 不安視されていた御影診療所の老健施設転換は、町が資金を無利子で融資することで解決の方向に向かっているようです。

 しかし、町としての責任は、あくまでも地域医療を守ることであって、単に民間診療所の経営を支援することではありません。

 献身的な医療を行う荒井院長の個人的人気に、御影の地域医療を任せっきりにしてきた、これまでの姿勢の延長線上ではいけないと思います。

 融資するに当たっては、御影地域の住民はもとより町民全員の合意・賛成が得られるようなしっかりとした説明・議論が必要です。

 融資すれば返済してもらわねばならないことはもちろん、高齢の院長の引退後も診療所が存続しなければ、この融資の意義は半減します。

 院長の後継者の問題も含めて、町は診療所と緊密な連絡を取り合い信頼関係を築き、解決に当たるとともに、町民に対する責任を果たさなければなりません。





2009317(火)

御影診療所の件


 2人の議員が一般質問でこの問題を取り上げました。

 国の方針で、平成24年には、介護療養型病床が全廃され、御影診療所は老人保健施設などに転換しない限り、これまでのようにベッド数を維持することはできなくなります。

 問題は、老人保健施設などに転換するための建て替え資金の調達です。

 ここを解決しない限り、話は進展しません。町としても施設建設、あるいは資金的な支援について具体的解決のために取り組まなければなりません。

 クリアできなければ、診療所は規模的にも機能的にも大幅縮小を余儀なくされます。

 町として、それでもいいとするのか。その場合、入院は日赤に、ということにするのか。

 その部分を町民、特に御影の住民に明らかにせずに、荒井院長の志に期待して、御影診療所がなくなることはないのだと精神論をぶっても何の解決にもならないのではないでしょうか。

 期限はもうすぐそこに迫っています。



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橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

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