2010年9月2日(木)
今年は斉藤牧場も草余り
放牧・酪農・農業×84
8月27日、北海道草地協会の「放牧経営技術指導のための指導者会議」で、旭山の斉藤牧場を訪れました。
公園のような短い草に覆われた、山あり谷ありのながめの良い草地が特徴の斉藤牧場ですが、私たちが訪問して目にしたのは、豊富な草量のケンタッキーブルーグラスとそのためにクローバーが減少した草地でした。
今年は全道どこでも、雪解けの遅れから放牧初めが遅くなった反動でその後爆発的に草が伸び、高温多雨で高生長が持続しています。誰に聞いても、「放牧地の草を余らせてしまった」というのは共通しています。
よく、年中短い草を維持している斉藤牧場を見学した人々から「あそこは特別だ」という感想を聞きますが、草の生理生態に変わりがあるはずはなく、適正なストッキングレートに配慮した草地管理ができているかどうかに尽きると思います。
公園のような短い草に覆われた、山あり谷ありのながめの良い草地が特徴の斉藤牧場ですが、私たちが訪問して目にしたのは、豊富な草量のケンタッキーブルーグラスとそのためにクローバーが減少した草地でした。
今年は全道どこでも、雪解けの遅れから放牧初めが遅くなった反動でその後爆発的に草が伸び、高温多雨で高生長が持続しています。誰に聞いても、「放牧地の草を余らせてしまった」というのは共通しています。
よく、年中短い草を維持している斉藤牧場を見学した人々から「あそこは特別だ」という感想を聞きますが、草の生理生態に変わりがあるはずはなく、適正なストッキングレートに配慮した草地管理ができているかどうかに尽きると思います。
2010年8月28日(土)
牛玉ステーキ丼 狙いどおり!
2010年8月28日(土)
枝豆 豊作だ!
2010年8月28日(土)
水と日陰と群行動
2010年8月1日(日)
健康と福祉部会のキーワードは「自立」、「参加」、「支え合い」
まちづくり・政治×59
先日、新たなまちづくり計画(第5期総合計画)策定委員会の第2部会(「健康と福祉」部会)が18回の会議をもって検討を終了しました。
今回の計画策定では、これまでの第4期の計画中の「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまち」を、いくら読んでも何にも間違ったことが書いていないばかりか、現況と課題についてもすでに同じような認識を持っているため、第4期の計画をそのまま続ければいいのではないかとの意見さえありました。
部会では、自由な意見交換を行いながら、町民アンケートの結果や100人委員会での意見なども参考にしながら、10年後の人口・年齢構成の想定、国の財政悪化などを念頭に、詳細に検討を重ねました。
総合計画の基本構想・基本計画は「10年後を照らす灯台のようなもの」(吉岡アドバイザー)であることが求められていると理解し、詳細な計画や実現の具体的手段ではなく、10年後にはこんな町にしたいということが概ね示されていることをめざしました。
が、計画が美辞麗句を並べただけのものになっては意味がないので、計画の文言の裏には、必ず(現時点で思いつく)具体的な施策を考える作業も当然行っています。
今後、高齢化率の上昇に財政難が追い打ちをかける構図が明らかで、10年後を考えると悲観的にならざるを得ませんが、部会の検討では、
・自分の健康は自分で守る
・高齢者の増加は経験を積み、それを生かせる人が増えることとポジティブにとらえる
・障がい者に活躍の場を作る
・子供の健やかな成長のため子育て世帯を支援する
・NPOを増やし、まちぐるみで支え合う
・本当に困っている人のために行政はあるべき
などをポイントにして、住みよいまちの議論を進めました。キーワードは「自立」、「参加」、「支え合い」だったと、私は考えています。
「健康と福祉」分野の表題は「健康で思いやりのあふれるまちづくり」としました。
はっきり言って、18回も検討したのに、一言で表現するとこんなに特徴のないものになってしまうのかとの印象もないわけではありません。
第4期の「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまち」同様、あまりにも「もっともだ」と思わせる当たり前な感じがしますが、第4期のそれと第5期のとでは決定的な違いがあると、私は考えています。
「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまち」は、行政が環境を整えて町民が安心して暮らせるようにする行政依存の発想から脱していませんが、「健康で思いやりのあふれるまちづくり」は、町民一人ひとりの日ごろからの心がけによってまちづくりを行うという宣言であると考えています。
文章のたくさん書かれた計画を隅から隅まで何べんも読み返すなんて人はそういないと思いますが、そこだけでも理解してもらえれば幸いです。
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清水町新たなまちづくり計画策定委員会は、昨年8月27日に第1回の会議が行われ、10月からは4つの部会(①環境とコミュニケーション、②健康と福祉、③教育・文化・スポーツ、④産業振興)に分かれてそれぞれの分野について検討作業をしてきました。私は「健康と福祉」部会に属し、部会長を務めました。
今回の計画策定では、これまでの第4期の計画中の「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまち」を、いくら読んでも何にも間違ったことが書いていないばかりか、現況と課題についてもすでに同じような認識を持っているため、第4期の計画をそのまま続ければいいのではないかとの意見さえありました。
部会では、自由な意見交換を行いながら、町民アンケートの結果や100人委員会での意見なども参考にしながら、10年後の人口・年齢構成の想定、国の財政悪化などを念頭に、詳細に検討を重ねました。
総合計画の基本構想・基本計画は「10年後を照らす灯台のようなもの」(吉岡アドバイザー)であることが求められていると理解し、詳細な計画や実現の具体的手段ではなく、10年後にはこんな町にしたいということが概ね示されていることをめざしました。
が、計画が美辞麗句を並べただけのものになっては意味がないので、計画の文言の裏には、必ず(現時点で思いつく)具体的な施策を考える作業も当然行っています。
今後、高齢化率の上昇に財政難が追い打ちをかける構図が明らかで、10年後を考えると悲観的にならざるを得ませんが、部会の検討では、
・自分の健康は自分で守る
・高齢者の増加は経験を積み、それを生かせる人が増えることとポジティブにとらえる
・障がい者に活躍の場を作る
・子供の健やかな成長のため子育て世帯を支援する
・NPOを増やし、まちぐるみで支え合う
・本当に困っている人のために行政はあるべき
などをポイントにして、住みよいまちの議論を進めました。キーワードは「自立」、「参加」、「支え合い」だったと、私は考えています。
「健康と福祉」分野の表題は「健康で思いやりのあふれるまちづくり」としました。
はっきり言って、18回も検討したのに、一言で表現するとこんなに特徴のないものになってしまうのかとの印象もないわけではありません。
第4期の「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまち」同様、あまりにも「もっともだ」と思わせる当たり前な感じがしますが、第4期のそれと第5期のとでは決定的な違いがあると、私は考えています。
「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまち」は、行政が環境を整えて町民が安心して暮らせるようにする行政依存の発想から脱していませんが、「健康で思いやりのあふれるまちづくり」は、町民一人ひとりの日ごろからの心がけによってまちづくりを行うという宣言であると考えています。
文章のたくさん書かれた計画を隅から隅まで何べんも読み返すなんて人はそういないと思いますが、そこだけでも理解してもらえれば幸いです。
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清水町新たなまちづくり計画策定委員会は、昨年8月27日に第1回の会議が行われ、10月からは4つの部会(①環境とコミュニケーション、②健康と福祉、③教育・文化・スポーツ、④産業振興)に分かれてそれぞれの分野について検討作業をしてきました。私は「健康と福祉」部会に属し、部会長を務めました。