20091030(金)

やっぱり北海道はいい  東京から帰って本当にそう思いました


やっぱり北海道はいい  東京から帰って本当にそう思いました

 やっぱり北海道はいいわ。人・人・人の東京から帰って牛たちが草を食う姿を見て、本当にそう思いました。

 東京では、農水省畜産部と天北放牧ネットワークの意見交換会に参加してきました。天北のメンバーとは向こうで合流です。

 天北放牧ネットの主張は、酪農の分業化の進展で、土地(面積)や労働力などの制限がなくなり、規模拡大に歯止めがなくなったことにより、(1)環境負荷が増している、(2)余剰を抱えても生産拡大が続き牛乳の「価値」を下げている、という状態を作り出している。それが補助金によって誘導され、成立しているのは正常なことなのか、一度立ち止まってリセットしようではないか、というものです。

 私は、その意見について、すべて賛成というわけではありませんが、将来にわたって持続可能な酪農とはどんなものかを考えたとき、大いにうなずけるものがあります。

 そのあと行った居酒屋での反省会では、「このメンバーで東京に集まって飲むことになるとは思いもしなかったね」といいながら、遅くまで語り合いました。

 うちに帰って放牧地の牛を見て、「北海道はいい」と思えたことは、選んだ道が間違っていなかったことを自ら証明したことになるのかなと、勝手にほっとしています。

 



20091017(土)

やっぱり酪農のまち清水


やっぱり酪農のまち清水

 昨日(10月15日)、2009北海道ホルスタインナショナルショウ・グランドチャンピオン・ジュニアチャンピオン受賞祝賀会(農協主催)が開催されました。

 先の全道共進会で、成松牧場のパインリッジ ギブソン プリンセス号がグランドチャンピオンに、田中牧場のTMF カリスマ ポーラ マチダム クミ号がジュニアチャンピオンに輝いたのを祝してのものです。また、高橋牧場のセジスビューテイ アルテイ マウイ号も第1部の1等1席を取っています。

 審査員を務めた串田さんも清水町の酪農家なので、すごくやりにくかったはずですが、幸い最高位になった2頭とも誰が見てもいい牛、いいコンデションだったので、納得の結果となりました。

 組合長の言葉「本人はもとより、農協にとっても名誉なこと。おかげで清水の牛は育成牛市場での評価も高い」「ミルクは経営を豊かにし、ショウは心を豊かにする」。

 ショウでの活躍、ショウカウの層の厚さは、ホルスタインクラブのメンバーである若い酪農家たちの日頃からの切磋琢磨と交流によるものだと思います。

 彼らの牛に対する情熱は半端なものではありません。清水の宝であり、誇りです。



20091013(火)

芦別からのお客様が見たかったもの - ミミズのフン塚


芦別からのお客様が見たかったもの - ミミズのフン塚

 先月おじゃました芦別から、酪農家の方々6人がお返し(?)の視察に来られました。

 みなさん、平らなところでの放牧を珍しがったり、火山灰土壌を掘って自分たちのところとの違いを感じていらっしゃったようです。

 そして、わざわざ遠くから来られたのはこれを見るため?

      
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 ミミズが地表に作ったフンの「塚」です。草地上には無数の塚があったのですが、特に形の良かったのがこれです。

 芦別の酪農家の方々は連続放牧しているので、牛に踏みつけられてしまって、塚が見つけにくいのかもしれません。帰ったらまた探してみてくださいね。

 ミミズについては、私も勉強不足なのですが、放牧を始めたころに比べて、その数が増えていることだけは自信を持って言えます。

 ミミズがいる土といない土とでは、保水力が数十倍違うともいわれています。ミミズの作った土中の間隙のおかげで水はけがよく、かつ、水持ちが良くなるというわけです。

 先日の台風による雨の日も変わらずに放牧できたのは、ミミズのおかげかもしれません。

 



20091011(日)

豚のまち清水


豚のまち清水

 強風に見舞われ、新型インフルエンザの影響で子どもたちの姿も見られないなど、いつもより元気のなかった「食の安全安心まつり」。

 しかし、養豚部会の豚丼コーナーには行列ができていました。

 いまや豚丼はイベントの「鉄板」メニューですね。

 中をのぞいてみると、なんと豚肉を焼いているのは養豚部会の会員である豚やさんの父さんたち。そのていねいな仕事ぶりも行列の原因かもしれません。

 この父さんたち、実はすごいんです。豚肉の共進会で何度も優勝している青木さんをはじめ、みなさん、優秀な養豚農家ばかりです。

 清水といえば、酪農のまちといわれていますが、豚のまちでもあります。



20091011(日)

雨が降って山が白くなりました


雨が降って山が白くなりました

 本州をめちゃめちゃにした台風18号ですが、おかげさまでこちらではそれほど激しい雨風はなく済みました。

 雨が上がった放牧地に牛を出して眺めていて、何かいつもと違うと感じたのですが、それはぺケレべツ岳が白くなっていたためでした。

 もう10月も3分の1が過ぎたのですから、それも不思議なことではありません。

 お蔵入りしそうな秋の名残の写真を何枚か載せて、冬への備えに気持ちを切り替えようと思います。

      
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 朽木の根本に生えたボリボリ。佃煮にして時々食べています。

      
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 漁師(?)の父が釣ってきたアキアジ。沖に出て釣るのでピカピカですが、量的には今年は不漁です。

      
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 母の家庭菜園のカボチャ。何種類も植えたのですが、どれもよくなっています。

      
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 妻が通販で買った「ドリームウィーバー」。去年、花を咲かせすぎて今年は少し疲れ気味です。

      
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 こちらは昨年近所の「緑千」で買った「バラ(としか書いてなかった)」。非常に元気です。


     
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 ところで、秋の花といえばこちら。JRの線路をくぐる地下歩道につながる町道の脇で咲く一面のコスモス。知る人ぞ知る「コスモスおばさん」の労作です。



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 ABOUT
橋本てるあき
橋本牧場(酪農)場主

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