2009年7月14日(火)
高泌乳を支える好体型
放牧・酪農・農業×84
7月11日、清水町ホルスタイン共進会が開催されました。
私が就農したころは、酪農家全員参加の地域対抗戦のような田舎のお祭りでしたが、次第に一部のエリート酪農家によるスペシャルな牛のショウへと変わってきました。
「体型よりも能力」といわれた時代も経て、多くの酪農家が共進会から離れていき、一方で共進会に出る牛のレベルもどんどん上がり、共進会用に交配、育成された牛でなければ通用しなくなっています。
しかし、牛の能力や経済性は乳さえ出れば高くなるわけではなく、高能力を支える体型がなければ生産寿命が短くなり、トータルでのメリットはなくなります。
昔から言われているとおり、「長命・連産・高能力」は体型がしっかりしていなければ実現しません。
共進会に出すことは特殊なことになってしまいましたが、体型の重要性は変わっていません。
共進会ではジャッジングコンテストも行われました。牛の序列を予想投票し、当選者には賞品が贈られました。
私が就農したころは、酪農家全員参加の地域対抗戦のような田舎のお祭りでしたが、次第に一部のエリート酪農家によるスペシャルな牛のショウへと変わってきました。
「体型よりも能力」といわれた時代も経て、多くの酪農家が共進会から離れていき、一方で共進会に出る牛のレベルもどんどん上がり、共進会用に交配、育成された牛でなければ通用しなくなっています。
しかし、牛の能力や経済性は乳さえ出れば高くなるわけではなく、高能力を支える体型がなければ生産寿命が短くなり、トータルでのメリットはなくなります。
昔から言われているとおり、「長命・連産・高能力」は体型がしっかりしていなければ実現しません。
共進会に出すことは特殊なことになってしまいましたが、体型の重要性は変わっていません。
共進会ではジャッジングコンテストも行われました。牛の序列を予想投票し、当選者には賞品が贈られました。
2009年7月2日(木)
直売所オープン
町の話題・その他いろいろ×74
十勝清水直売広場「ぷらあっとほーむ」が、本日7月2日、駅横にオープンしました。
10時の開店を待って列になって待っている人たちを撮ろうと思って出かけたのですが、開店前の陳列の最中からお客さんたちは買い物を始めてしまいました。
直売所のいいところは、生産者とお客さんの会話があるところ。あまり固いことを言っても仕方ありません。
行列にはなりませんでしたが、途切れることなくお客さんが訪れて、昼前に品切れになったものもあったようでした。
農業王国十勝といいながら、地元の農産物は多くが大都市の市場に運ばれ、スーパーに並んでいるのは、町外どころか道外の農産物であることもあるというのが実態です。
地元の野菜を手に取れる機会ができたことは素晴らしいことだと思います。
7月は毎週火・木・土が開店日です。
10時の開店を待って列になって待っている人たちを撮ろうと思って出かけたのですが、開店前の陳列の最中からお客さんたちは買い物を始めてしまいました。
直売所のいいところは、生産者とお客さんの会話があるところ。あまり固いことを言っても仕方ありません。
行列にはなりませんでしたが、途切れることなくお客さんが訪れて、昼前に品切れになったものもあったようでした。
農業王国十勝といいながら、地元の農産物は多くが大都市の市場に運ばれ、スーパーに並んでいるのは、町外どころか道外の農産物であることもあるというのが実態です。
地元の野菜を手に取れる機会ができたことは素晴らしいことだと思います。
7月は毎週火・木・土が開店日です。
2009年7月2日(木)
兼用草地
2009年6月20日(土)
自分に合った草
放牧・酪農・農業×84
6月の放牧地は、よく食われて短くなった草や長く伸びて穂が出てしまった草が混在しています。
短く食われてまた伸びてきた草は栄養価、消化率ともに高く、穂が出てしまった草は栄養価も消化率もかなり低下しています。
当然やわらかく栄養価の高い草が好まれますが、牛たちの採食行動をよく見ていると、分娩後日数の短い牛(写真右)が短い草ばかり選って食べているのに対し、分娩後日数のある程度経ったもの(写真左)は長い草も短い草もかまわずに食べているのがわかります。
分娩後、乳量がすぐにピークを迎えるのに対し、採食量は2カ月近く遅れてピークに達します。このタイムラグによる栄養失調を補うため、採食量がピークになるまでは特に栄養濃度の高いエサを与える必要があります。
牛が自分でそれをやってくれるのが放牧のいいところでもあります。
短く食われてまた伸びてきた草は栄養価、消化率ともに高く、穂が出てしまった草は栄養価も消化率もかなり低下しています。
当然やわらかく栄養価の高い草が好まれますが、牛たちの採食行動をよく見ていると、分娩後日数の短い牛(写真右)が短い草ばかり選って食べているのに対し、分娩後日数のある程度経ったもの(写真左)は長い草も短い草もかまわずに食べているのがわかります。
分娩後、乳量がすぐにピークを迎えるのに対し、採食量は2カ月近く遅れてピークに達します。このタイムラグによる栄養失調を補うため、採食量がピークになるまでは特に栄養濃度の高いエサを与える必要があります。
牛が自分でそれをやってくれるのが放牧のいいところでもあります。